恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第五章 心の曇りをとるための反省
反省してはじめてわからせていただいた母親の愛
先の続き・・・
相手の立場に立つということは、
この場合、母の立場に立って
自分の行為を反省してみることですが、
まず母は幼い我が子に対してどのように
思ってくださったか追求します。
母は足の怪我を見た時、
すぐに友達の家で怪我をしたのではないこと
くらいはわかったはずです。
血止めの草をすりつけた足の傷を
ボロ布で巻いているのですから、
これはおかしいなと思ったことでしょう。
にもかかわらず、
そんなことよりも「ああ痛かったやろうな。
かわいそうになあ」という思いのほうが強いのです。