golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

三善晃「黒の星座、遠景より無景へ、五つの詩」他、芳志戸、戸田

2011-02-26 22:18:20 | Weblog
ゴルフスクールもそろそろ潮時かなあ?

雪による練習場閉鎖と用事で行けなかった為、今日は3週間ぶりのゴルフスクール。

毎週習いに行っているくせに全然上達していない、とは会社でよく言われる事ですが、私としてもそれは気にはしているのであります(笑)。

でも、習いに行かないと更に下手になりそうだし、週1回のスクールは運動にもなるし…。

ただ、コストパフォーマンス悪過ぎ。

スクール辞めて、時々練習に行く方が安上がりで良いか、と時々考えるのであります。

現在習っているコーチは教え方も上手いし(しかし、何故か私は上手くならない(笑))、ユーモアのある方で、楽しくスクールに通っておりますが、来月一杯でこの練習場を辞められるとの事。

これを機会にゴルフスクール辞めて、替りになかなか通えていない体育館にトレーニングにでも行った方が良いかな?

思案中であります。

芳志戸幹雄、荘村清志(ギター)、戸田弥生、松野弘明(ヴァイオリン)、店村眞積(ヴィオラ)、菅野博文(チェロ)、岡田知之打楽器合奏団(CAMERATA盤)

図書館から借りているCDです。

結構気に入っていて、今まで何回か借りているディスク。(じゃあ、買えよ、ってか)

ギターには現代曲が合う!と強く思っている私には、ギターの為の優れた現代作品を聴くのが楽しみなのであります。

ピアノやヴァイオリン、チェロなどの「クラシック王道楽器」と比較して、近代までの作品では質量ともに劣るギター作品ですので、現代曲でその差を少しでも取り返して欲しいとの思いもあります。

このCDには、1996年に49歳というまだ若い年齢で亡くなられた名ギタリスト芳志戸さんの為に書かれた作品が収められています。

ギター独奏、ギター二重奏、ギターと弦楽四重奏、ギターと打楽器と構成も多彩な作品集。

1.ギターと弦楽四重奏のための「黒の星座」(1989年)
2.二台のギターのためのプロターズ「遠景より無景へ」(1974年)
3.ギターのための「五つの詩」(1985年)
4.ギターのための「エピターズ」と打楽器群のための「イスタシワトル=白き女蜂」の協奏(1975年、1980年)

「黒の星座」は、作曲者によると「光と陰、虚と実、といった二律的・ノモス的なものを超え、それらの一元的なカオスの生命力を表現しようとした」との事。緊張感に満ちた弦楽四重奏に対して、ギターがその緊張を更に高めたり逆に弛緩させる様に絡んだりして混沌が描かれる。いかにも現代音楽らしい曲で好きです。

「遠景より無景へ」は、芳志戸と荘村が作曲家を訪ね、作曲を懇願した作品。

70年代らしい前衛的な音楽ですが、作曲者の感性とギターの音色ゆえ、刺々しくならず、美しい響きの作品になっています。

ギター独奏の為の「五つの詩」は、2~3分の調性感のある短い5曲から成る作品。静かに心に染み入るような優しい曲。

「エピターズ」と「イスタシワトル」の協奏は、ギター独奏の為に書かれた「エピターズ」と打楽器の為の「イスタシワトル」を一緒に演奏するという試み。

ギターと打楽器が交互に、そして最後は一緒に奏されます。打楽器は、様々な大きさのグラス類が中心で、その神秘的でクールな響きと、ギターの熱を帯びた響きの対比が魅力的な協奏作品に仕上がっていると思います。

こうして改めて聴くと、芳志戸幹雄という現代音楽に対して高い感性を持ったギタリストを若くして失った事は、日本の作曲界に取っても大きな損失だったであろうと思います。

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