浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2020-10-10 00:03:37 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

  恩師のご著書「講演集」より

                講演集、 二

      この世への執着や心の重さが成仏を妨げる


先の続き・・・

「私は天上界において、神とコンタクトしてきます」と
言われる自称の偉い先生があります。
そんなもの、天上界にお伴していって見てきた人は一人もいません。
ただ自分で勝手に言っているのですから信用できません。
高橋信次先生の意識が入ってこられて先生の霊の言葉を
話す人たちもおられますが、
誰一人証明する人はありません。
証拠のないものを信じるのは盲信狂信となります。
誰も見ていないことで、そんなものは証明者がなかったら駄目だと思います。
そんなことをわざわざ言わなくても、自分が神の子として、神の御使いとして、
神の心を我が心として恥ずかしくないように日々の生活で自分が実践したら
いいのです。

よく、誤った神様や観世音菩薩や何々の大神と称するものが、
人の口を使って出てこられることがあります。
こういうことがありました。
東京のお稲荷さんはすごい力を持っていて、東京のあるお宅で超自然現象を
起こすのですね。
そこのお宅の床の間や将棋盤やお膳の上から水がフワ―ッと湧いて出てくるのです。
最初は、水道屋さんが工事ミスをして、天井の水道パイプから
水が落ちてくるのかと思って、
その箇所を探し回ったそうです。

又、天井裏の水道パイプから水が漏っていないかと天井も全部見たそうです。
しかし原因もないのに水が湧くので、その家の者が恐怖に襲われ、怖がって、
私のところに相談に見えたのです。
その東京のお宅ではお稲荷さんを祀っています。

「では、水の出て来るのを止めてあげましょう。
私がおまじないを書くから、これを、水の出てくる部屋に貼りなさい。
そうすればもう水は出ません。
もし水が出たら私が止めにいきましょう」と言いますと、
「東京まで来てくれるのですか」と驚いておられます。

「私はどこへでも行きます」と言って、紙に書かせてもらいました。
それを東京に持って帰って部屋に貼りますと、ピタッと止まったのです。
ところが、その家のお嫁さんのお母さんがこの近所にいるのですが、
ここに来ましてね、そのおばあちゃんに霊が入ってきたのです。
「どなたですか」と言うと、「東京の稲荷、お前らな、水が出て怖いこわいと
言うてるやろ、あれは私が出しているのだ」と言うのです。


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