ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

“どうしたもんじゃろのう”

2016-07-02 06:11:24 | 日記
《65歳以上、4人に1人超、高齢化率最高に………》
こうしたニュースの見出しを見ますと、やっぱり気にかかります。
NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」のヒロイン常子でなくても、
“どうしたもんじゃろのう”
と。

とは言っても、少子化現象を改善するための方策など持ち合わせはありません。
ただ、老人ばかり増えてしまうと社会保障のあり方についても、
いろいろと困難な状況が起きてくることは確かです。

《52万人が入所待ちしていた「特別養護老人ホーム」の待機者が、
各地で大幅に減ったことがわかった》
と報じられました。
軽度の要介護者の入所制限や、利用者負担の引き上げなど、
政府の介護費抑制策が原因とみられるとのこと。
一方、施設関係者らは、要介護度が低くても徘徊がある人らが宙に浮いており、
「介護難民」が増えたと指摘しています。
“さて、どうしたもんじゃろのう”

要介護1、2の人が昨年4月から原則、入所できなくなりました。
私の身近にも老々介護の知人が何人もおります。
70歳を過ぎての老親の介護は、とてもたいへんです。
「家族が助け合って」などということでは済まされません。
それに、老夫婦だけの二人暮らしも多いのです。

軽度の要介護者が入所できなくなり、民間の施設や自宅介護を余儀なくされたために、
《特養施設の多い地域では要介護者の争奪戦が始まった》
とも報じられています。

我が身が高齢者であるだけに、こうしたニュースは身に応えます。
寿命を自身が決められものでもなし。

〈ピンピン コロリ〉であれば、などと願ってはいても、寿命を司る歳の神さまから、
『こちらの空きが出来ました。あした、いらっしゃい』
などと、言われたら、
「えっ!」
「いいえ あの、もうしばらくは………そのっ、つまり」
などと、口ごもって、逃げ帰るに違いありません。

“どうしたもんじゃろのう”
                                     〈ゴマメのばーば〉
コメント (2)
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