自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

超接写がたのしい秋(3) ~モンシロチョウ,孵化前後~

2017-09-28 | 生物

卵は,産付状況によってはこのように倒れ気味になる場合がよくあります。孵化が近づくと,殻をとおしてからだが見えかけます。側単眼・口が見えています。 

 

上部を見ると,詰まっていたはずの液が減って見えます。

 

体内の濃い黄色の部分が緩やかに動くのが観察できます。

 

葉面に降り立った瞬間です。透明感のあるからだが光ります。ありふれたモンシロチョウの孵化であれ,観察する者のこころを動かす一瞬。

 

誕生後,殻を食べたものの途中から葉を口にし始めました。気まぐれです。

 

 

“生まれる” という事実の重みが伝わってきます。ありきたりのことばですが,種を超えていのちはほんとうに尊いものです。