大好き!本・花・旅

日ごろ読んだ本や花、旅について綴ります。

田中正造の足跡をたどる 1

2006-08-10 05:39:04 | Weblog
 まず雲竜寺を訪れた。明治29年の渡良瀬川が未曾有の大洪水になったとき2000人の農民が終結し、請願したという。そのときの半鐘や田中正造の墓、事務所の甲板もあった。そして、なんと数年前に墓の修理の時に出てきた正造の骨壷の写真を住職から見せていただいた。正造の骨は5~6箇所に分骨されているという。
 次に、臨終の正造を看取ったという庭田さんの家をお邪魔した。農家の座敷で庭田さんの祖父が34日間看護したという。多くの見舞い客が訪れたという。その人たちをも接待したという。その結果、2階に保存していた米も味噌もなくなったという。4枚の大切な田も売ったという。でも何も正造の遺産をもらわなかったという。葬儀には、大変多くの人々が集まったという。多くの善意ある人々が彼を支えていたのだなあと胸がつまった。庭田さま、冷たいお茶と感動的なお話をありがとうございました。この家は、いつまでも保存してほしいものです。
 次に佐野市郷土博物館を訪れた。資料室のビデオ「田中正造の歩いた道」は大変よくわかった。60歳の時の直筆の直訴状が展示され、訂正箇所に多くの印が押されていた。太い字と細い字の訂正の秘密も名ガイドの赤上先生の解説で大変よくわかった。すばらしいガイド本当にありがとうございました。
 遺品の3個の石と聖書と憲法にも出会えてよかった。
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今 足尾銅山は 3

2006-08-10 04:49:58 | Weblog
 次に橋の上から、渋川の谷に広がる鉱山の廃カスを積み上げている堆積場を眺めた。底辺330m、高さは、100mにならんとする巨大なロックフルダムがその谷をふさいで、町を見下ろしている。
 決壊すれば、鉱害が眼下の多くの町に大きな被害をもたらすだろう。早く対策をたててもらいたいものである。
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