古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

大豆を新方式で脱穀しました。

2011年11月18日 04時28分52秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                
 今年は大豆を抜かずに、草刈り機で刈り取りました。それを稲木には架けず、ブルーシートの上に集めて干しました。毎朝シートを広げて干し、夕方にはシートでカバーしました。おかげで大豆はパリパリに乾いています。そこで雨が降るまえにしてしまおうと、きのうの午後、脱穀しました。
 昼寝のすんだ2時半からかかり、まず集めた大豆の木を長靴で踏みました。木を見るとサヤも枝もくだけて、太い幹だけになっています。例年ブロックの上で、ガラスビンで叩いていましたが、その必要はありません。大小二つの自作の篩(フルイ)を通してサヤや枝をとり除き、脱穀を終りました。2時間30分かかりました。
 このあとの選別は夜なべ仕事です。写真の白い板は、今年から登場した選別器で、たしか道子さんが国華園かどこかのカタログで見つけ、通販で買ったものです。写真でわかりますか。コの字の枠がついていて、奥にゴミ混じりの大豆を入れ、板を傾けるといい大豆は転がり落ち、ゴミと虫食い大豆が残ります。段ボールなどで自作することもできるでしょう。
 簡単な道具ですが、選別作業をしていると気持ちがいいほど能率が上がります。大豆の収量は13キログラムでした。ここから褐斑病、紫斑病、ムシ食いの大豆を除くと12キロ足らずになるでしょう。我が家では味噌つくりに7,5キログラムを使い、あとは煮豆として食べます。なんとか間に合いますがもう少し収量が多くてもいいかな。
 この畑を借りた年は、直播きで「二本植え」にしました。播いてから二週間は防鳥ネットを張りました。この年の収量は28キログラムあり、300グラムの袋をつくっておいて、よく人にあげました。翌年も同じように収穫できました。でもたった二週間のために防鳥ネットを張るのは手間だし、それに二本植えだと葉が混んで、アセビなどの煎じ薬をかけにくい。それより一本植えにして、風通しをよくしよう。ということで去年、今年と苗立てした大豆を40センチ間隔で一本植えにしました。
 特に今年なんか大豆はほとんどムシ防除をしていません。小豆や黒豆に手がかかり、大豆まで手がまわりませんでした。畝間の耕運と土寄せ、それに除草はできましたが、アセビなどの煎じ薬と一度かけたかな、という程度です。それでもまあまあの出来具合です。
 来年どうするか。いまのところ、直植えで二本立てにする。というほうに傾いています。
   
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