浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「垂訓」

2023-12-31 06:16:55 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
 
恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


        第三章 天上界への道

     ◆人々の喜びが無限のエネルギー◆

先の続き・・・

朝まで寝ないことも珍しくありません。
自分の身を、生命を燃え上がらせております。
燃え尽きてしまいたいと思っています。
燃え尽きたら、あの世に帰らせてもらえばいいのです。
精一杯この命を燃え上がらせて、その結果として
一人でも多くの方から「会えてよかった」と、
喜んでいただけたら、使命は果たせたことになります。

命を賭けて法を実践させていただいております。
「命を捨てるものは命を得る」又、
「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあり」という言葉がありますが、
肉体の命は関係ありません。
だから、無限の命、無限のエネルギーが与えられます。
こんなことが人間としてできるのかと思うほど
不思議なことを見せていただきます。
お招きいただきますと、どこへでも飛んでゆきます。
その時は、ただのご奉公、いっさいの報酬は求めません。


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ご報告

2023-12-30 19:28:28 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

※ ご報告

ブログ名:垂訓 URL:http://blog.goo.ne.jp/hanatenzen 
当ブログの開設日より現在までのトータル訪問者数、
並びにトータル閲覧回数をご報告申し上げます。
開設日:(2008-11-11)から本日現在(2023-12-30)
までの5,527-195=5,332日間で:
(不可抗力で投稿できなかった日数を195日として計算しています)

トータル訪問者数:567,848名     一日平均:107名
トータル閲覧回数:1,438,739回    一日平均:270回

沢山の皆様の当ブログへの訪問ならびに閲覧ありがとうございました。
恩師「長尾弘」先生も天上界で大変喜んでおられることとご推察致します。
微力ながら、小生も皆さまのご健康とご多幸をお祈りさせていただきながら、
日々当ブログの更新・管理をさせて頂いております。
今後とも宜しくお願い致します。
ありがとうございました。



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「垂訓」

2023-12-29 23:58:31 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
 
恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


                 第三章 天上界への道

             ◆人々の喜びが無限のエネルギー◆

どこへ行こうと神様といっしょであるということを
実感していただきやすいように、
体験を書かせていただくことにします。
まず、神様は光であり愛であり、命でありエネルギーであります。
自分の心の状態が真に神様の御心と一つになっていくと、
これらをいただいて自分の内に感じさせていただけます。
私は常に全国を飛び回っております。

休ませていただくのは、だいだい夜中の二時、三時前後です。
最近では、一週間ほど皆さんと中国に行きまして、浄心庵に帰り着いた晩に、
地方まで帰られるのに一泊された方々と夜中まで習字を習い、
れから明け方まで一人で書いていたことがありました。
その日はまた午後から夜中までこの本を作るための打ち合わせがありました。



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「垂訓」

2023-12-29 00:05:37 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
 
   恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


               第三章 天上界への道

       ◆悪い方角など関係ない――ご神体そのものの地球◆

先の続き・・・

世の中には様々な霊格を持った異なる段階の方々がおられます。
その中には普通人以下の人格・霊格を持った「迷わせ人」という存在があります。
なぜなら、必ず、この迷わせ人にひっかかる「迷い人」がいるからです。
それでないと迷わせ人は仕事になりません。
迷わせ人の一種である低級な霊能者や占い師、予言者には人の悩み苦しみにつけこんで、
相手を脅かし、不安を与えるようなことばかり伝え、
ちっとも当の問題そのものを解決してあげられない方があります。

あるいは解決して挙げるからと言って、高額なお金を要求してくる方もあります。
そう言う人々の餌食である「迷い人」にならないためにも、
自らが光となり、神の御心を行えるようになることです。
何処へ行っても、何処に居ても、またどんな状態であっても、常に安心しているためには、
いつも「我、神とともにあり。神、我とともにあり」という思いを持ち続けることです。

人間の都合によって、その国を治めた権力者や宗教指導者らの都合によって、
いろいろと自分たちに都合のよいように作りあげただけの話しです。
そうして定められたものが、場所や方角の迷信として世に広まっていったものです。
地球は神のご神殿であり、ご神体です。
地球上どこへ行きましても大いなる神の手の届かない場所というのはどこにもありません。
トイレでも、お風呂でも、暗闇でも、山に登っても、海の中にもぐっても、
全部神様の中にあります。



               

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「垂訓」

2023-12-28 00:18:28 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

 恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


               第三章 天上界への道

      ◆悪い方角など関係ない――ご神体そのものの地球◆

先の続き・・・

何事も中道を失ってはなりません。
不安を与えるような情報を心に入れたり、
またあれこれと取り越し苦労をするならば、
もうその行為自体が神の御心に反しています。
神様は、「自らの心を苦しむることなかれ」と仰せられます。
お釈迦様の弟子が或る時、師に対して質問しました。
「人が惑い少なく生きるには、どのようにしたらいいでしょうか」

お釈迦様は次のように答えられました。
「人がそのように生きたいのであれば、星を占ってはならない。
点変地変を占ってはならない。
あらゆる相を占ってはならない。
占ってもらってもならない。
そのように生きた時、惑い少なく生きるであろう」
惑いとは迷い苦しむことです。


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「垂訓」

2023-12-26 23:57:47 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
 
 恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


               第三章 天上界への道

      ◆悪い方角など関係ない――ご神体そのものの地球◆

先の続き・・・

ドッジボールほどの地球儀を持ってくれば、
日本の面積は小指ほどもないでしょう。
そこにある何県の何市などといったらもう針の先で
突つくほどもない小さなものです。
そんなところだけ神様がおられるなどということがありましょうか。
神様は遍在されています。
ちょうど太陽の光が地球に平等に降り注いでいるごとく、
あまねく神様の光は届いております。
私たちの住む地球を包んでいます。

日本だけにおられる神様で、外国におられない神様であれば、
これは世界に通用しない神様です。
日本なら日本だけ、韓国なら韓国だけ、
その国だけしか通じない教えであれば、それは
正法ではない、つまり真理ではあり得ません。
今お話させていただいている教えは、
宇宙の果てまで行ってもこの同じ話をさせていただきましても、
「ああなるほどそうか、そのとおりだ」と、通じる話です。
ただ、私たちの心の中にも同じ神様の意識の光が隅々まで
照らしてくださっているのだと強い信念で思い、
それを日々の生活の中でさらに深め、
体験と行いを通して自覚していくことです。
方角を気にされたり、占いや予言などに頼るあまり、
かえって心に不安をいだかれる方も
いらっしゃいます。



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「垂訓」

2023-12-26 00:04:19 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

    恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


             第三章 天上界への道

   ◆悪い方角など関係ない――ご神体そのものの地球◆

私たちの肉体こそ「神の宮」として、神が造られた神殿です。
どんな科学の進歩によっても、それは造ることのできないものです。
また、この巨大な宇宙そのものも大神体であり、地球もその一つです。
神様にお参りするにはどこそこへ行かなくてはならない」とか、
「神社の便所を掃除したらうまくゆくのや」とか言いますが、
この地球そのものが神の御姿の現れであり、ご神体です。

それなのに、
定められた場所に行かなくては神様はいらっしゃらない
などということはあろうはずはありません。
方角が悪いとかなんとか言いますが、
神様のお体の中に悪い所があるわけがありません。
何処へ行きましても、神様の慈愛は満ち満ちています。
たとへトイレの中であっても、
生まれたままの姿でお湯につかるお風呂の中であっても、
例外ではありません。
正神殿とか御本尊とかおみたまとか称するものを高額なお金で
信者に頒布している方がいますが、これもおかしなことです。


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「垂訓」

2023-12-25 03:03:43 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

         恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


               第三章 天上界への道

     ◆完全無欠の神様が私たちの中に命として生きていてくださる◆

先の続き・・・

これが神様の御心であり、大宇宙を動かしている意識と
同根同質のものです。
それはすべてを生かし、育もうとする愛の意識であり、
すべてを調和へと導く永遠にして
変わることのない巨大な意識です。
一人一人の心の奥に、内在する智慧に到達する教えである
般若心経で説かれている「内在する智慧」があります。
これが神我の神意識です。

そこに到達するのに、この神我を覆っている思いの曇りを
除く必要があります。
座禅して空を求めるのもその一つの方法です。
空になると努力というのは自己保存と自我我欲を滅し、
神我を求めることです。
そうすると、「色即是空 空即是色」という形にも何ものにも
とらわれない境地に達します。
しかし、別に誰もがそんな難しい修行をしなくてもよいのです。
当たり前の日常生活の中で、神様の御心を行なわせていただき、
もしそこから外れた行為をし、思いを出してしまったら、
早めに反省し、その分だけつぐないの善き行為をすればいいのです。


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「垂訓」

2023-12-24 00:15:08 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
 
  恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


               第三章 天上界への道

     ◆完全無欠の神様が私たちの中に命として生きていてくださる◆

先の続き・・・

意識するとしないとに拘わらず、
その心の命令によって肉体が行動します。
ところが、本来は自由自在で無限の広がりを持つ心が肉体に同化して、
肉体が自分だと錯覚するところから、その自由性を奪われてしまいます。
私たちはそれぞれの個体を持っていますから、
一人一人の身体も心もバラバラで、
ちょうど海面の上に多くの島が点在しているように、
個々別々に分離しているかのように思っています。
しかし、それはそんなふうに見えるだけです。

寝ている時は意識が肉体を離脱しています。
幽体や霊体というもっとも波動の微妙な体に移り、
あの世に行ってそこで浄められたり、
エネルギーをいただいたり、修行したりしています。
私たちは昼間起きている時は、
10パーセントにすぎないと言われる表面の意識にいますが、
寝ている間はもっと深いところへ下りて行き、
90パーセントを占める潜在意識に
近い想念帯の中で夢を見たり、
それで魂の汚れが浄化されたりしています。

奥に行けば行くほど、個人の記憶や個人の感情想念の
記録された自我意識や個体意識の
部分は少なくなり、やがて海底ではすべてが
地続きとなっているように、集団や人類の
意識になり、最後にはそれさえも超越した
宇宙意識とか神意識と呼ばれるレベルにまで
到達してしまいます。



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「垂訓」

2023-12-23 00:15:43 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

  恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


               第三章 天上界への道

     ◆完全無欠の神様が私たちの中に命として生きていてくださる◆

先の続き・・・

この私たちを取り巻く大自然も大宇宙も、
すべて神様の意識の現れでないものはありません。
言ってみれば、それらは神様の御心の表現された神様のご神体です。
私たちの肉体もけっして自分のものではなく、
神様から貸していただいているもので、
いつの日にかそれをお返しして、
あの世に帰らなければならない借り物にすぎません。
この肉体が自分のものならば、
「私は年をとりたくない」と思えば、年をとらないはずですし、
「白髪よ消えよ」と言えば消えなくてはならないはずですが、
これはどんな方でも思いどおりにはゆきません。

肉体は時とともに移ろい変わる無常なものです。
こんなものに執着していては、心ははなはだ不自由です。
しかし、この借り物の肉体を動かしている
生命エネルギーは形こそ見えませんが、
大自然や大宇宙を動かしているのと同じ一つの意識の働きです。
この姿なきものを神様と呼んでおりますが、
この意識の中心が私たちにも与えられた心です。
私たちは何をするにもまず心を動かし、心を遣います。


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「垂訓」

2023-12-22 00:14:23 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
  
 恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


                第三章 天上界への道

       ◆完全無欠の神様が私たちの中に命として生きていてくださる◆

先の続き・・・

四行目に示されるのは、姿ある天地自然や
万象万物の中でも特に人間のことで、
これも神の表現として形ある肉体を与えられ、地上に生かされております。
三行目の「姿なくては生きとし生けるものを生かさんその生命を見よ」とは、
形あるものの背後にあって生命の原動力、エネルギーを与えている
存在としての神を知りなさいということです。
神というものがなければ、すべてのものには魂も命も宿らぬことになり、
ただの物体、物質ということになってしまいます。
人間も同様です。

だから、四行目、五行目では
「汝らを姿あるものとしてこの地上に生じせしめ、
姿なき汝らの神我となりて、我は証せん」というのです。
つまり、あなたたち人間を肉体ある存在として地上に生かしながら、
私の存在を証し示すことにしようということです。
どうやって、証し示すかといったら、
各人の肉体の器の中に神の分け御霊である
神の御心の一部が最初から注ぎ入れられ、
それがだんだんと完全に現わされてくるにしたがい、
人間が神そのものの行為をこの地上に現わし、人間がまさしく神の子であり、
神と人間は常にともにあり、
一つであるということがはっきりとしてくるという過程においてなのです。

科学が客観性を重んじるのに対して、宗教は体験を重んじてきました。
科学は証明できないものは真理として認めません。
しかし、神の存在は否定しても、
自然のエネルギーを否定できる人はありません。
大宇宙、大自然のエネルギーと呼ぶか、神と呼ぶかの違いだけです。
私たちは、ただ自分たちの心の内奥に、
神様の御心がそのままに分け与えられた神我を見出すことによってのみ、
神様の存在というものを知ることができるのです。

これは一人一人の体験の中でのみわかることですから、
「太陽の心」として前に示したような神の御心にかなう言葉と
思いと行いを実行した時に、
それがだんだんと本物の体験になってくるはずです。
これをやるやらないはもちろん各人の自由です。
ただ、真実の生き方というものを求めるのであれば、
どうしても避けて通ることのできない道なのです。

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「垂訓」

2023-12-21 00:10:37 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

    恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


                 第三章 天上界への道

         ◆完全無欠の神様が私たちの中に命として生きていてくださる◆

神様は私たちの目には見えません。
しかし、目には見えなくても神様を知る方法はあります。
それを神様ご自身が教えてくださっているのです。
そのことは、神様のおおせられる御言葉によってよくわからせていただけます。

我は姿あって姿なし
姿あっては天地自然・万象万物の中に我が姿を見よ
姿なくては生きとし生けるものを生かさんその生命を見よ
汝らを姿あるものとしてこの地上に生じせしめ
姿なき汝らの神我となりて、我は証しせん

二行目の天地自然・万象万物とは、山や川や草木や動植物、
そして星々や月や雨や風など、
あらゆる自然、命あるもの、天象の一切を言います。
たとえば、初夏の青々とした稲田のひとつにしても、
ある人はその美しさを俳句に詠み、
また或る人は私たちの命を育んでくれるお米とそれを作る人々に
感謝をしたい気持ちに駆られることでしょう。
その美しいなあと思う心とありがたいなあと思う心と同時に、
私たちはその美しさやありがたさを与えてくれる
稲田の奥に神の御心を見出すことができます。

「なんだ、ただの田圃じゃないか」と、それを見てもなんとも
思わないことだってできるわけです。
しかし、美に感動し、生命の糧に対し深い感謝の念を
抱けるほどの微妙な波動の心になれば、
自ずとそこに目には見えないけれども、いや、目に見えないからこそ、
それだけ厳かな気持ちとともに、
尊い神の存在というものを感じないわけにはまいらなくなるのです。
雨の音に神の足音を聞き、風の中に神の声を聞く。
形あるものをただ形あるものとして見ることができないうちは、
神を知ることも難しく、この世の表面の出来事とかお金などに引き回され、
翻弄されて生きなくてはならないので、
人間はなかなか救われません。


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「垂訓」

2023-12-20 00:01:36 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

      恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


            第三章 天上界への道

     ◆癌の激痛から悔い改めて安楽往生した九十歳の老婆◆

先の続き・・・

おばあちゃんは、「有難うございました」と言って、
安らかに亡くなられたということです。
そして、驚くべきことにそのおばあちゃんの皺だらけのお顔が、
皺一本ないツルツルのお顔になられたということです。
この出来事で思いました。
人間は、たとえ九十年もの間、間違った人生を送ってきても、
その死の間際に法に触れて
自分の間違いに目覚め、「えらい間違いを犯しました。

どうぞゆるしてください」と必死で
お詫びできたら、必ず赦していただけるということです。
安らかなお顔で皺がなくなったのはその証しです。
法とはまことに有難いものだと思います。
しかし、よいことを聞いたといって死ぬまで
好き勝手に生きて死ぬ前に
お詫びすればよいと思わないでください。
私の話を聞いた以上、ご自分の良心が
自分を責め裁くことが起きます。


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「垂訓」

2023-12-19 00:03:15 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


            第三章 天上界への道

     ◆癌の激痛から悔い改めて安楽往生した九十歳の老婆◆

先の続き・・・

すると、一時間もしないうちに痛みはすうっと消えてしまいました。
おばあちゃんは、「己が悪かったんじゃ」と言って泣き叫んで、
「神様かんにんしてください。己の生き方が間違っていました」
と泣いて泣いて詫びられたのです。

そこへたまたま本家の兄さん夫婦が見舞いに来られまして、
部屋に入るやその声を聞き、
「このクソ婆は死ぬ時になってもまだお前が悪いと言っている」
と言って、夫婦で顔を見合わされたそうです。
しかし、弟さんが「いやいや、兄さん、違うんや。
このテープをかけると痛みがなくなり、
自分が悪かった、かんにんしてくれなはれと泣き出したや」
と説明しました。
兄さん夫婦も、それはよかったと喜びました。
それから、まったく痛みも苦しみもないまま
三日間安らかに過ごされて、
四日目に安楽往生なさいました。


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「垂訓」

2023-12-18 00:09:48 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
 
 恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


            第三章 天上界への道

     ◆癌の激痛から悔い改めて安楽往生した九十歳の老婆◆

先の続き・・・

二、三年もしないうちにその時はやってまいりました。
息子さんが「やっぱり先生の言われたとおりです。
もう癌で入院させているんですが、
苦しんで痛がってたいへんです。
お医者さんが痛み止めを打ってくださっても効かず、
転げ回るんです。子としてこんな辛いことはおまへん。
なんとかしてください」とおっしゃるのです。

「しゃあ、どのテープでもよいから持っていって
聞かせてあげてください」と言うと、
「でも、そんなテープを聞ける状態と違います」と言われます。
確かにその苦しみというのはたいへんなようで、
頭髪をかきむしってしまったり、
俯せで痛みを耐えるために畳をかきむしり、
畳の中の藁をみんな引っ張り出してしまったなどという話もあります。
病院のベッドの周囲の金属のパイプを曲げてしまう方もおられるそうです。
それほどの痛みがおばあちゃんにも襲ってきたということです。
そこで、聞いても聞かなくても、
とにかくそのおばあちゃんの耳元で私のお話のテープを
かけてもらうことになりました。



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