~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第三 大なる章
四、スンダリカ・バーラドーヴァジャ
456、わたしは家なく、重衣を着け、髯髪を剃り、
こころを安らかならしめて、この世で人々に汚されることなく歩んでいる。
バラモンよ。
あなたがわたしに姓をたずねるのは適当でない。
457、「バラモンはバラモンと出会ったときにには、
『あなたはバラモンではあられませんか?』
とたずねるものです。
「もしもあなたがみずからバラモンであるというならば、
バラモンでないわたしに答えなさい。
わたしは、あなたに三句二十四字より成るかのサーヴィトリー賛歌のことを
たずねます。」
458、「この世の中では、仙人や王族やバラモンというような人々は、
何のために神々にいろいろと供物を献じたのですか?」
(師が答えた)、「究極に達したヴェーダの達人が祭祀のときに或る(世俗の人の)
献供を受けるならば、その(世俗の)人の(祭祀の行為は)効果をもたらす、
とわたくしは説く。」
~ 感謝・合掌 ~