golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

リゲティ「13人の奏者の為の室内協奏曲」他、オーフス・シンフォニッタ

2011-02-03 22:20:44 | Weblog
昨夜AM3時頃に目が覚めてからうつらうつらしていた関係で、通勤及び外出の電車で気持ち良く寝たのですが、まだ眠い。

明朝早いので、今日はもう寝ます。

オーフス・シンフォニエッタ(CLASSICO盤)

激安現代音楽BOX「スナップショット」から。

現代音楽の「定番作曲家」の作品を中心に収録されています。

イギリスのハリソン・バートウィッスルだけが知名度低いでしょうか。

1.リゲティ(1923~2006)「13人の奏者の為の室内協奏曲」(1969~70)
2.ヴェーベルン(1883~1945)「9つの楽器の為の協奏曲」(1931~34)
3.ヴァレーズ(1883~1965)「オクタンドル」(1923)
4.ルトスワフスキ(1913~1994)「チェーン1」(1982~83)
5.武満徹(1930~1996)「雨ぞふる」(1983)
6.バートウィッスル(1934~)「儀式の断片」(1990)

リゲティの曲は、如何にも彼らしい作品。

蚊などの虫がざわざわ飛ぶが如く、13の楽器の音が静かに飛び交います。

「静と動の対比」もこの頃のリゲティの特徴でしょうか。静の前半2楽章に対して、後半の2楽章では動的な音楽が聴けます。

ヴェーベルンはいつもの点描。無機的な12音音楽に9つの楽器の多彩な音色が華を添えます。

「オクタンドル」は、この中で唯一手持ちCDがある曲。静かな中にもヴァレーズらしいパワーが。

こうして現代曲を並べてみると、1920~30年代にこういう音楽を書いたヴァレーズやヴェーベルンの革新性に改めて驚きます。

「チェーン2」は手持ちがあるし、「チェーン3」も聴いたことがあるが、「チェーン1」は初めて。

こうして聴くと、現代曲と言っても結構伝統的な響きですね。

「雨ぞふる」は、武満らしい繊細な音楽。静かに降り注ぐ慈雨を思わせます。

そして、期待のバートウィッスル。以前、CPOのカタログで作曲家の名前だけは見知っていて、気になっていた人。何という曲でどんな解説が書かれていたかも覚えていないのですが(笑)、インパクトある内容だった様で名前だけは強烈記憶に残っています。

ただ、この「儀式の断片」は、特別衝撃的な訳ではなく、この中ではルトスワフスキなどに近いかな?という音楽。

6人の作曲家の個性、様式の違いが聴けて面白い1枚でした。

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