ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

はーい。ポケモン 気をつけて!

2016-07-27 06:25:31 | 日記
経済に疎い私です。
でも、家計の管理は何とかやってきました。
共稼ぎ夫婦ということもあって、家計簿などはつけたことはありませんが、
まあまあ、のところで80点というところでしょうか。
借金ゼロ。
預金は、要介護となった場合に備えて少々。

ヘリコプターマネー。
解かりません。
調べてみて、文章としては理解できますが、
なるほど、というところまでは到達しませんでした。
インフレを起こすだろうということは、よくわかります。

太平洋戦争中、国民学校の低学年でしたが、
月に一回、学校で お金を取りまとめて預金していました。
預金させられた、と言ったほうが正しいのです。
“お国のために”ということでした。

戦争末期です。
お金も物資もナイナイづくし。
母は、わが子に肩身の狭い思いをさせたくなかったのでしょう、
預金日には、なにがしかの金額を工面して持たせてくれていました。

さて、敗戦。
預貯金は閉鎖、学校預金が手元に戻ってきたときは 
とてつもないインフレとなっていました。
鉛筆数本しか買えない貨幣価値になってしまっていたのです。

安保法・改憲…………、きなくさい世の中になりそうな気配が。
また、インフレともなれば、蓄えた幾ばくかの預貯金の価値も失われてしまいます。

麻生副総理が、以前
“いつまで、生きるつもりなのか”
などとの発言で顰蹙を買いましたが、
高齢者は守銭奴のように金銭に執着しているわけではありません。
介護が必要になった時、子どもたちに金銭的な負担をかけたくない、
そんな理由で、預貯金を保持しているのです。
少なくとも、私の周囲の方々は、そう思って暮らしています。

連れ合いが、
“ちょっと 散歩に”
と、玄関先で、私に呼びかけました。
“はーい。ポケモン 気をつけて!”
と、私。
“おれ、ゲームなんて やらないよ”
ですって。

「ポケモンGO」など、やるはずはありません。
やれないと思います。
見ながらスマホの自転車などにぶつかるな、
という意味での“気をつけて”でしたのに。
ダメだ、こりゃ。

ヘリコプターマネーなどについて考えていましたら、いつとはなしに視線は空へ。
ねずみ色の雲が、濃く 薄く 散らばっていました。
まだ、梅雨明けにはなりません。
                                  〈ゴマメのばーば〉
コメント (4)
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