野毛で珍しいバーがある
なんたってどこ探しても
店の看板が見当たらない
外からはバーなのか、あるいは食物屋なのか
ガラガラとドアを開けたら
和服のおね~さんが畳の上に座っていて
お食事にしますか?
それともお風呂にしますか?
うっふ~~ん
なんて事はねぇと思うが
外からではさっぱりわからない店である事は
確かである
はけまるはここに、
一度目はおね~さんに誘われて入り
二度目は飲み仲間と入り
先月は毎度の小◯さんなんかと入り
今回は4度目である
落ち着いた静かなバー
店の名前は5ペニーズ
ここのマスターが50年以上前に作られた
名作の音楽映画「五つの銅貨」が大好きで
店の名前をつけたそうである
もっとも外からじゃ名前は分からないがね
この5ペニーズさん
中華街で20年ぐらいをやっていて
9年ほど前に、この野毛に移転してきたそうである
小◯さんが中華街で有名な肉屋さんをやっていた頃は
よく通ってくれたそうである
ホント、小◯さんはここ5ペニーズといい
この近くのシベールといい
ゴールデンカップのピアニスト中田さん
キッチンのチーフといい
顔が広いので驚いてしまう
流石、ヘロヘレ歴何十年の
どぇりゃ~~凄い人なんだなぁ~
なんて感心感服ハゲ頭土下座するすかない
(呆れも半分入っているがね)
凄いのは椅子である
まず普通に座ると
尻が奥の方まで沈み込む
体全体を包み込む感じだ
だからお大尽様座りみたいに
踏んぞり反る
よきにはからえ~
みたいな声を発したくなる
チューハイ~
梅干し入れてくれ~、
なんて南区の立ち飲みみたいな感じでは
酒が飲めないぞ~
「5ペニーズ」のパンフレット
当時マスターが東京の映画館まで見に行って買ったお宝である
いいなぁ
はげまるもたま~に
ピアノで5ペニーズを弾いたりしている
歌詞をよく覚えてないので
鼻歌でスキャット風にね・・・
パンフレットの裏表紙の三船敏郎さんもいいなぁ。