ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

こんな香りにであうことができれば、幸せというもの。

2016-07-05 06:31:15 | 日記
何とも暗いニュースが続けざまに報じられています。
安倍首相は
『テロ根絶に、国際社会と共に力を合わせていきたい。
今後も内外の日本人の安全をしっかり守っていく』
と、危機管理を強調し、与党政権への支持を訴えています。
でも、決意表明だけでは虚しく響くだけ。

バングラデシュ・イラク、どちらのテロ事件も、悲惨なニュースです。
テロはあちこちで起こっていますが、日本人が犠牲になってしまうと、
やはり身近に痛みや憤りを覚えてしまいます。
犠牲者のご家族の痛み悲しみは想像を絶することでしょう。
『義憤』と銘打って、犯人達を糾弾する言葉を発して事足りるわけでもなく、
そのことで、自身が「正義」に与する証しとなるわけでもなく、
合掌する以外に何もできません。

せいぜい、多少なりとも世界に戦争やテロが起こることを防ぐ政策を持っていると
思しき政党に、参院選の一票を投じることが、今の私にできることです。

遅れていた庭木の剪定をしています。
窓から、木や葉っぱの匂いが濃厚に入り込んできます。
いい匂い。
緑の匂いです。
言葉を掛け合いながら、作業をして下さっている方の声も、香りと一緒に窓から入ってきます。
平和の香りです。

ランダムに手足を伸ばし過ぎの感があるウメ・つつじ・月桂樹などなど。
散髪するかのように、サッパリ仕上がっていきます。
一昨年の春、花屋さんで買い求めたネコヤナギ、挿して置きましたら根を出しました。
ももいろと銀色のコントラストがきれいだったので、地植えにしたところ、
今年は私の背丈を超して伸びています。
多分、私より長くこの地で生きていくのでしょう。

でも、こうして草や木の香りを満喫していますと、
平和な気分に充ち満ちてくるのです。
食べるものがあって、夏、こんな香りにであうことができれば、
幸せというものなのでしょう。
狭い我が家の庭が広―くなって。
空も広ーくなって。
                              〈ゴマメのばーば〉

コメント (1)
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