本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

きものは合理的

2019-04-14 09:31:30 | Weblog
 洋服は資源消費型商品で流行によって消費サイクルが短い。背広は別だろうが。
 一方、きものは流行に左右されない。体系の変化に合わせる必要がない。だから形見分けにもなる。
 目からうろこになった思いだ。

 ある本からの仕入れだが、もうすこし敷衍すると、
・袖口が傷めばそこを切り捨てて縫い込んでいた部分を出して縫う。
・裾が傷めば羽織にする。
・色合いがあきたら染め直す

 きものと違って、洋服は傷んでしまえば再生の方法が組み込まれていない。しかも、体の変化で着られなくなる。
 なお、きものは四角形な布地を縫い合わせる直線裁断だから応用が利くのだそうだ。洋服は体型を重視した立体裁断とか。これにボタンというやっかいなものがつく。

 男性もきものを見直すときかもしれない。