本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

新元号が決まった

2019-04-02 10:18:48 | Weblog
 新元号が決まった。5月以降に産声をあげた赤ちゃんの命名になるだろう。キラキラネームより断然よい。
 
 前に、シンメトリーすなわち左右対称の漢字が有無の元号に触れた。明治と昭和にはシンメトリーの漢字はなく、大正と平成には「大」と「平」が左右対称である。

 さて、元号明治では西南の役をはじめ日清、日露の戦争があった。おなじく昭和では満州事変から太平洋戦争まで戦火が広まった。つまり、シンメトリックに関係のない元号では戦争が起こった。

 一方、シンメトリックの漢字が片方にある大正と平成はどうか。「大正」では関東大地震があり、「平成」では東日本大震災をはじめ地震、豪雨の災害が多発した。シンメトリックの漢字がひとつでは自然災害に遭うようだ。古い年表でもシンメトリーひとつの天保や天明に大飢饉があった。

 それで験をかついで二字ともシンメトリックの漢字であってほしいと思った。だが、新元号は明治や昭和の系列である。戦争がないといいのだが。
 
 新元号の出典は万葉集のとある序文とか。漢籍ではないと歓迎しているが、和語を漢字で充てたものだ。100年先、200年先にはひらがなやカタカナの元号があってもよい。源氏物語や枕草子などが出典になろう。