浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2020-10-04 01:02:25 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
 
恩師のご著書「講演集」より

               講演集、 二

           黄金の光と暗い想念


先の続き・・・

地元の方は何回も聞かれた話ですが、
今日はわざわざ遠方から来ていただいて、
初めてお見えになっていただいた方たちの為に
説明させてもらうお話だと思って、辛抱して聞いてください。
初めての方は、「ああ、ほんとうにそんなことがあるのかなあ」と
理解してもらえると思います。

「たださせていただく行為」の時は、
天から光がさぁっと射してきます。
徳島に行きますと、頂上にたくさんアンテナの立っている
眉山という山がありますが、
徳島から船に乗って、港を離れて後を振り返りますと、
私たちの行った場所、通った場所に、
雲間から数条の光が下りています。

その時運転をしてくれた方が、「先生、あれが眉山、
あちらが三本松、あそこは途中で下りてもらったところ、
雲間からさぁっと光が下りています」と言うのです。
見ると、本当に雲間から光が下りています。
その時、突然海面が全部黄金に変わりました。
もうたとえようのない黄金の海になってしまったのです。

船に乗っておられた大勢の皆様も「ウアー、なんと美しい海、
こんなきれいな海は見たことがない」
と皆わいわい言っていますけど、私たちは、
「ああ、これは神様が私たちの行為に対して、
その祝福の光を与えて下さっているのだ」と
いうことが分かっていますから、
「ああ、有難いなあ」と言い合って帰ってきたのです。

暗い想念、誤まった行為によってこの世を過ごし、
そしてこの世を去った時、暗い世界に
私たちがもし執着しておりますと、その光と反対の現象が出て来ます。
よそのお宅に行きました時、真っ暗な感じを受ける家というのがあります。
表に立つと奥が見えないような暗い家、或いはお仏壇を見ましても、
その中が真っ黒のお宅がよくありますね。
仏壇の奥が見えません。

正面の阿弥陀さんなども墨を塗ったように消えてしまって、
真っ黒で見えない。
お墓もそうです。
仏壇は本来あんなに暗くはならないものです。
ですから、真っ黒の仏壇でも、ご縁がありまして、
その中におられるご先祖様を天上界へ送りますと、忽ち光ってきます。
これはどこのお宅のお仏壇でも同じように暗いところがみな光ります。
いわば私は、仏壇の洗濯屋さんみたいなものです。
光るのです。
ではなぜ暗いのかと言いますと、
仏壇の中に迷える諸霊の方がおられるから真っ黒になっているのです。
線香の煙で曇っているのとは違うのです。

「私が一生懸命拝みましたから、
線香とロウソクの煤で仏壇が真っ黒になっているのです」というのは嘘です。
「では、見ていなさい」と言ってお祈りをして、
迷える霊が成仏されますと、パアーツと光ります。
特に仏壇の正面の上の欄間などは彫刻ですから、
もう真っ黒になったら磨きようがないのですけれど、
それが光ってきます。


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