~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第三 大なる章
四、スンダリカ・バーラドーヴァジャ
459、バラモンがいった、「わたくしはヴェーダの達人であるこのような立派な
お方にお目にかかったのですから、実にその方に対する(わたくしの)献供は
きっと効果があるでしょう。
(以前には)あなたのような方にお目にかからなかったので、
他の人が献供の菓子(のおさがり)を食べていたのです。」
460、(師は答えた)、「それ故に、バラモンよ、あなたには求めるところがあって
求めてきたのであるから、こちらに近づいて問え。
恐ろしくここに、平安で、(怒りの)煙の消えた、苦しみなく、
欲求のない聡明な人を見出すであろう。」
461、(バラモンがいった)、「ゴータマ(ブッダ)さま。
わたしは祭祀を楽しんでいるのです。
祭祀を行おうと望むのです。
しかしわたくしははっきりとは知っていません。
あなたはわたくしに教えてください。
何にささげた献供が有効であるかを言ってください。」
(師が答えた)、「では、バラモンよ、よくお聞きなさい。
わたしはあなたに理法を説きましょう。
~ 感謝・合掌 ~