問・過去に調査した危険ブロック塀等の現状は
答・11月時点で、通学路の改修4件、緊急輸送道路等1件、合計で5件が改修済み。
このほか年度内の改修予定は、3件で、これらを除くと、通学路8件、緊急輸送道路等5件、併せて13件が未改修の状況になっている。改修ができない理由は、相続の手続き中、建築物の立て替え予定がある、費用が高額で早期の改修が難しいなどとなっている。
問・お隣の大和市では市内全域の調査を行っているが、綾瀬市でも同じように調査を行わないか。
答・市内全域の調査は実施する予定はない。
問・通学路及び緊急輸送道路等の再調査を行わないか。
答・通学路につきましては、大阪府北部地震を受け、新制度による点検基準に基づき再調査を実施いたしました。その結果、新制度による点検基準で該当する危険ブロック塀として、160件を確認いたしました。
なお、緊急輸送道路等の再調査は実施しておりません。
緊急輸送道路沿道のブロック塀につきましては、昨日の井上議員の質問でもありましたが、国土交通省の政令の改正がありましたので、その内容を確認したうえで必要があれば調査を実施してまいります。
問・綾瀬中学校通学路の万年塀について、震度幾つまで耐えられるのか。
答・万年塀は柱やパネル等の部材が、塀の高さ等によって規格化され工場製作され現場で組み立てた鉄筋コンクリート組立塀です。建築基準法施行令では、ブロック塀、間知石に対する規定はあるが、万年塀に対する構造の規定はない。通学路の万年塀が震度いくつまで耐えられかについては、設置した所有者又は施工業者でないため、答える事は出来ない。
問・市は土地所有者に対して確認をしないのか。
答・震災後、万年塀の設置者を訪問し、状況等を確認した。年1回の万年塀の専門的な点検を実施し、不具合等を発見した場合は、修繕等を行い、日頃から施設等の安全性の確保に努めている。
問・耐震化に係る新制度の活用状況は
答・延べ23か所の危険ブロック塀等耐震化事業の補助申請があった。内容は、通学路13件、緊急輸送道路等2件、その他8件となっている。