恩師の御著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第一章 或る愚か者の生涯
◆高橋信次先生との邂逅と天職を見出すまで◆
先の続き・・・
こういう不思議な力がいったいどこから来るものかもわからず、
いろいろな宗教の門を叩きました。
求道者のようにあちこちに足を運び、
質問したりしましたが、納得することも、
これはといった師にめぐり逢うこともありませんでした。
そして、とうとう高橋信次先生との邂逅とも言うべき
運命的な出会いの御縁をいただいたのでした。
そこから学んだ無償の愛というものを実践させていただきました。
初期の頃には大阪近辺でお話させていただいていたのですが、
昭和六十二年からは遠い招請を受けまして、
枯野に火が燃え広がるような具合で全国各地へと
活動範囲は広がりました。
海外での奉仕活動もやはりこの頃から始まりました。
そもそもの動機は、故高橋信次先生の
「正法は必ず全世界の人々に伝わるべきものである」
と言われたその遺志を受け継いで、
法の灯を絶やすことなく海外にもお伝えしたいという願いからです。
しかし、それも仕事を持っていたからこそ、
人様に対して無償の奉仕ができたのだと思っています。
最初は無償で感謝箱だけ置いてありました。