本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

艶笑小咄

2017-04-28 09:02:27 | Weblog
 先ごろ、三代目三遊亭園歌が亡くなった。享年88歳という。
 日蓮宗の僧侶でもあり、ある日、心筋梗塞で病院に担ぎ込まれた。寺から病院に行ったのはおれだけだよ、というのが落語の「マクラ」にあった。
 今回も気分が悪く病院に搬送されて、そこで亡くなった。合掌。

 ついでながら、その師匠の二代目園歌に艶笑小咄がある。いささか不謹慎かもしれないが、こんな咄だ。
 地方によっては女性器の呼称が違う。鹿児島のある地域では「オハコ」というらしい。得意芸の十八番と同音ですな。

 さて、その咄だ。そこの市の警察署に東京から署長が赴任してきた。そこで歓迎の宴を設えた。商工会やらロータリークラブやらが出席したのですな。むろんご婦人もいる。

 宴たけなわになって、署長が「では、そろそろ皆さんのオハコを拝見させてもらいましょう」
 みんなうつむいて静かになった。そこで署長は「まず、ご婦人からオハコを披露してください」

 失礼しました。園歌を艶歌に改名したような小咄でした。