浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2020-10-29 00:48:44 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご著書「講演集」より

           講演集、 二

    東京・沖縄の旅にこと寄せて――幸せになる為には


先の続き・・・

沖縄に行かせてもらった時、
あわよくばUFOの写真を撮ってきますと約束しましたが、
あまりに忙しくてUFOにお会いすることができませんでした。
私はタバコ一服、水一滴頂く暇がありませんでした。
東京でも汗を拭き拭きでしたが、沖縄はもっときつかったです。
部屋へ帰りますと、近くの部屋の方が来てくれまして、
休ませてもらったのは二時間半から三時頃、
朝は早く起きなくてはいけないし、

ちょっとしか寝ていない上に前日多くの方達の治療をしましたので、
朝起きると瞼がこんなにたるんでいました(笑い)。
鏡を見てびっくりしまして、「しっかりしなさい」と言いましたら、
スーッと消えてくれました。
「こんなことでは人の前に出られません。調和して下さい」と言いますと、
普通の顔になってくれました。
しかし嬉しいことがあったのです。

帰りに水族館で海底の魚の見える所に連れていってもらいました。
自然というのは有り難いもので、
行く先々で学ばせてもらうことができますね。
海はあんなに広いと思いますけど、珊瑚礁の魚は、
そこで生まれて育ってそこで死ぬそうです。
よそへ行かず一生をそこで終わるそうです。
こんなに大きい鯛がいます。

餌の麩を岸から投げると、魚が取り合いをして食いついてきます。
鯛や細長い魚や透き通った魚などがよく見えました。
こんな所で漁師がその魚を全部獲ってしまったら後、魚が育たないそうです。
「もう時間がありません」と言われて、パーッと走って運動会のような旅でした。
しかし、人さまの喜びを頂いて数えきれないほどのたくさんの方が喜び、
そして感激して下さいましたが、特に沖縄では自分が分からない程抱きついて
ワンワン泣いておられて、それは大分長い時間でした。
何人も何人も抱きついて泣いておられました。
魂の触れ合いに恥じも外聞もありません。

男同士が抱き合って泣いていたり喜んだりしましたね。
一般の社会で男同士が抱き合って泣いていたら、
気が狂っていると思われるでしょうけれど。
かつて、今から十年前、私は山の中で反省させてもらったのですけど、
その高い背丈の髯の濃い方が心を開かれました。
その時私も心を開かせていただいたのですけど、
帰りの別れ際にその大きい方が私を抱いてくれます。
私もくらいついてその髯の濃い人とハハハ、
頬ずりして喜び合ったことがあります。

後になって考えると、少しおかしかったのと違うかな、
そんな変な趣味は無いはずなのになあと思ったことがありましたね。
それは魂の触れ合いです。
肉を超えた魂の触れ合いの感動が起きるのです。
女の方も、男の方も関係ありません。
どうにもならない感動ですね。
こんなことは内緒にしておかなくてはいけませんが(笑い)。
しかしそういう感動に包まれるものです。



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