末期の肺がんであるお父さんが自宅療法をされていました。
家族はお父さんの強烈な咳き込みに堪えかねて、娘さんが選抜されてレイドウレイキを学びに来られました。民間療法はいろいろな癒しの方法があります。私にも何かできることはないかと調べた末にレイキ療法に可能性を感じたようです。
私に何が出来るだろう?誰もが最初にあらわれてくる心の状態ですが、第一段階そして第二段階とレベルアップして徐々に自信をつけていきました。お父さんが咳き込むと娘さんは側に行き胸元に手を置いて差し上げる、レイキヒーリングで咳がだんだん楽になってくる、そのような経験を重ねていくと、ある日お父さんが娘さんを「先生」と呼んだそうです。
「娘が手を置いてくれるだけでこんなに楽になれるなんてほんとうに有難い」と感謝されました。そして第三段階でマスターシンボルの伝授を受けて、人間の尊い命の話を熱心に聞いてくれました、誰も逃れることのできない「死」の現実をしっかり受け取った彼女はいずれくるお父さんの最期をしっかり見守ることを決意したのです。
そして数か月後にその時は来ました、レイキセラピストの彼女は蝋燭の芯が燃え尽きるまで手を置いたそうです。家族が動揺する中で凛として最期まで手を置いて安らかな「死」を迎えることを見届けた彼女はお父さんから感謝の言葉をいっぱい受け取りました。
レイドウレイキを学ばれた受講生は家族のために施療する目的を持たれて研修されている方が多くおいでになります。「命を大切に」家族ができる効果の優れたレイキ療法をご指導しています。