浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「心行の解説」より。

2013-10-31 01:30:33 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

               ~ 恩師の「心行の解説」より ~


     「来世は次元の異なる世界にして現象界の肉体を去りし諸霊の世界なり」


        私たちは自分を知っただけ、相手を知ることができます。
        これは、「わが身をつねって人の痛さを知れ」という諺のように、
        自分がつねられて痛いということが分かれば、人をこれくらいつねったら
        痛いだろうなあということが分かります。
        まず自分の持っている悪い癖、欠点をみつけること、それから、
        それを改めること、元の位置に反してしまうことが大事かと思います。

        現象界とは、私たちが今、住まわせてもらっている世界であって、
        実在界とは、ここに説かれている肉体を去りし諸霊の世界です。
        或いは私たちの生まれる前の、次元の違う世界が実在界ですね。
        「死」とは、私たちがほんとうの世界、つまり次元の異なった実在の世界へ
        帰ることで、その世界を「来世」と表現してあります。


                   ~ 感謝・合掌 ~





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「心行の解説」より。

2013-10-30 00:35:16 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

                   ~ 恩師の「心行の解説」より ~


         私はあちらこちらからよく招いていただいて旅をしておりますが、
         いっさい求めるものなしに、たださせていただいて、その帰りの新幹線で
         「ああ、今日もご使命を果たさせてもらった、神との約束を今日も果たさせてもらった」
         と思いますと、もう何とも言えない心の広がりを感じて、「ああ良かったなあ、
         求めることなくたださせていただいた」という、何ものにも代え難い喜びを覚えます。

         この尽くさせていただく実践は、ほんとうに心が広く豊かです。
         そして苦しみがありません。求めないのですから、苦しみがなくて当たり前です。
         その心でおりますと、この世を去った時に、この世で実践した良き行いをお土産にして、
         次元の違う世界、来世のあの世へ帰ることができます。


                      ~ 感謝・合掌 ~





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「心行の解説」より。

2013-10-29 00:15:36 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

                   ~ 恩師の「心行の解説」より ~


                     「心は全く自由です」


           最も自由になれるのは、欲望をいっさい切り離した時です。
           その時、自分の心は自由になれます。
           反対に、求める心を持ったら、苦しみに捉われていきます。
           何をさせていただいても、たださせていただくのみでいっさい求めない時、
           自分の心は自由です。相手の笑顔、礼の言葉、あるいは喜び、ましてや
           お返しの品物やお金を求めますと、もうすでに自分の心は捉われいます。
           何ものをも求める心なしに、ただ、させていただいた時に、自分の心は
           羽を持って飛び回る鳥のようになれます。


                      ~ 感謝・合掌 ~




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「心行の解説」より。

2013-10-28 05:13:52 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

                 ~ 恩師の「心行の解説」より ~


                「法の中に自らを苦しむることなかれ」


       とは、神の御心です。もしも日々の生活で神の御心に背いているとしたら、
       霊格が上がることはあり得ません。では、自らを苦しめるその原因は何かというと、
       何回も話しますが、腹を立てること、人様を謗ること、嫉妬すること、
       愚痴を言うこと、また恨み、憎しみ、要らぬ取越苦労、さらに不安、恐怖、嘘、
       盗みなどです。盗みは神様に怒られるよりも人間に怒られます。また、
       あっても欲しい、もっと欲しいという足ることをしらない欲望、貪欲ですね。
       これらのものが自分の霊格を低めます。


                    ~ 感謝・合掌 ~




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「心行の解説」より。

2013-10-27 01:59:45 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

                 ~ 恩師の「心行の解説」より ~


                  「素晴らしい言葉があります」


       私が若い頃、ほんとうに苦しみました時に私を救ってもらった素晴らしい言葉です。
       「人の愚かなる行為をもって我が心の楽しみを失うことなかれ」
       「人の愚かなる行為をもって我が心の楽しみを失う者はなお愚かなり」
       これは人の愚かなる行為という外の出来事によって、
       我が心の楽しみを失ってはいけないという意味です。

       私たちの心の楽しみを失う大きな原因は、自分が正しくとも、
       人が間違いを犯したために腹を立てる場合が多いのです。
       たとえばありもしない自分の悪口、陰口を、もし人に言われた時、
       「あの餓鬼め、嘘をついて私のことを悪く言ったな、あれは許せない」と言って、
       カッカと怒ってしまいます。ところが、それは自分ではなく、
       人が愚かなる行為をしているのです。

       人の愚かなる行為で心の楽しみを失っているのは自分のほうであって、
       なお愚かなことです。自分が悪口を言われたことによって、
       腹を立て苦しんだりいやな思いをしましたら、愚かなことをしている人よりも、
       なお自分が愚か者になるということです。


                     ~ 感謝・合掌 ~






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「心行の解説」より。

2013-10-26 03:05:53 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

                     ~ 恩師の「心行の解説」より ~


                      「なぜ病気が治らないかというと」


          盃一杯の病気が起きますと、ドラム缶一杯ほどの心配をするからです。
          「ああ、えらいことだ、これは何だろうか、もっと悪くなったらどうなるんだろうか、
          ずっと進んだら死ぬかもしれない、死んだらあと家をどうするか」と、
          死んだあとのことまで、次から次へと心配をします。
          これが盃一つの心配に対するドラム缶一杯ほどの心配です。

          もう自分で自分の命を縮めているようなものです。
          こんなことを思っていますと、死んでも極楽へは行けません。
          要らない心配が病気の自然治癒能力を妨げるのです。
          せっかく、自然は治してやろうという愛を与えて下さっているのに、
          人間が要らぬ心配をして、それによって病気を治さずにいて、
          お医者さんのお世話になるのですね。


                       ~ 感謝・合掌 ~





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「心行の解説」より。

2013-10-25 03:08:12 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

                 ~ 恩師の「心行の解説」より ~


                        「神癒」


          私のお話し会の時、「ああ、ここが痛いから治して下さい」と言って、
          お話を聞くよりも、身体を治してもらうのが主のように思ってお出になる方がありますが、
          身体など治してはいけないのです。ほんとうはご自身が内なる力によって治すように
          なっていなかないといけません。さもないと、飢えた人に食べ物を与えたと同じことで、
          それがなくなればまた飢えます。飢えた方が自分で生産できるようにしてあげてこそ、
          ほんとうの救いができます。物を与えるだけだったら、乞食に物をあげるのと同じことです。

          働かずにそれを食べ尽くしたら、また同じ飢えが襲ってきます。
          病気もこれと同じで、自分の内から治す力に目覚めたらいいのです。
          神はすべてのものに「治そう、治そう」という癒しの力を与えておられます。
          自然治癒能力というものです。これは科学者も医学者も全部認めています。
          しかし、それを「神の癒し」と言いますと認めません。
          言葉にこだわりすぎているのですね。


                            ~ 感謝・合掌 ~




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「心行の解説」より。

2013-10-24 03:01:47 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

                      ~ 恩師の「心行の解説」より ~


            法を学んだ方はこの世を去った時、皆様が共通して「安らかでした。
            すばらしいお顔になって、硬直は全く起きませんでした」と報告して下さっています。


            これは正に法のお陰です。法を実践することによって、私たちはあの世に帰った時、
            不安とか恐怖とかの苦しみの世界ではなく、喜びの世界に帰るということの一つの証では
            ないかと思います。縁のある方々が、証を立てながらこの世を卒業してゆかれます。

            このような法の力を最後の姿に現わして帰っていかれるということは、
            他の宗教ではいまだかって巡り合ったことだありません。
            聖書の中でも、「天の国に入るには、イエスを通す以外は入れない」とあります。
            私たちはキリスト教徒ではありません。それでも亡くなっていくお方は皆さん安らかです。
            この一つの事実を見せてもらいましても、成仏するのに宗教は関係がないということが
            分かります。本当に有難いことです。


                            ~ 感謝・合掌 ~






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「心行の解説」より。

2013-10-23 04:43:00 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

                      ~ 恩師の「心行の解説」より ~


                       「忘己利他」=もうこりた


             極楽へ行きますと、立派な食卓があり、向かい合って食事を戴く時に、
             物凄く長い箸で戴くのだそうですね。
             箸が長いから自分の口には入らない。
             食べ物は箸ではさんで前の方に食べさせるのです。前の方も長い箸で
             「はい、どうぞ召し上がって下さい」と言って、同じように向かいの方に
             食べさせてくれるという世界だという話を聞きました。

             極楽とは、
             相手に食べさせてもらって、お互いに他を利する世界。
             自分の口に入れるのを忘れて相手の口にいれたら、相手の方も、
             「どうぞ」と言って口に入れてくれるというのが仏国土、ユートピアです。


                          ~ 感謝・合掌 ~





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「心行の解説」より。

2013-10-22 02:09:04 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

                  ~ 恩師の「心行の解説」より ~


       「私は神理の実をいっぱい実らせた一本の大樹になりたいと思っております」


            この実を食べたら不老長寿です。死んでも死にません。
            それは死んで極楽の世界に帰れるからです。
            このような素晴らしい実をいっぱいならせて、
            すべての生きとし生ける者の栄養にさせていただきたい
            というのが私の望む理想です。
            そのようにならせて戴きたいと常に心がけています。


                       ~ 感謝・合掌 ~






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「心行の解説」より。

2013-10-21 03:26:27 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

                 ~ 恩師の「心行の解説」より ~


          「世の中にはいろいろな間違ったことがあってもいいのです」


    人はその方その方の魂の段階に応じて、その人が修行する場所として与えられています。
    私たちの正しい法に縁をいただける方は、いかに得難いかということです。
    得難いご縁によってこうして共に学ばさせていただきます。
    正しき教えにめぐり会い、ご縁を戴くのは、「片目の亀」のたとえよりもなお難しいのです。

    今、日本は一億二千万からの人口です。
    私たちが巡り合えるのはほんとうに一部の方たちとです。
    一億何千万人のうちの何千人としかご縁がありません。
    ほんとうに、穴のあいた丸太棒に盲目の亀が首を突っ込むよりもなお難しいことです。
    しかし、これは皆様が一人ひとり縁のある方に伝えてもらったら、
    やがて誤った信仰から救われる方もたくさん出てくれることと思います。


                   ~ 感謝・合掌 ~




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「心行の解説」より。

2013-10-20 02:53:53 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

                        ~ 恩師の「心行の解説」より ~


                 「神様は私たちに「忘却」という愛をお与えになっています。」


              忘れ去って行きます。過ぎ去った過去の出来事は時間と共に薄らぎます。
              しかし、何かの縁に触れますと、その時の苦しみがそのまま再現してきます。
              自分にとって憎い人や、辛い目に合わされた人を思いだしたり、また、
              その人のことを話に聞いたり、その人の姿を見たりすると、
              そのままかっての苦しみが心の中に再現してくるのですね。

              完全に許していれば、そういう人と出会っても、もう自分の心は苦しみませんが、
              許さない限り、自分の心が苦しみから許されないのです。
              人を憎んで腹を立てている自分は哀れです。そして、自分の心が苦しんでおります。
              この苦しみから救われるために、許させていただくことを実践することですね。


                            ~ 感謝・合掌 ~




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「心行の解説」より。

2013-10-19 02:16:12 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

                     ~ 恩師の「心行の解説」より ~


                     「万象万物相互の作用により」


           すべてはお互いに持ちつ持たれつの法則の中に成り立っているということです。
           太陽系一つ見ましても、地球は自転しています。これが一回転して、
           人間の決めた二十四時間です。
           地球の一回転を二十四に割ったのが一時間です。地球は自分で回っていますから、
           お日様の当たるほうはお昼で、裏に回ったときは夜ですね。

           しかし間違いなしに回転しています。
           地球は自分で回りながら猛スピードで太陽の周りを回っています。
           その時速は一時間に二万数千キロといいます。
           「新幹線はえらい速くなったなぁ~、時速二百キロだ」と言ってびっくりしていますけど、
           地球の飛んでいる速さは時速二万何千キロという猛スピードです。


                         ~ 感謝・合掌 ~




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「心行の解説」より。

2013-10-18 04:56:18 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

                      ~ 恩師の「心行の解説」より ~


                         「広大なる宇宙体は」


              この宇宙というのは、いったいどれほどの大きさがあるのか、
              皆さんはお考えになったことはありますか。
              例えばここにドッジボールを置いたとします。
              そこから十メートル先に小豆よりも少し小さめのものを置きます。
              これが太陽と地球との距離と大きさの関係だそうです。

              ですから、太陽をこわして地球を作りますと、三十三万個できるそうです。
              それほどお日様は大きいのです。
              その周囲には、火星、土星、木星、金星、など九つの惑星があります。
              太陽を中心にして九つの惑星と、三万数千個の小惑星とによって、
              この太陽系が成り立っております。


                          ~ 感謝・合掌 ~



      

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「心行の解説」より。

2013-10-17 03:36:39 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

                        ~ 恩師の「心行の解説」より ~


           現在、この地球上にある核爆弾だけで、地球を何個も破壊してしまうほどの量があるそうですね。
           しかもその爆弾は、人間の考え方に従い、作戦を練って落とすのとは違うのです。
           ボタン一つ押したら、それは無知なる者が押しても、ボンと落ちて地球を破壊するのです。
           危なくてしょうがありません。間違って押したら、もう核弾頭が飛んでくるのですから、
           井戸端に赤ちゃんを置いているよりも、もっと危ないのが今の地球の状況です。

           ですから、一人ひとりが自分の心に目覚めて、このかけがえのない緑したたる地球を、
           太陽系でたった一つしか生物の生存が許されていない大事な地球を、何とか守らなければ
           ならないという使命が私たちにはあるのです。
           一人ひとりの心が正しい教えに目覚めた時に、この地球は救われます。


                           ~ 感謝・合掌 ~





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