本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

議員の言い分

2022-08-21 08:48:16 | Weblog
 手元にある『類語例解辞典』の「弁解」の項には、弁解のほか弁明、釈明を挙げている。
 言葉の共通する意味は「都合の悪いことや過失などをとりつくろうために説明すること」とあるが、個別にみると若干ニュアンスに差がある。

「弁解」は失敗に対して自己を正当化するために説明すること。
「弁明」は相手の誤解を解くことに重きをおいて自らの立場を明らかにする説明
「釈明」は相手の誤解や非難に対して正当性を明らかにするために客観的説明をすることで相手に了解を求めるために行うこと。

 さて、旧統一教会との関係を問われた議員たちの「知らなかった」との言い分はどれに該当するのか。自己を正当化する説明(弁解)ではないし、誤解を解く説明(説明)でもないし、相手の了解をもとめる客観的説明(釈明)でもない。ではその言い分は何だろう。
 
 類語辞典では関連語として、言い開き、申し開き、言い逃れ、言い抜けなどがある。どうやら、議員の言い分はこの「言い逃れ」でしょう。

 ネットにある『女性自身』にあった萩生田光一政調会長、杉田水脈衆総務大臣政務官、高市早苗経済安全保障担当大臣の言い分は割愛するが、下手な「言い抜け」といえる。どんな言い分だったかはお調べください。