能楽・喜多流能楽師 粟谷明生 AWAYA AKIO のブログ

能楽師・粟谷明生の自由気儘な日記です。
能の世界も個人の生活もご紹介しています!

演出家としての能楽師

2010-09-02 07:23:54 | マジメ能楽 楽屋表話
「シテは能の演出家である」と解説書に書いてあったり、 また私自身も皆様に能のお話をさせていただくときに、 そのように申し上げている。 演者、特にシテは伝承されている型、謡に心情を注入して、 役者自身の想いを演技に込めなくてはいけない。 教わったことを再現することは能役者の第一歩であるが、 そこに踏みとどまって、時間が経過しても、 そこでふんぞり返っている、 そおいうのは~~いやだ! と思った . . . 本文を読む