赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

霧降る駿河路(4)

2009-09-01 07:43:27 | ぶらりアウェイの旅
前回からのつづき)

さていよいよ御社殿へ、右手から侵入と。ご覧のとおりすっかり霧が立ち込めて屋根を覆わんばかり。何となく夢見心地な気分だが、残念ながらガイドのおじさん含めて野郎3人連れ。しかもこの後、晩には夢も希望もない試(ry



御社殿の中心は拝殿。その見事な極彩色。こういう伝統を受け継ぎ、施工しているのは「ハチミツとクローバー」とかに出てきた「宮大工」さんのお仕事ということになるのでしょうか。



この彫り物にはそれぞれにストーリーというか、教訓のようなものが示唆されている由。浦和を応援する者として、種々のことわざや戒めがやけに身に沁みる今日この頃であります・・・。



こちらは唐門の扉を横から撮影したもの。凝ってますね。このように間近で彫り物が堪能できる点や、観光地として比較的メジャーでないため人が少なめな点、そして今回は断念したけど1000段以上もの階段を登って辿り着ける点など、個人的には日光東照宮よりも久能山東照宮の方が好みかなあと思う。



御社殿を抜けて御廟所へ向かう。何となく薄暗く、荘厳な印象を与える参道、の傍らに佇む苔がメインであります。



徳川家康公の遺命により亡骸が最初に埋葬された「御廟所」。西向きに建てられていて、ガイドさんによれば背後の線つまり東に伸びる線はまっすぐ日光に向かっている由(未確認)。江戸城の「鬼門」に日光東照宮が建てられているように、結構な風水の影響を受けているみたいですね。



こちらは先ほどの苔生した壁の、参道を挟んで反対側。大地震で「ずれ」が生じたものがそのままになっているとのこと。




参道の両側には諸侯から奉納されたという石灯篭が並び立つ。何かもうタイミング的には「浦和 黄泉の国へ」という感じの絵・・・。



(つづく)