本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

孔子と老子

2019-04-06 09:07:20 | Weblog
 アメリカの大学に付設された「孔子学院」が140か所もあるとか。ロビー活動や情報収集など胡散くさいと米当局はみているようだ。

 孔子といえば、ある本に「目上の人を敬い、命令に従い、自分より優れた者に頭を下げて口を閉ざす。これが一番」といったとある。この教えはロビー活動向かもしれない。
 それにしても。孔子はずいぶん俗っぽいお方だ。日本でもこの孔子の教えを踏まえて、安倍一強にご機嫌取りをする政官財が多い。困ったものだ。

 もう一人の哲学者である老子は「自分なりの生き方に従うこと。これが一番」といっているそうだ。孔子よりえらい。
 昨日の新聞で知ったが、老子の言葉に「大河や海が、多くの谷川の水を集めて河川の王となるのは下流のへりくだった低い処にあるからだ」がある。
 謙虚であれと説いているのだが、今の内閣は権力を臆面もなくふるまっていると思うがどうだろう。

 ついでに、辞任した塚田国交相副大臣の発言について、麻生財務大臣は「副大臣の忖度くらいで決まることはない」と言ったそうだ。では、大臣の忖度なら決まるのかい。この人の失言は群を抜いている。これだって失言だろう。