能楽・喜多流能楽師 粟谷明生 AWAYA AKIO のブログ

能楽師・粟谷明生の自由気儘な日記です。
能の世界も個人の生活もご紹介しています!

『景清』で思い出す宮地さん

2011-11-08 23:51:23 | マジメ能楽 楽屋表話
父・菊生の愛弟子でいらした宮地啓二さんが亡くなられて9日が経ちました。 このBLOGで追悼文を書きたいと思い、さてなにを? と思い付いたのが、生前に父が粟谷能の会ホームページに投稿したエッセイ 「バージンロード」です。 私は、来年3月4日の粟谷能の会で『景清』を披きますが、 こんなエピソードも知って頂いてご覧頂けると、 能が身近なものとして興味深くご覧頂けると思います。 粟谷能の会ホームペ . . . 本文を読む

友枝会を終えて デジブックで『石橋」を

2011-11-07 07:15:25 | マジメ能楽 楽屋表話
昨日は友枝会で『六浦』シテ友枝昭世師の地謡を謡って来ました。 先日のミニ写真探訪「鎌倉編」で藤原(冷泉)為相卿の墓は残念ながら拝見出来ませんでしたが、称名寺や青葉の楓を見て来たことを思い出しながら謡ってみました。 すると、やはり自分なりの『六浦』のイメージが拡がってきて、とても楽しく謡えました。 『六浦』は小作ですが、単にシテの舞姿を堪能するのにはピッタリの作品のように思えました。 楓の精が・ . . . 本文を読む

友枝会『六浦』の地謡を謡います。

2011-11-06 10:09:26 | マジメ能楽 楽屋表話
今日は友枝会(於:国立能楽堂13時開演)にて 『六浦』シテ友枝昭世の地謡を謡います。 能『六浦』は都の僧が相模国に下り、六浦の称名寺に立ち寄り、 そこにある一樹の楓が紅葉しないのをいぶかっているところへ、 里女が現れ、為相卿の歌に感激して紅葉をやめた旨を語り、 その夜再び楓の精として現れて、草木国土悉皆成仏の理を説き、 舞を舞う、 というお話です。 この曲は地味で総じてさびしい感じの曲ですが . . . 本文を読む

鎌倉の旅 謡蹟めぐり その1

2011-11-04 07:36:58 | ミニ 写真探訪
23年11月3日(文化の日)に鎌倉の謡蹟めぐりして来ましたので写真でご紹介します。 秋の名曲の『六浦』のゆかりの地、称名寺に「青葉の楓」があります。 今年は6日の友枝会、27日の喜多流自主公演で地謡を謡いますので、実物を見て来ました。 称名寺は京浜急行・金沢文庫駅から徒歩5分です 称名寺山門 山門から中庭を見る 本堂までは丸橋と平な二つの橋を渡ります 丸橋の上から 本堂の手前左側 . . . 本文を読む