はげまるのぶら~り日記

横浜の渋い空間散策日記

異国情緒あふれる港町  横浜(73)  京浜急行  幻の「平沼駅」(2)

2011-03-27 01:21:01 | 日記
前回の続編であります

前回 厳しく施錠されていて 中に無断進入できなかった はげまるは
数日後 用意万端ととのえて その無断進入決行する事に相成ったのである

早朝から 粉吹雪が舞う決行の日
はげまるは平沼駅への進入を決行したのであります
(赤穂浪士の討ち入りではないぞ~)

雪はウソである
なんとか 無断進入者 怪しい不審者 と思われないために
工事用のヘルメット 工事用のカメラ (現場監督フィルムカメラ)
工事用の作業着 手には怪しまれない為にスコップ
貫禄を出す為に 口の周りにはマジックで濃いヒゲを書いた



このへんも すべてウソ





写真で分かるように 施錠が解かれていて 隙間が開いていたのである

はげまるは 猫のすり足のごとく するりするりと 平沼駅のガード下に
入ったのである

辺りを そ~っと見回し 舌なめずりをした
にゃ~ん  にゃ~ご

(お願い 馬鹿らしくても読んでちょうだぃ)






しめしめ誰もいないにゃ~

これが平沼駅のホームの下である




抜き足差し足で どんどん進んで行く







上に上がる階段は朽ちてしまい 仮設の階段である
仮設の階段を恐る恐る上がっていく
期待一杯不安一杯  この辺りは新郎の
新婚初夜の心境であるな  
最近は新婦よりも新郎の方が この様な感じになるそうである

新婦は 鼻歌交じり気楽な感じで 初夜を迎えるそうである
くわえ煙草で 煙吹かしながらね~  
お~ぃ しっかりしろよ~ 冗談じゃ~ねぇよ

なんて言葉も発したりしてね
(そんな事ないか)





中二階の感じである
なんたって終戦前まで現役だった 駅の中二階である
その歴史の重みの中に重厚な空気が漂っている
緊張と感動で手が汗ばんでくるのが感じられる

この感覚はマッターホルンの峰辺りから 山頂を見上げた感覚である
(行った事無いがね)
 




それでは マッターホルンじゃねぇ
平沼駅のホームへの階段を上る事にする
なんたって昭和6年に造られた階段である
一歩一歩かみしめながら 上っていく





横を見ると その当時の階段の支柱がある
創りも重厚な石造り 渋さ満点である





これが  マッターホルンじゃねぇ
平沼駅のホームである

ひゃ~  上ったぞ~ わいわ~い 万歳三唱






横須賀 三浦海岸方面を撮る
朽ちたアスファルトのホームが 
戦前はもとより 戦火に焼かれたホームが
  どんどんどどっどん(またまたパソコンの机を叩いている)
まざまざと重厚孤高な たたずまいを見せている






横浜方面を撮る





ほんの少ししたら 横浜方面から 京浜急行の電車が
ゴ~ッゴ~ッ  と音をたててやって来た
立ち入り禁止の 誰もいないはずのホームに はげたオャジが居たらまずいな

すぐさまはげまるは 階段の下に入り込んだ
そして写真を撮った






平沼駅を 凄いスピードで遠ざかって行く電車を階段の下あたりから
おそるおそる見ながら

ほんと 還暦過ぎの はげじぃが まったくよくやるよな~。
コメント (6)
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