恩師の御著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第一章 或る愚か者の生涯
◆織物業における成功と商売の極意◆
二十五歳の時に土地を買い、二十六歳の時には
独立して織物業を創業しました。
昭和三十二年のことです。
はじめは賃織りといって、下請けの仕事でした。
その後、原料を仕入れて商売するようになります。
もちろん借金で始めました。
織物業をやめる昭和五十七年までの二十五年間に
ずいぶん儲けさせてもらいました。
商売は儲けることが大事で、失敗したらその事業は
的を射ていなかったということです。
人生は的を射ることが大切です。
しかし、今から考えると、
この儲けは明らかに今日のご奉仕活動のために
蓄えておかなくてはならない分として、
天より与えられたものだったようです。