浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「ブッダのことば」より。

2016-11-30 00:08:47 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

        ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
               第三 大なる章 

                五、マーガ

494、偽りもなく、慢心もなく、貪欲を離れ、わがものとして執することなく、
     欲望をもたぬ人々がいる。
     ―――そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。
     ―――バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

494、実に諸々の愛執に耽らず、すでに激流を渡りおわって、
     わがものという執着なしに歩む人々がいる。
     ―――そのような人々にこそ供物をささげよ。
     ―――バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

495、この世でもかの世でも、いかなる世界についても、
     移りかわる生存への妄執の存在しない人々がいる。
     ―――そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。
     ―――バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。


             ~ 感謝・合掌 ~

 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ブッダのことば」より。

2016-11-29 00:10:00 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

        ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
               第三 大なる章 

                五、マーガ


491、一切の結び・縛めを断ち、みずから慎み、解脱し、苦しみなく、
      欲求のない人々がいる。
      ―――そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。
      ―――バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

492、一切の結び・縛めから解き放たれ、みずから慎み、解脱し、苦しみなく、
      欲求のない人々がいる。
      ―――そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。
      ―――バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

493、貪欲と嫌悪と迷妄とを捨てて、煩悩の汚れを滅しつくし、
     清らかな行いを修めている人々がいる。
     ―――そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。
     ―――バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。


              ~ 感謝・合掌 ~ 



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ブッダのことば」より。

2016-11-28 00:15:15 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
               第三 大なる章 

                五、マーガ

488、尊い師は答えた、「マーガよ。施しの求めに応ずる在家の施主、
     福徳をもとめ福徳をめざして供物をささげる人が、
     この世で他人に飲食物を与えるならば、
     まさに施与を受けるにふさわしい人々とともに目的を達成することになろう。」

489、マーガ青年はいった、「施しの求めに応ずる在家の施主、
     福徳をもとめて福徳をめざして供物をささげる人が、
     この世で他人に飲食物を与えるに当たって、
     〈まさに施与を受けるにふさわしい人々〉のことをわたしに説いてください。
     先生!」

490、実に執着することなく世間を歩み、自己を制した〈全き人〉がいる。
     ―――そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。
     ―――バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。


              ~ 感謝・合掌 ~

 


      





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ブッダのことば」より。

2016-11-27 04:03:07 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

        ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
               第三 大なる章 

                五、マーガ

わたくしが聞いたところによると、
―――或る時尊き師(ブッダ)は、王舎城の〈鷲の峰〉という山におられた。
そのときマーガ青年は師のおられるところに赴いた。
そこに赴いて師に挨拶した。
喜ばしい、思い出の挨拶のことばを交わしたのち、
かれらは傍らに坐した。

そこでマーガ青年は言った、―――
「ゴータマ(ブッダ)さま。わたくしは実に、与える人、施主であり、寛仁にして、
他人からの施しの求めに応じ、正しい法によって財を求めます。
そのあとで、正しい法によって獲得して儲けた財物を、一人にも与え、二人にも与え、
三人にも与え、四人にも与え、五人にも与え、六人にも与え、七人にも与え、
八人にも与え、九人にも与え、十人にも与え、二十人にも与え、三十人にも与え、
四十人にも与え、五十人にも与え、百人にも与え、さらに多くの人にも与えます。
ゴータマさま。わたしがこのように与え、このようにささげるならば、
多くの福徳を生ずるでしょうか。」

「青年よ。実にあなたがそのように与え、そのようにささげるならば、
多くの福徳をしょうずる。
誰であろうとも、実に、与える人、施主であり、寛仁にして、施しの求めに応じ、
正しい法によって財を求め、そのあとで、法によって獲得して儲けた財物を、
一人にも与え、さらにつづいては百人にも与え、さらに多くの人にも与える人は、
多くの福徳を生ずるのである。」
そこでマーガ青年は詩を以って呼びかけた。

487、マーガ青年がいった、「袈裟を着け家なくして歩む寛仁なるゴータマさまに、
わたくしはお尋ねします。
この世で施しの求めに応ずる在家の施主、福徳をめざして供物をささげ、
他人に飲食物を与える人が、祀りを実行するときには、
何者にささげた供物が清らかとなるでしょうか。」


         ~ 感謝・合掌 ~



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ブッダのことば」より。

2016-11-26 01:07:23 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
              第三 大なる章 

        四、スンダリカ・バーラドーヴァジャ

486、目覚めた人(ブッダ)であるあなたさまは、
      お供えの菓子を受けるにふさわしい。
      あなたは最上の福田であり、全世界の布施を受ける人であります。
      あなたにさし上げた物は、果報が大きいです。」

そこでバラモンであるスンダリカ・バーラドーヴァジャは、尊き師にいった。
「すばらしいことです、ゴータマ(ブッダ)さま。
すばらしいことです。ゴータマさま。
あたかも倒れた者を起こすように、覆われたものを開くように、
方角に迷った者に道を示すように、
あるいは『眼ある人々は色やかたちを見るであろう』といって
暗闇の中に灯火をかかげるように、ゴータマさまに帰依したてまつる。
また法と修行僧のつどいに帰依したてまつる。
わたくしはゴータマさまのもとで出家し、完全な戒律(具足戒)を受けたいものです。」
そこでバラモンであるスンダリカ・バーラドーヴァジャは、師のもとで出家し、完全な
戒律を受けた。

それからまもなく、このスンダリカ・バーラドーヴァジャさんは独りで他から遠ざかり、
怠ることなく精励し専心していたが、まもなく、無上の清らかな行いの究極―――
諸々の立派な人たち(善男子)はそれを得るために正しく家を出て家なき状態に
赴いたのであるが―――を現世においてみずからさとり、証し、具現して日を送った。
「生まれることは尽きた。清らかな行いはすでに完成した。
なすべきことをなしおえた。
もはや再びこのような生存を受けることはない」とさとった。
そうしてスンダリカ・バーラドーヴァジャさんは聖者の一人となった。


              ~ 感謝・合掌 ~ 



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ブッダのことば」より。

2016-11-25 00:06:59 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

     ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
              第三 大なる章 

        四、スンダリカ・バーラドーヴァジャ

483、「争いを離れ、心に濁りなく、諸々の欲望を離脱し、
       ものうさを除き去った人、

484、限界を超えたもの(煩悩)を制し、生死を究め、
       聖者の徳性を身に具えたそのような聖者が祭祀のために来たとき、

485、かれに対して眉をひそめて見下すことをやめ、
      合掌してかれを礼拝せよ。
      飲食物をささげて、かれを供養せよ。
      このような施しは、成就して果報をもたらす。」


            ~ 感謝・合掌 ~



小生が管理・更新している恩師「長尾弘」先生の関連ブログです。
皆様のご訪問をお待ちしております。

① 「神の御心」「自己をみつめる」「心行の解説」
http://blogs.yahoo.co.jp/tenzenhana
② 「光の天使」御講演「ブッダのことば」
http://blog.goo.ne.jp/minraianko 
③ 「神癒の奇蹟」御講演「心身の神癒」
http://blog.goo.ne.jp/kaminoiyashi 
④ 恩師「長尾弘」先生垂訓 御著書「心行の解説」(上下)
「講演集」(1,2,3)
http://blog.goo.ne.jp/hanatenzen 
⑤ 恩師「長尾弘」先生御著書「真理を求める愚か者の独り言」
「歌集」 
http://blog.goo.ne.jp/eikawa-tenzen 
⑥ 恩師「長尾弘」先生御著書「思いの中に生きる」 
http://blog.goo.ne.jp/omoinonakani




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ブッダのことば」より。

2016-11-24 02:32:52 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

        ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
              第三 大なる章 

         四、スンダリカ・バーラドーヴァジャ

480、「詩を唱えて得たものを、わたくしは食うてはならない。
      バラモンよ、これは正しく見る人々(目覚めた人々、諸仏)のなすきまりではない。
      詩を唱えて得たものを(目覚めた人々、諸仏の)行いのしかたを(実践法)である。

481、全き者である大仙人、
      煩悩の汚れをほろぼし尽くし悪行による悔恨の消滅した人に対しては、
      他の飲食をささげよ。
      けだしそれは功徳を積もうと望む者の(福)田であるからである。」

482、「先生!わたくしのような者の施しを受け得る人、
      祭祀の時に探しもとめて供養すべき人、をわたくしは
      ―――あなたの教えを受けて
      ―――どうか知りたいのです。


               ~ 感謝・合掌 ~


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ブッダのことば」より。

2016-11-23 00:09:50 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
              第三 大なる章 

        四、スンダリカ・バーラドーヴァジャ

477、自己によって自己を観じて(それを)認めることなく、
     こころが等しくしずまり、身体が真直ぐで、みずから安立し、動揺することなく、
     心の荒みなく、疑惑のない〈全き人〉(如来)は、
     お供えの菓子を受けるにふさわしい。

478、迷妄にもとづいて起こる障りは何ら存在せず、
     あらゆることがらについて知見あり、
     最後の身体をたもち、めでたい無上のさとりを得、
     ―――これだけでも人の霊は清らかとなる。
     ―――〈全き人〉(如来)は、
     お供えの菓子を受けるにふさわしい。

479、「あなたのようなヴェーダの達人にお会いできたのですから、
     わが供物は真実の供物であれかし。
     梵天こそ証人としてみそなわせ。
     先生!ねがわくはわたくしから受けてください。
     先生!ねがわくはわがお供えの菓子を召し上がってください。」


             ~ 感謝・合掌 ~ 





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ブッダのことば」より。

2016-11-22 00:08:34 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

      ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 

  
              第三 大なる章 

        四、スンダリカ・バーラドーヴァジャ

474、欲望にもとづくことなく、遠ざかり離れることを見、
     他人の教える異った見解を超越して、
     何らこだわってとらわれることのない〈全き人〉(如来)は、
     お供えの菓子を受けるにふさわしい。

475、あれこれ一切の事物をさって、
     それらが除き去られ滅びてしまって存在しないで、
     平安に帰し、執着を滅ぼしつくして解脱している〈全き人〉(如来)は
     お供えの菓子を受けるにふさわしい。

476、煩悩の束縛と迷いの生存への生まれかわりとが滅び去った究極の境地を見、
     愛欲の道を断って余すところなく、清らかにして、過ちなく、汚れなく、
     透明である〈全き人〉(如来)はお供えのお菓子を受けるにふさわしい。



                 ~ 感謝・合掌 ~ 




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ブッダのことば」より。

2016-11-21 01:28:36 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
              第三 大なる章 

        四、スンダリカ・バーラドーヴァジャ

471、こころをひとしく静かにして激流をわたり、
     最上の知見によって理法を知り、煩悩の汚れを滅しつくして、
     最後の身体をたもっている〈全き人〉(如来)は
     お供えの菓子を受けるにふさわしい。

472、かれは、生存の汚れも、荒々しいことばも、
     除き去られ滅びてしまって、存在しない。
     かれはヴェーダに通じた人であり、
     あらゆることがらに関して解脱している〈全き人〉(如来)は、
     お供えの菓子を受けるにふさわしい。

473、こころの執着をすでに断って、何らとらわれるところなく、
      この世についてもかの世についてもとらわれることがない(全き人)(如来)は、
      お供えのお菓子を受けるにふさわしい。


                ~ 感謝・合掌 ~ 



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ブッダのことば」より。

2016-11-20 00:10:47 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

    
              第三 大なる章 

        四、スンダリカ・バーラドーヴァジャ

468、全き人(如来)は、平等なるもの(過去の目覚めた人々、諸仏)と等しくして、
     平等ならざる者どもから遙かに遠ざかっている。
     かれは無限の智慧あり、この世でもかの世でも汚れに染まることがない。
     (全き人)(如来)はお供えの菓子を受けるにふさわしい。

469、偽りも無く、慢心もなく、貪欲を離れ、わがものとして執着することなく、
     欲望をもたず、怒りを除き、こころ静まり、憂いの垢を捨て去ったバラモンである
     (全き人)(如来)は、お供えのお菓子を受けるにふさわしい。

470、こころの執着をすでに断って、何らとらわれるところなく、
     この世についてもかの世についてもとらわれることがない(全き人)(如来)は、
     お供えのお菓子を受けるにふさわしい。


             ~ 感謝・合掌 ~ 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ブッダこのとば」より。

2016-11-19 02:10:36 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

 

         ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

              三 大なる章 

        四、スンダリカ・バーラドーヴァジャ

465、貪欲を離れ、諸々の感官を静かにたもち、
     月がラーフの捕らわれから脱したように(捕らわれることのない)人々―――
     そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。
     ―――バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば、

466、執着することなくして、常に心をとどめ、
     わがものと執したものを(すべて)捨て去って、
     世の中を歩き廻る人々、―――そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。
     ―――バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば、

467、諸々の欲望を捨て、欲にうち勝ってふるまい、
     生死のはてを知り、平安に帰し、清涼なること湖水のような(全き人)
     (如来)はお供えの菓子を受けるにふさわしい。

 


             ~ 感謝・合掌 ~ 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ブッダのことば」より。

2016-11-18 00:08:13 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
              第三 大なる章 

         四、スンダリカ・バーラドーヴァジャ

462、生まれを問うことなかれ、行いを問え。
     火は実にあらゆる薪から生ずる。
     賤しい家に生まれた人でも、聖者として道心堅固であり、
     恥を知って慎むならば、高貴の人となる。
 
463、真実もてみずから制し、(諸々の感官を)慎み、
     ヴェーダの奥義に達し、清らかな行いを修めた人、
     ―――そのような人にこそ適当な時に供物をささげよ。
     ―――バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

464、諸々の欲望を捨てて、家なくして歩み、
     よくみずからを慎んで、梭(ひ)のように真直ぐな人々、
     ―――そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。
     ―――バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。


         ~ 感謝・合掌 ~ 




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ブッダのことば」より。

2016-11-17 00:20:23 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
              第三 大なる章 

        四、スンダリカ・バーラドーヴァジャ

459、バラモンがいった、「わたくしはヴェーダの達人であるこのような立派な
     お方にお目にかかったのですから、実にその方に対する(わたくしの)献供は
     きっと効果があるでしょう。
     (以前には)あなたのような方にお目にかからなかったので、
     他の人が献供の菓子(のおさがり)を食べていたのです。」

460、(師は答えた)、「それ故に、バラモンよ、あなたには求めるところがあって
     求めてきたのであるから、こちらに近づいて問え。
     恐ろしくここに、平安で、(怒りの)煙の消えた、苦しみなく、
     欲求のない聡明な人を見出すであろう。」

461、(バラモンがいった)、「ゴータマ(ブッダ)さま。
     わたしは祭祀を楽しんでいるのです。
     祭祀を行おうと望むのです。
     しかしわたくしははっきりとは知っていません。
     あなたはわたくしに教えてください。
     何にささげた献供が有効であるかを言ってください。」
     (師が答えた)、「では、バラモンよ、よくお聞きなさい。
     わたしはあなたに理法を説きましょう。


                ~ 感謝・合掌 ~




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ブッダのことば」より。

2016-11-16 00:16:17 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

      ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
              第三 大なる章 

          四、スンダリカ・バーラドーヴァジャ

456、わたしは家なく、重衣を着け、髯髪を剃り、
     こころを安らかならしめて、この世で人々に汚されることなく歩んでいる。
     バラモンよ。
     あなたがわたしに姓をたずねるのは適当でない。

457、「バラモンはバラモンと出会ったときにには、
    『あなたはバラモンではあられませんか?』
    とたずねるものです。
    「もしもあなたがみずからバラモンであるというならば、
    バラモンでないわたしに答えなさい。
    わたしは、あなたに三句二十四字より成るかのサーヴィトリー賛歌のことを
    たずねます。」

458、「この世の中では、仙人や王族やバラモンというような人々は、
    何のために神々にいろいろと供物を献じたのですか?」
    (師が答えた)、「究極に達したヴェーダの達人が祭祀のときに或る(世俗の人の)
    献供を受けるならば、その(世俗の)人の(祭祀の行為は)効果をもたらす、
    とわたくしは説く。」


                 ~ 感謝・合掌 ~


 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする