本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

「ん」がつく

2012-12-26 10:43:49 | Weblog
 血圧を下げる薬を服用している。なんでも効果は1日しかないとか。それで、毎日服用することになっているのだが、1日中、家にいるときはあえて服用しない。大した額ではないから薬代の節約とは関係ない。血圧が上がるようなストレスがないからだ。
 
 この薬はイルベタンというが、薬品名には最後に「ん」の付くものが多いようだ。
 ホピュラーなものを羅列するとバファリン、グロンサン、パプロン、オロナミン、パンシロン、キャベジン、アスピリンなど。トクホンもホカロンもあるか。
 こんなカタカナ語ではなくても、昔から正露丸の丸、仁丹の丹、龍角散の散、救心の心などが薬品の語尾に付いている。

「ん」という音節はただ一つの撥音である。つまり撥ねる音で、この撥ねるとは弾き飛ばす、排除するという意である。悪いところは飛んでいけということか。あるいは元気の素で開運や壮健の「ん」に通じるかもしれない。

物事の処理

2012-12-25 09:50:08 | Weblog
 FBIミネアポリス支局の女性捜査官が内部告発の書簡を長官に送った。

 ミネアポリスの航空学校に旅客機の操縦を習いに来た不審なアラブ系男性を移民法違反容疑で逮捕した。そして、この男のパソコンを捜査する令状を申請したが却下された。このため、9.11の同時多発テロを防止するチャンスを逸した。

 以上の趣旨の逸話が、ある小説の訳者あとがきにある。
 
 へぇ、知らなかった。ネットで調べると、なるほどその話が載っており事実のようだ。
 実際にあのテロを阻止できたかどうかわからないが、どこの、どんな組織にも事なかれ主義、減点主義がはびこっているのですね。
 
 殊に、役所となれば前例、検討(何もしないということ)、先送りが物事の処理の基準ですもの。

訃報者

2012-12-24 09:36:30 | Weblog
 昨日のサンデーモーニングで、今年亡くなった著名人を挙げていた。
 そのほとんどが俳優、歌手といった芸能人だ。お茶の間で知られているからか。ハマコーこと浜田幸一もテレビタレントみたいなものだ。異色は三木睦子ぐらいだ。

 学者はともかく、経済界のアサヒビール元会長の樋口廣太郎、パナソニック元会長の松下正治、金融の大御所日銀総裁だった三重野康、文学界では文化勲章受章の丸谷才一を取り上げるべきだった。
 シリアで銃弾の犠牲になった山本美香も無視された。
 なお、故人の敬称は略した。

 芸能界しか知るまいと視聴者をバカにしているように感じたものでした。

食物アレルギー

2012-12-23 12:44:37 | Weblog
 小学生の女子児童が給食後に死亡したという記事が出ていた。食物アレルギーが原因とみられている。

 この児童には、ある食物素材のアレルギーがあるので、日頃から別メニューを用意していたという。にもかかわらず、そのアレルギーの素が口に入ったようだ。
 細心の注意を払っていても手違いは起こる。マーフィーの法則ではないが、起こる可能性のあるものは起こるものだ。

 このようなアレルギー体質のあることがわかっているのであれば、保護者たる親が弁当を作ればよかったと思う。学校まかせの責があるだろう。

 一方、学校も弁当持参を指導するべきだった。特別メニューを作るのでは、すでに横並びの給食システムからはずれているではないか。
 冬休み目前だったのに不憫な話だ。

ふたりのレディ

2012-12-22 12:36:10 | Weblog
 パククンヘさんと田中真紀子さんとは政治的境遇で相似ですね。
 オヤジは大統領と首相の違いはあるが、国のトップに変わりない。どちらもファースト・レディとして振る舞い、自ら国会議員になった。

 ところが、今回の選挙で明暗が分かれた。片や大統領選制覇、こなた衆院選落選。これで相似性は途絶えましたな。
 2人の決定的な違いは、独身者に対しボンクラ亭主がいることでしょう。

 よその国の選挙の結果はともかく、こちらの人は落ちるべくして落ちたのでしょうね。
 敗因は、大臣としてのあの目立ちたがりによる狼藉ですよ。大学を不認可などと意地悪をするから、意地悪がブーメランのように舞い戻って、選挙区で不認可になったということ。