本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

警察官の階級

2019-04-09 09:35:18 | Weblog
 日本の警察官の階級は「警視総監、警視監、警視長、警視正、警視、警部、警部補、巡査部長、巡査とする」と定められている。警視庁の刑事部長は警視監に該当するようだ。
 
 ホーカン・ネッセルという作家の警察小説「終止符」に刑事部長、警視、警部、巡査が登場する。この作家はスウェーデン人である。
 刑事部長と警視はともかく、巡査と警部は日本の階級に準じると巡査はヒラで警部は三階級上になる。
 
 ところが、ひとりの女警部は巡査6年後に警部になっている。大出世ではないか。というのは6年以上も殺人捜査に関わっていないとある。それどころか、その間、使い走り程度の仕事だったと書かれている。超特急の出世はありえないのだ。
 また、巡査はこの女警部の同僚になっている。同僚とは階級無視ではないか。

 スウェーデンの警察官の階級は日本と異なるのか。そんなわけはないだろう。インターボールや欧州刑事警察機構で階級のすり合わせがあるだろうに。
 となれば、作家の不勉強か、翻訳者のミスとなるがそれも考えられない。

 こんなことが気になったことでした。