golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ナンカロウ「自動演奏ピアノの為の習作第42~48番」

2011-02-06 20:29:48 | Weblog
嗚呼、もう2月6日か~。

某資格試験まであと10日。

しかし、今回は試験前から投了気味。

何しろ、テキストもまだ5分の1位しか読んでいない。

勿論!(威張っちゃいけない)、読んだ箇所も殆ど頭に入っていない。

昨日、今日も勉強せず。(今日はまだ数時間あるぞ)

戦局は絶望的な状況だけれど、試験には玉砕覚悟で行く予定です。

アンピコ・ベーゼンドルファー・グランド・ピアノ、アンピコ・フィッシャー・グランド・ピアノ(MD+G盤)

聴いてみたかったコンロン・ナンカロウ(1912~1997)の自動演奏ピアノの為の作品。

先日、秋葉原石丸電気ソフト館の閉店セールで3割引きで入手しました。

現代曲はレギュラー価格盤が多く、こういう時でないとなかなか買えません。

「超、超絶技巧」の作品集。

人手では演奏不可能な複雑な曲を自動ピアノが演奏しています。

はたしてどんな音楽なのだろう?と聴き始めましたが、超面白い!快感この上無し。

1曲目の第42番は、ジャズのテイストでゆったりと開始され、「これ、人間でも弾けるじゃん!」(ちなみに私はピアノ弾けないので弾ける弾け無いの判定は出来ないのですが…m(__)m)という状況から段々にリズムが複雑化し、複雑怪奇なリズムの饗宴へ。

こんな曲は、タコの様に手が八本無いと弾けないのではないでしょうか。(タコがピアノ弾けるか!、それに、タコのは手ではなく足である)

第43番では、複雑なリズムとともに超高速なパッセージも聴けます。

第44番では、同一音型の執拗な繰り返しがあり、これはミニマルミュージックでしょうか。

第45番も、ジャズとミニマルの要素に複雑なリズムと超高速スケール(速過ぎてピアノとは思えない、電子楽器の様な音色)で楽しませてくれます。

第46番は、複数のリズムの同時進行がフーガのようにポリフォニックに響きます。

第47番では、複雑なリズム故、これって本当にピアノ1台?という疑問さえ涌いて来ます。パーカッションも加わっているみたいに聴こえるのです。(実際はピアノ1台)

第48番でも、ピアノって電話や機関銃の音も出せるんだ~!といったほどの猛烈高速パッセージが凄い。ピアノがよく壊れないなあ、というほど。

どの曲も、凄い凄過ぎる!

現代音楽には暗く難解なイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、このナンカロウの作品はカラリと明るく、感覚的に楽しめる作品。オシャレでBGMなどにもとっても良いですよ。

このCD、愛聴盤確定!

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