本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

どうするハンガリー国民

2022-08-04 10:43:54 | Weblog
 昨日、ハンガリーのエゲルという町のワインに舌鼓を打ったことに触れた。本題とは関係ないた蛇足の話だった。

 そのハンガリーは、NATOの加盟国ながら首相のオルバンは親露、親プーチンのようだ。政治姿勢を批判する者は弾圧して、ハンガリー狂詩曲のタクトを振りっぱなしで、プーチン同様の独裁者みたい。

 とはいえ、ロシアのエネルギー・パイプからジャンジャン石油や天然ガスが注入し、しかも安価だから国民の支持率は高い。

 また、EUの割り当ての難民受け入れも拒否。これはトランプ前大統領と相似だ。これだって国民は賛成だろう。
 
 ただ、難民を画一的に割り当てるやり方には懸念がある。政治亡命や戦時下のウクライナ人の避難は別として、何でもかんでも人道主義というオブラートに包み込むことに限界がある。押し寄せる難民には難民モドキもいるのではないか。ごちゃまぜでは自国民の自由と財産を棄損しかねない。
 
 話がずれた。ハンガリーでは、目先の損得ではなく民主主義国家がよいか、独裁国家がよいのか国民投票してはどうか。これは実現不可能なことではない。オルバン首相は今なら勝てると判断すると思う。
 だが、甘い汁を吸っている国民も、この先に人権無視の不自由な社会が続くとなれば、一票を安直に投じないだろう。