浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2018-08-31 12:46:12 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―1

主題:心の調和。


先の続き・・・

人間が作った法律が不完全なものであることは
どなたもご存知の通りです。
しかし、宇宙を支配する力、その法則、
調和こそは、
ただ一つこの世で完全なものです。

人間が作った法律は、
人の行いを罪として罰することはできます。
でも、心の中まで罰することはできません。
ところが、心が調和を乱す時、
これは大きな罪です。
宇宙や大自然、
この世の調和を乱す罪になります。

その罪がそれぞれの身に不幸となって
現れてくるのです。
自分だけでなく、愛しい人、
例えば子供の身にも現れます。

登校拒否や家庭内暴力に苦しむ親たちは、
自らの心の不調和がそれを
招いたことを気付くべきでしょう。
親の心の安定がなければ、
子供にも不安が伝わります。

それが悪い行動に繋がることもあると思います。
私が電話でお話したお母さんも、
そんな問題を抱えておられました。
その時、先ず、心の持ち方です。

子供さんにとって、両親は神様以上の存在です。
その両親がヒステリーを起こしたら、
子供さんは不安で不安でたまりません。
そういう心の不安定が、
行動となって現れる場合があるのですよ。と、
話しました。



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「御垂訓」

2018-08-31 00:30:18 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

   ~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


    講演 五
「法は実践の中に生命が宿る」というこの言葉は、
どの先生も言われますが、
聞いた時に「ああそうか」と思うだけでは、
心の中に入ってこないのですね。
なぜ入らないかというと、
話す本人が実践されていないからです。
私が同じ言葉を口にしました時は、
心の中にずっと入ったと言われます。
それは実践しいる者が語れば、
人の心の中に入るのです。

同じ言葉でも実践がなかったら、
相手の心の中には入りません。
もう五、六年前のことですが、
あるところのお話会にいきますと、
その中のある方が「ああ、正法が歩いてきた」と、
おっしゃったことがありました。
「正法」とは理論、理屈とは違うのですね。
自らが行い、
自らがお手本になってこそ正法の実践と言えます。
皆様もどうぞ行いのお手本、
法のお手本になっていただきますように、
共に学んでまいりたいと思います。

前回、前々回とお話してきましたが、
この大宇宙の大きさはほんとうに計り知れないもので、
何千億光年といわれています。
光の速さで飛んでも一秒間に三十万キロ、
地球を七回半回るだけのスピードで、
十秒間ではも地球を七十五周です。
百秒つまり二分足らずになると
物凄いものになりますが、
その光が何千億年かかってもまだ先に着けないような、
計り知れない大きさがあるのです。

その大宇宙が一糸乱れず自然の法則に従って
動かされているという事実には驚くばかりです。
私たちの住まわせていただくこの地球も、
また銀河系も太陽系も、
すべて見えない力によって動かされています。

太陽を中心にして、地球の外九つの惑星と、
三万いくつかの小惑星をもって
太陽系ができておりますが、
距離は物凄く離れております。
しかしすべてがお互いの引力の働きにより、
自分が回ることによって他を回し、
他が回ることによって自分が回されて、
この存在が許されています。


    ~ 感謝・合掌 ~


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「御垂訓」

2018-08-30 09:19:02 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―1

主題:苦しみは自分の心の中から生まれる


先の続き・・・

あの天才ダビンチは、自然を、
宇宙を作ってくださった大きな力を信じること、
そして、それを学ぶことから、
科学も芸術も始まる。
それが神様だと、五百年も前に言っています。

人間だけの力では科学技術は進歩しないのです。
だから宇宙の中に、そして、
それぞれの心の中に神様を感じることができる人こそ
調和への道を見つけられると言えるでしょう。

神様は決して後から人が
勝手に作り出したものではありません。
宇宙を支配し、大自然を形づくり、命を生み、
育ててくださる大きな力、
それが神様です。


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「御垂訓」

2018-08-30 01:43:42 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

   ~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


     講演 四
 
「大宇宙は大神体なるがゆえに 
   この現象界の地球も神体なり              
      神体なるがゆえに大神殿なるべし」
先の続き・・・
神は自然治癒能力を私たちにお与え下さっています。
ですから「治りなさい」と言えば、
身体の悪いところが治ります。
行わない者には結果は出ません。

させていただくのだから、その結果が出るのです。
「もうしんどいから止めておく」と言えば、
いくら神様が治してやろうと思ってくださっても出来ません。
もし力を与えられておりましても、
私がしんどいからと言って何もしなければ、
神様は与えて下さいません。

行うから神様が働いて下さるのです。
自分がいろいろなことを、
肉体を通して体験させてもらうことによって、
神の働きを体験できるのです。
坐っていくら拝んでいても体得することはできません。
私は瞑想して天上界に上がり、
神とコンタクトしてくるのだといっても、
坐っていては何にもなりません。

行った時、始めて体得できます。
イエス様のお弟子の方が言われました。
「私は私の行いをもって信仰の証しを立てます」と、
これは坐って拝んで証しを立てるのではなく、
行いをもって信仰の証しを立てましょうと言っているのです。
私もその通りです。

私の信仰は行動、行いです。
行うことによって信仰の証しができます。
私のような至らない者に、
なぜ日本国中にファンの方々が
いて下さるかということです。
潜在する私のファンは何万人か数が知れないと
おっしゃっています。

これは皆さんが私の話を聞いて下さって、
「このテープをあの人にあげよう」と言って、
あちこちの方にお話のテープを
あげていただくのですね。
そうしますと、聞いてくれた方がまた、
他の方に同じ様にして下さって、
まるでネズミ講のように、
一銭も儲からないネズミ講のようにして、
現在日本国中に広がっております。

私のような者の話を聞いて、
いろいろと信じられないような奇跡が起こっています。
テープを聞いていただいて病気が治ったり、
ずれていた骨がポキポキ音を立てて正常に戻ったり、
或いはノイローゼの方が治って下さったリ、
いろいろ喜びのお便りを頂いております。

私は著作権侵害などとはいっさい言いませんから、
また皆様も家でダビングをして、
求める方に差し上げて下さい。
そのことによって、また救われる方が出ると思います。
どうも長い時間有難うございました。


    ~ 感謝・合掌 ~


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「御垂訓」

2018-08-29 08:20:17 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―1

主題:苦しみは自分の心の中から生まれる

 
先の続き・・・

ここで、調和についてお話しましょう。
何故、それほど調和が大切なのか、
この宇宙の中で地球は太陽系に属しています。
太陽を中心とした見事な調和の世界です。
太陽系には、皆さんご存知のように、
水星、金星、地球、火星、木星、と、
九つの大きな惑星が太陽の周りを回っています。

その他に三万数千の小惑星があり、
それら全てが一定の法則に忠実に動いています。
一日、二十四時間、一年、三百六十五日が
過ぎていくのは、この法則、見事な調和のためです。
地球が二十四時間で、一回転、
つまり自転する速度を知るには、日の出を見ると
分かりやすですね。

しだいに東の空を明るくして、
やがて糸を引くように昇ってくる朝日、
あれが地球の回転する速度です。
あれが二十四時間で元の位置に戻って一日、
それを三百六十五回と四分の一、
繰り返した時、
今度は太陽の周りをちょうど一周します。

地球を太陽と比べるなら、
太陽をサッカーボールの大きさにすると、
地球は米粒か、米粒の半分です。
その地球が道もない太陽の周りを正確に回ります。
他の惑星も一定の正確なリズムを持っています。
文字通りこの宇宙、この世はハーモニー、
つまり大きな調和によって成り立っているのです。
人間がそれに背いて正しく生きていける
はずもないのです。





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「御垂訓」

2018-08-29 00:23:34 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


      講演 四
 
「大宇宙は大神体なるがゆえに 
   この現象界の地球も神体なり
      神体なるがゆえに大神殿なるべし」
先の続き・・・

人間にはその方その方の器がございます。
出すことによって器が広がります。
貰うことによって器が小さくなります。
そういう方はだんだんと器が小さくなり、
心まで小さくなっていきます。
やがて死んだらカチカチの一次元に入ります。
「自分さえ良ければいい、人はどうなっても構わない」と
いう人は、苦しまなくてはなりませんね。

「人のことに構っておられるか、自分さえ良ければいい」
という生き方は、幸せになるような錯覚を起こしますが、
これは不幸への誘惑、悪魔のささやきなのです。
どんなに人の良いお方であっても、
大きな財産が入ったために、
「兄弟にやりたくない、この金は自分だけのものだ」
と言って頑張って、己を小さくしている例は
たくさんあります。

これも自然の摂理、法則っだということを知った時、
私たちは自分に許される限り、
人様のために出させてもらうことです。
仏教では布施行といいますが、
これは自分の心が豊かになります。
さて、「心行」に戻りまして、
「この現象界の地球も神体なり」地球は大神殿であり、
御神体です。

この御神体の中に、
私たちが生きる条件のすべてが与えられています。
空気であり、水であり、植物であり、動物であり、
すべてが神の御胸にあることを自覚した時に、
いろいろの迷信や間違った宗教が分かります。
このことを私は自覚させてもらっています。
その時、すばらしい安心と、
自分が通して大いなる神の御業を見せていただくことが
でき、
自分がほんとうの神のみ使いであったということが
自覚できます。

自分という肉体を通して他に現わしていただく数々の奇跡は、
人間のなしうることではありません。
神の分け御霊であり、
そして神の子としての己自身を知ることによって、
はっきりと自覚できます。
これは神を体験することですね。
自分が神様と同じことをさせてもらうのだということが
分かります。

              
      ~ 感謝・合掌 ~


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「御垂訓」

2018-08-28 08:21:44 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―1

主題:苦しみは自分の心の中から生まれる

 
先の続き・・・

作家の司馬遼太郎さんは、
“二十一世に生きる君たちへ“と、言う、
子供たちへの文章で、
こんなことを書いておられます。

人間は自分で生きているのではなく、
大きな存在によって生かされている。
助け合うと言うことは人間にとって、
大きな道徳になっている。

人間はいつの時代にも頼もしい人格を
持たねばならない。
こんな風に書いておられます。

頼もしい人格とは、
お互いに助け合える頼りになる人格と
言うことですね。

健康と、豊かさと、心、この三つが
調和された時、
人はこの世に生かされている目的に
達すると言えるでしょう。
それが、真の幸福の三つの柱です。


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「御垂訓」

2018-08-28 01:54:35 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

     ~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


                   講演 四
 
「大宇宙は大神体なるがゆえに 
        この現象界の地球も神体なり
            神体なるがゆえに大神殿なるべし」

先の続き・・・

「神は絶対なる許しである」ということを
知った時に、
私たちもできるだけ許させていただくように
努力していかなくてはいけないと思います。
その時に私たちは自分自身がその苦しみから
許されることを知って下さい。
難しいことです。
憎しみを持ち、許せないでいる人を
許させてもたった時ほど、
自分の心の喜びは大きくなります。

「許すこと」「すべてに平等であること」
「罰を当てないこと」、
これにさらにもう一つ「無報酬」、
つまり求めないで与えさせていただくことです。
お日様はこれだけの熱と光を与えて下さっても
「お前たちに熱と光を与えてやった」と、
おっしゃったことはありません。

もしも請求書を持ってこられたとしたら、
地球の財産は一日でなくなってしまいます。
いくらユダヤの財産家であっても間に合いません。
それほどのものを太陽からただで頂いております。
そうであれば、
私たちも人様に少しでも頂いてもらうことです。

「貰うの大好き、出すのは大嫌い」と
いう方がありますが、
これは最も損な生き方です。
出すから入るのです。
ケチケチしたらこの肉体も生きていることは
できません。
目に見ることはできませんが、
私たちがよき行いをさせてもらうことによって、
上からまた喜びが入ってきます。
これは出せば入る自然界の法則です。
出さなかったら、やがて糞詰まりになりなす。

                 
    ~ 感謝・合掌 ~


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「御垂訓」

2018-08-27 09:47:19 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―1

主題:苦しみは自分の心の中から生まれる

 
先の続き・・・

我々はお母さんのお腹から生まれてきた者に
間違いありません。
では、心は、魂はどこから何のために、
この世にやってきたのか、この世というのは、
それを発見し、更に磨くための研修会場だと
思って下さい。

お茶や、お花、それに絵や、俳句の教室に
通わなくても、この世に生きていることそれ自体、
すでに尊い研修の場なのです。
では、一体その研修の場、
この世で何をするのかといいますと、
お互いに手を取り合って、助け合い、
補い合いながら、
調和することが目的です。

この調和、音楽のほうではハーモニーと言う
言い方をしますね。
一人一人が出す声や音が一つになって
美しいハーモニーが生まれます。
一人でも心が外へ向かっていれば、
全てはぶち壊しになってしまいます。

この世は大きなハーモニー、
つまり調和で成り立っているのです。
ハーモニーを乱せば美しい音楽にならなくて、
傷ができるように、この世の調和に背けば、
それだけの裁きがあります。

病気も、貧乏も、全ての不幸は
調和からはみ出したところから生まれます。
生きていく上での調和とは、お互いに助け合い、
他を生かすことから始まります。
広い意味での愛ですね。



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「御垂訓」

2018-08-27 00:06:52 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

  ~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


      講演 四
 
「大宇宙は大神体なるがゆえに 
   この現象界の地球も神体なり
      神体なるがゆえに大神殿なるべし」

先の続き・・・

神様と私たちと、
何ら変わらない全く同質同根であるということを
知った時に、
「私たちは何をしなくてはいけないか」また
「何をした時に神様と同じようになれるか」
ということが分かってきます。
まず神の心を知らなくてはなりません。
神の心を知るために、高橋信次先生は
「神を知りたければあの太陽を見なさい」
とおっしゃいました。

これは余りにも有名な言葉でしたね。
「太陽は自分を燃え上がらせ、燃焼させ、
自分を犠牲にして、その結果として現れる熱と光、
この熱と光こそ神の慈悲と愛である。
この熱と光を他に与え給う」と説かれました。
私たちは自分の肉体を燃焼させ、命を燃え上がらせて、
自分を犠牲にして、その結果として現れる
慈悲と愛を他に与えることです。
これが神の心を地上に示し現わすことです。
そして太陽の熱、光は万象万物いっさいのものに
差別をなさいません。

人間の尊い、卑しい、病気、健康、金持、
貧乏などにはいっさい関係ありません。
人間だけではありません。
動物にも植物にも生きとし生けるもの、
ありとしあるすべてのものいっさいを差別なさいません。
これが神の御心であるならば、
私たちもせめてその真似でもさせてもらわなくては
なりません。

さらに太陽は罰をお当てになりません。
太陽は私たちがどれほどの罪を犯しても、
どれほどの過ちを犯しても、
なお燦々と許しの光を与え給います。
これが神の御心のであれば、
私たちもすべての方を許さなくてはいけません。
しかし口で言うのはやさしいです。
憎い人を許すというのは大事業です。

都合の悪い人を許す時、
憎しみの大きい人を許す時ほど難しい大事業です。
しかし、許させてもらった時、
これはあくまでも相手を許すのではなく、
許させていただくのです。

その時、自分のその人に対する怒りとか、憎しみとか、
恨みとか、謗りとか、それら自分の苦しみから、
自分が許されるということです。
心から許させていただいた時、自らが許されます。


      ~ 感謝・合掌 ~


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「御垂訓」

2018-08-26 09:39:11 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―1

主題:苦しみは自分の心の中から生まれる

 
先の続き・・・

そして、つい最近になって、
もう一つ新しいブームが起こってきました。
経済的にも豊かになった、健康にもなった、
しかし、それだけでは何か虚しいことに
気付いたのですね。

そこで新しくブームになっているのは、
カルチャーというものです。
直訳すれば、文化ということですが、
今、多くの人々が絵を習ったり、
俳句や和歌を勉強したり、
外国語の教室に通ったりしています。

これらは、みんな健康とお金だけでは
満たされない心の健康を求めている証拠だと、
言っていいでしょう。

そのようにして、文化、芸術に触れることで、
心の健康を発見できた人はいいのですが、
大抵の場合そう簡単にはいきませんね。
心とは習ったから、教わったからと言って、
直ぐに済ませられるような単純なものではないのです。
と、言って、何も難しいことでもありません。
一人一人が、誰もが自分で発見するものです。



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「御垂訓」

2018-08-26 00:53:21 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

    ~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


   講演 四
 
「大宇宙は大神体なるがゆえに 
    この現象界の地球も神体なり
       神体なるがゆえに大神殿なるべし」

先の続き・・・

ご自身の心が作ったご自身の地獄界から、
ご自身の喜びの世界へお送りすれば、
それで成仏されるのです。
その時、お仏壇はたちまちにして光り輝いてきます。
いま向こうに、たまたまお仏壇を撮った写真が二つ、
三つありますが、あとで見てください。
光明燦然と輝いております。

真っ黒だったお仏壇ですが、指一本触れておりません。
ただお仏壇の前に坐らせてもらって、
その中におられる迷える諸霊の方に、
正しい法をお伝えさせてもらって、
自分の心の極楽に帰ってもらえばお仏壇は
光ってくるのです。
極楽といいますと、上のほうにあると思っておられますが、
その人の心を極楽にしまして、
「あなたの帰る世界をお見せしましょう、はい、見なさい」と
言いますと、パアーッと極楽が見えるのです。
「結構なところでございますね」と皆言われます。
はっきりと見えます。

「あの世界へ上に上がるのですよ。
では私の声の響きに乗っていきなさい」と
言って経文を唱えますと、上がっていかれます。
この地球上のどこへ行きましても、南極へ行きましても、
北極へ行きましても、
すべてに神の慈愛が満ちていることを知った時、
どこへ行きましても安心です。
大安心です。
そして神の御心の中に住まわせていただき、
神の大いなる愛の腕の中に生きさせてもらっていることを、
はっきりと自覚することです。

神様と私たちとは全く同質同根、
私たち一人ひとりに付けられている五官は、
親指は親指の使命を果たしており、人差し指は人差し指の、
小指は小指の使命を果たしています。
すべてのものは与えられたその場所において使命を
果たしています。

目は目、鼻は鼻、口は口の使命です。
これと同じように私たちも神様のある一部分を
果たさせてもらっているということです。
「私はこういうことはできませんから、
神様に申し訳ない」とおっしゃる方があるのですが、
例えば私は目の役目をしているとします。
ある方は耳の役をしているとします。
その方が「私はよく聞こえるのだけど、
見ることができません。

私は申し訳ない」と言って自分を責めましたら、
何にもなりません。
その代わり、目の役をしている人は、
耳で聞くことはできません。
それと同じように、
私たちは神様のご意志の何か一つのご用を
させてもらっているのです。

その目的は何かというと、見る、聞く、嗅ぐ、
それぞれ使命は違いましても、
そのなすべきことは「愛」です。
人様への「ご奉仕」、
喜んでいただく愛の行為がこの指一本一本違いましても、
その目的は全部つながっております。
この肉体を運営するために、
すべてが協力してくれているのと同じことです。

            
      ~ 感謝・合掌 ~


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「御垂訓」

2018-08-25 10:20:29 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―1

主題:苦しみは自分の心の中から生まれる

 

おはようございます。
長尾弘です。
夢の時代と言われてきた二十一世まで、
あと十年、時代は益々テクノロジーに
支えられるようになっています。
テクノロジー、科学技術ですね。

この科学技術の進歩があまりにも目覚ましいために、
どうかすると科学技術と経済
つまり、お金ですが、この二つさえあれば、
人間の未来が約束されているように、
信じる人もあるようです。

しかし、それでは人間が人間であるための最も大切な心、
心はどうなるのでしょう。
世の中の進歩につれて、起きてくる公害問題や貿易摩擦、
国際問題などは、すべてこの心を忘れ、
置き去りにしてきたことから始まります。
今日はその心についてお話しましょう。

暫く前から健康ブームということが言われます。
ただ夢中で仕事をするだけでなく、
健康について振り返って見ようというわけです。
ジョギングやマラソンからアスレチックやエアロビクスなど、
様々な方法で多くの人が健康を保つ努力をしています。


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「御垂訓」

2018-08-25 00:28:20 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

   ~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


     講演 四
 
「大宇宙は大神体なるがゆえに 
     この現象界の地球も神体なり
        神体なるがゆえに大神殿なるべし」
先の続き・・・

ちょっとした言葉で五百万円儲けますし、
ちょっとしたことでご縁がなかったら五百万円を
損するところでした。
神様とは、決して壺とか塔のようなそんなものでは
ありません。

先祖供養という信仰はいっぱいありますが、
いまお話したような信仰によっては先祖供養は
できないということです。
なぜかというと、
供養の窮極の目的は何かということを考えてみて下さい。
お経を上げて、よい戒名をつけて、
偉いお坊さんに来てもらって拝むのが、
先祖供養とは違うのです。

これは手段であって窮極の目的ではありません。
供養の目的は、ご先祖様が極楽に成仏して下さることです。
私たちは祀ったり、供えたり、拝んだり、
何百万円という戒名をつけてもらったりするのですが、
そんな手段によってでは極楽へは行けません。
その手段でも、
亡くなった方は一時の自己満足を得ることができるのです。
「私を祀ってくれた、私に供えてくれた、
私にお経を上げてくれている」という自己満足ですね。

しかし自己満足を与えることと成仏とは全く意味が
違います。
仏壇の中にお祀りをしまして、最高のお供えをし、
お経を上げますと、
かえって「ああここにいたら安心だなあ」という
思いを与えて、
極楽と仏壇を間違えてしまい、錯覚を起こして、
いつまでも居坐ってしまいます。
そうしますと仏壇が暗くなって真っ黒けになって
しまいます。

ですから、「ここにおられてはなりません。
ここは極楽とは違うのです。
極楽とは素晴らしい世界です。
そこへ帰らなくては成仏はできません」といって、
お教えしたらいいのです。
そして上へ―――上といってもこれは難しいのですが、
本来天上界の極楽とは自分の心の中にあるもので、
その心の中の極楽へ帰っていくのです。

六月の東京講演で、質問の時間に、
ある方から「極楽とはどこにあるのですか、
地獄とはどこにあるのですか」という質問がありました。
天上の世界といいまして、
遙か西方浄土の雲の上にあると思われますと、
それは間違いです。

極楽は私たち心の中にあります。
「ああ結構だなあ、有難いなあ」というこの思いこそ
極楽です。
怒り、妬み、謗り、憎しみ、呪い、
こういう心を持っておりますと、
私たちの心の世界は即地獄です。

その地獄は自分が作っているのですと説明させてもらって、
「地獄も極楽も余所にあるのではありません。
自分の心の中にあります」と、
お答えさせてもらったのです。


     ~ 感謝・合掌 ~


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「御垂訓」

2018-08-24 10:22:48 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―1

主題:苦しみは自分の心の中から生まれる

 
先の続き・・・

人様に尽くさせて貰おうと思えば、
それだけになります。
ありがたいなぁ、と思うときは、
その心だけを持つことができます。
そうすれば、不足の心は消えます。
ありがとうございます。

心からこう言えば、
他の心が入る込むことはありません。
愚痴も出ませんし、怒ることもできないのです。
これはさっき話ましたように、
心は一つしか思えないからです。
感謝しながら腹を立てたりできません。

一日のうちで一時間、いえ、せめて五分間、
心からありがたいと思う時間を持てたら、
その人の二十四時間の内、
五分間は心が感謝の心で満たされているわけです。
つまり、他の心は入れないのです。
魔が心に入ってきません。

これがもし、一時間、感謝の心を持ちますと、
一日の内、一時間は安らぎの時間が保たれます。
その間に一切の苦しみの原因は
入ってくることはありません。

一日を感謝の心で満たせば、一生の内、
その一日は心の中に曇る原因を作らずに済むのです。
最初は無理やりでもかまいません。
感謝の対象を見つけて、感謝していったらいいのです。
声に出して、ありがとうございます。と、
言えばいいのです。
やがて心は喜びに満たされます。


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