通常の能『竹生島』は、シテ連(女)が中入で宮に入り弁財天に変身し、前シテ(老人)は本幕に入り、後場は龍神に扮します。
喜多流の小書「女体(にょたい)」になりますと、シテ(老人)が弁財天を勤め、龍神は後場のシテ連が勤めます。
金剛流の「女体」は、役を入れ替えて、前シテが女、老人はシテ連が勤める演出となります。こちらの方が、ご覧になるにはわかりやすい、と思いますが喜多流 . . . 本文を読む
七福神は、大黒天(だいこくてん)恵比寿天(えびすてん)寿老人(じゅろうじん)福禄寿(ふくろくじゅ)布袋尊(ほていそん)のお爺ちゃん達と、少し若めで強そうな毘沙門天(びしゃもんてん)そして紅一点の弁財天(べんざいてん)の七つの神様の総称です。
能『竹生島』「女体」の後シテは弁財天です。
ここの弁財天は頭の上に鳥居を載せてしかも変なおじさんの顔が見える不思議な形をされています。
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