大好き!本・花・旅

日ごろ読んだ本や花、旅について綴ります。

今 谷中村は

2006-08-11 16:37:14 | Weblog
 次に、渡良瀬遊水池を訪れた。展望台から広がる広大な景色に圧倒された。ベトナムのマングローブに決して負けない一面の緑、緑。今は、ラムサール条約で自然が保存され、多くの貴重な生物の宝庫になっているそうだ。
 この広大な遊水池の一部にひっそりと谷中村の遺跡が保存されていた。村役場の跡、神社の跡、お寺の跡、お墓の跡が残されていた。特に正造が最後まで村の移転を拒否した16軒の人々と闘った小屋のある高台に上ると、最後の時に正造がここへ連れてっくれと切に懇願したという正造の声が聞こえた気がした。
 今ハート型の遊水池の周りには、多くの人々が集い、気球やゴルフに興じる人々の声がこだましていた。平和を楽しむ人々の影にこうした悲しい人々の戦いと努力があったことを忘れてはならないと思った。生存権と公害を初めて訴えた人田中正造をとても身近に感じれた旅だった。埼玉支部の先生方、楽しく、充実したフィールドワークをありがとうございました。来年は神戸、ぜひ参加したいものです。
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田中正造の生家

2006-08-11 15:43:11 | Weblog
 次に、田中正造の生家を訪れた。正造に一番信頼されていた島田宋三の息子さんに案内していただいた。
 家は中程度のわらぶきの家だった。井戸や彼が病気がちの父のために医師を招いた診療所なども作られていた。
 樹齢130年の立派な百日紅の木に驚いた。正造の生き様をじっと見つめていた木。指紋が着いているかもしれないといってみんなで、木をなであった。正造の手と触れ合った気がしてうれしかった。
 道路を挟んだところには、田中家の立派なお墓があった。心を込めて手を合わせた。
 次に、全国で有名な行列のできる佐野ラーメンのお店で昼食をとった。チャーシュウメンは、薄味で餃子は、大きくてとてもおいしかった。
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