赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

いろんな意味で痛快な逆転劇

2009-09-10 00:25:10 | Football
International Friendly Match
Japan 4-3 Ghana @Galgenwaard Stadium in Utrecht, Netherlands

帰宅して録画したものでたらたらテレビ観戦。岡田監督は「ブレない」ということで結果的に大敗を喫したオランダ戦から概ねやりかたは変えず。ただ、環境面では(1)オランダ戦に比べて気温がだいぶ低かったらしいことと、(2)相手のガーナが3日前にガチのW杯予選を戦ったばかりでお疲れモードだったということが決定的に異なった。また、戦術?面ではオランダ戦に比べると執拗に相手DFの裏を狙っていたこと。自分の拙い目で見た限り、そのあたりがオランダ戦からの変化だったように見えた。

オランダ戦を受けて「カミカゼサッカーに未来はない」など散々な言われようだったが、忘れてはならないのはW杯本番は南半球で、季節的には冬に近いこと。それを踏まえれば、トレーニングによる体力面の強化と、試合運びの改善(メリハリをつける、という意味)によってある程度W杯本番で監督の志向するサッカーが展開できる可能性もあるのかもしれないなんて少しだけ思ったのだけど甘いのかな。

ただ、シュートを打たない、打っても致命的に下手というのはクリティカルな問題。Jリーグではシュートがうまい部類に見える中村憲でさえ国際試合だとなかなか厳しいってくらいもんなぁ・・・。勿論中村憲が素晴らしい選手であることに議論はないと思ってますが。あと守備面では崩されたわけではないのに喫した失点。これにどうやって対策を立てていくのか非常に興味があります。

いずれにしても見事な逆転勝ちで、それ自体は素直に称えたい。それにしても、オランダ戦後にメディアを使ってチームメートを批判する陰湿なコメントを残した#10がベンチに下がってからの鮮やかな逆転劇。この展開でマスメディアがどうやっていつもどおり無理くり中村(茸)を殊勲者に仕立て上げるのか、今から興味津々ですなぁ。