恩師のご著書「講演集」より
講演、四
まことの神の御姿と御心
まことの神様は、形あって形がありません。
天地に現れた自然の万象万物こそ、神の御姿です。
形無くして、すべてを生かそうとされる自然の力、この力こそ、
本当の神様です。
殊に、人類を形あるものとして、この地上に現わしていただきました。
そして、私たちが見えることのできない良心の囁きとなって、
神はその証しを立てられます。
悪いことをしてはいけない、良いことをしなくてはいけないということを、
その良心が知っています。
神は、人類一人一人に対して、人種に関係なく地球上の全人類に対して、
「いとしいわが子たち いとしいわが子よ
そなた達は幸せに生きよ
健やかに生きよ 己自身を苦しめることなかれ
己を大切にし己を大切にするが如く他を大切にせよ
汝らの喜びは我が喜びなり 汝らの苦しみは我が苦しみなり
いとし子よ自らを苦しめることなかれ
自らの魂に目覚めよ自ら作った過ちを悔い改め 自らの心を清め
私の胸の中に帰りなさい 我が胸の中に帰りなさい
私は愛ゆえにあなた達を形として現わした
厳しい世界へ旅をさせたものである
いとしいが故に旅に出したものである
自らの心に目覚め 自らを知って私の胸の中に帰りなさい
ただひたすらに待ち望むものである」と言われます。
私たちは神から、この形として現れた現象世界へ、
いとおしいが故に、
自らの魂に目覚めるが為に、神のみ許を離れて、
この地上に旅に出てきているのです。
ですから、神は私たちをいとおしい、いとおしいと言われます。
それほど大きな神様の思いの中に、
私たちは生きさせてもらっているのです。
それに目覚めた時、大いなる安らぎ、
大安心の中に日々を送ることができます。