go の let's goシニア

リタイヤ・・何でもヤリタイヤ
登山、渓流釣りを卒業して四季の花を愛でています

猿山岬の雪割り草

2016年03月19日 | インポート
毎年このシーズンになると能登の雪割り草の便りが聞かれます、今年は例年より早い開花の様です、私は能登の雪割り草は未だ見に行ったことが無いので、今週の中頃の春らしい良い天気の日に行って来ました。
金沢から能登里山海道で約二時間弱で門前町の皆月に着きました、皆月湾は波もなくコバルトブルーの海が印象的でした、雪割り草群生地の猿山岬へは湾の先に見える岬えを越えて行きます。

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平日でも想像した以上の車が駐車していて驚きました、ここまでの道路は細い道で対向車とすれ違うこのもままならない場所もあって、休日は混雑が予想されます。
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駐車場にはトイレが有って入山する前に1人¥300協力金を払いました、猿山灯台まで約500mの山道を歩きはじめました。
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切り立った岬の山肌の遊歩道はよく整備されていて歩きやすかった、駐車場から行く時は下り坂です、この写真は帰り路の登りの時に写しました。
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後ろを振り返ると皆月湾から辿って来た岬の細い道が見えます。
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途中で深く切れ込んだ谷にかかる橋を渡りました、橋を渡ってから対岸を望むと辿って来た道が山肌に斜めに伸びているのが見えます。
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谷筋が断崖に落ち込んでいて其の先には真っ青な海が見えます。
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切り立った断崖の遊歩道も道幅が狭くなってきた頃に、木立の間から目指す猿山灯台が見えてきました。
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灯台に着きました、ここにきてみれば灯台の場所は平地になっているので分かりませんが、実際は猿山岬の絶壁の上に造られた灯台です、秘境の灯台と云われています、1920(大正9)年に造られた様です、当時は現在の様な道もなく建設資材は海上輸送されて断崖から荷揚げして建設されたようです。
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灯台からは遊歩道が二手に分かれています、私は猿山登山道とは別の雪割り草の群生地の道を進みました。
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遊歩道の両側に雪割り草が沢山咲いています、雪割り草の群落と聞いていたのでもっと色々な色の咲き方を想像して行ったのですが、白色の花がほとんどでした、変った色の咲き方をしているものを写してきました。
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遊歩道のわきに水仙も咲いていました。
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能登の田舎の風景
海岸から道路を隔てた所に集落が有ります、集落の裏手は山が迫っています、冬は強い季節風が吹いて波しぶきと吹雪きが吹き荒れます、その風雪を防ぐために竹で風よけの囲いをします、「まがき」といってここに暮らす人たちには欠かすことが出来ないものです。
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冬の間は「まがき」に囲まれた家で、昼となく夜となく海鳴りと風の音を聞いて春になるのを待つんでしょうね。
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雪割り草を見てから車に戻ったら昼時間を過ぎていました、帰り路に食堂もなくコンビニもありません、少し戻って総持寺の門前蕎麦を食べてきました。
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今までになく細い蕎麦でした、適度の腰と付け汁のダシと塩加減がよくて美味しかったです。
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蕎麦の下に「アテ」の葉がひかれていました、アテは石川県の県木に指定されていてアスナロの変種でヒノキアスナロのことを地元では「アテ」と呼んでいます、殺菌効果があって能登ではお刺し身や生魚の下に敷いたりするそうです。
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今日は晴天で風もなく行楽にはもってこいの好天でした、能登里山海道もスムースに流れていて4時半頃には無事に自宅に帰ることが出来ました、雪割り草も丁度良く開花していて楽しい行楽の一日でした。

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