本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

定着した外来語

2017-04-30 10:00:14 | Weblog
 外来語がすっかり日本の言葉のように定着しているものも多い。その外来語の語源とされる国のいくつかの例を挙げる。
 ロシア語ではアジト、コンビナート、イクラ。ポルトガル語ではカボチャ、テンプラ、トタン。オランダ語ではアルコール、コック、ゴム、レッテル、ホース、ポンプ。 
ドイツ語ではアルバイト、ゼッケン、ルンペン、ワッペン。フランス語ではアベック、エリート、クーポン、グロテスク、サラダ、コント、ランデブー。ラテン語のアカシア。
 
 調べると、西洋文明化に伴い輸入され、定着した外来語がいっぱいあるものだ。

 西洋以外にはペルシャ語のイチジクなどがあるが、数は少ない。司馬遼太郎の随筆におもしろい内容があった。
 ごちゃごちゃ混じっていることを沖縄では「チャンプルー」というようだ。この言葉はインドネシア語やマレー語にもあるとか。さらに、それが長崎に伝わると「ちゃんぽん」になるそうだ。地理的に東南アジアから到来した言葉なのでしょうね。カンボチジア語のキセルもアジアからの輸入だが、これは消えゆく外来語だ。

 随筆の続きには、アルコールを何種類か飲むと「ちゃんぽんした」という話もある。これは派生語だろうと書いていた。そうに違いない。

 いい加減なことを指す「ちゃらんぽらん」はついても触れていた。なんでも先に述べているペルシャ語にも同じ語があって、意味は「ブラブラ散歩」という。
 随筆では「ちゃらんぽらん」は、このペルシャ語と関連性ありとしていたが、これはどうだろう。「昨日、銀座をちゃらんぽらんしたよ」とは言えないね。