ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

《緊急事態条項でなんとかなるさ》と、でも。

2016-07-07 06:29:18 | 日記
参院選も終盤。
〈改憲勢力3分の2の勢い〉
などとのニュースを聞きますと、とても残念というか、暗い気持ちに陥りそうです。
☆アベノミクスの恩恵にはまったく良くしていない
☆改憲の必要はない
とする声は、身近でもよく耳にするのですが、
「反自民へ」とは結びつかないようです。
評論家の言葉を借りて、「野党勢力にも問題があるから」と述べ、
それで事を済ませるわけにもいきません。

『誰に入れたって、おんなじよ』
『世の中、そう変わるもんじゃぁねぇ』
として、
『一票を投じるのは、やっぱり、国政に力を持つ与党のセンセイでしょう』
こんな、会話が聞こえて来るのです。

政策・公約に対して、
「関心を持たなくとも、関係はある」
と、問われるのは、若い人たちだけではないようです。

憲法学者の有志7人が1日、
〈参院選で憲法問題を争点化すべきだ〉
と訴える異例の記者会見を東京・永田町の国会内で開いたそうです。
呼びかけ人は、名古屋学院大の飯島滋明教授と日体大の清水雅彦教授。

清水氏は、3年前の参院選を引き合いに、
〈改憲勢力が3分の2以上の議席を取れば、現政権は最後に議論を打ち切り、
強引に数で押し切る危険性がある。
有権者に憲法が危機だという認識を持ってほしい〉
と述べたそうです。
学者ではない私も、そう思います。

自民党の高村正彦副総裁は5日のBSフジの番組で、
『改憲勢力が(発議に必要な参院の3分の2以上の議席を)取ったとしても、
10年先、何年か先は別だが、憲法9条が改正される可能性はゼロだ』
(毎日新聞2016年7月5日)
と述べました。

安倍首相は、遊説で「改憲」と言う言葉を封印していますが、
高村正彦氏のこうした言葉を聞きますと、
『えっ、自民党の改憲草案は?』
と、驚くばかりです。
『緊急事態条項』でなんとかなるさ、とでも。
                                  〈ゴマメのばーば〉
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする