golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ブラームス「チェロ・ソナタ第1番」、シューマン「幻想小品集」より他、リヒテル、ロストロポーヴィチ

2011-02-14 22:24:44 | Weblog
会社帰り、駅で明後日の資格試験の受験票用の写真を撮影する。

所定欄に写真を貼り、併せて免許証などの身分証明書を持参することになっております。

撮影した所は、ボックスになっていて、鏡を見ながらセルフで撮影するあれです。

ガイダンスに従って撮ってみましたが、最初ちょっと上を向いて写ってしまいました。

「印刷するまで何度でも撮り直し自由」とのことで、再チャレンジ。

今度は正面を向いて撮れたが、どうも人相が…。

再度、撮り直し。

しかし、また人相が…。

何回か繰り返すが、どうも上手く行かない。

そこで、ハタと気付く。

そうか、いくら撮り直しても、人相までは修正出来ないんだ~(笑)。

ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)、スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)(DOCUMENTS盤)

1.シューマン「幻想小品集」より第1、2、3、5、7、8曲
2.シューマン「4つの行進曲」より第2曲
3.ブラームス「チェロ・ソナタ第1番」

リヒテルの激安(←こればっか)BOXから、ブラームスのチェロ・ソナタを聴こうと思って掛けたら、カップリングのシューマン幻想小品集(残念ながら抜粋)の演奏がとても良くて、これも追加致しました。

何と言うか、ロマンチックだけれど力強い、という感じでしょうか。

第1曲「夕べに」のうっとりした調べに引き込まれて、つい聴き入ってしまいました。

第2曲「飛翔」のダイナミックさなどはロシア・ピアニズムを彷彿させます。

「幻想小品集」って、こんなに素敵な音楽だったんだ!と再認識。

全曲収録じゃ無いのが残念。

手持ちは、デムス盤だけだったでしょうか。また、聴き直してみたいと思います。

「行進曲」も、力強さと情感を兼ね備えた演奏で楽しめました。

ブラームスのチェロ・ソナタは、初めて聴いたかもしれません。

メロディ等は全く違いますが、ヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」ともどこか通じる「しっとり感」があって良い曲ですね。

雪のちらつく夜にピッタリです。

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メシアン「幼子イエズスに注ぐ20の眼差し」ヒル

2011-02-13 21:03:26 | Weblog
今日は、午前中から某資格試験に向けた最後の追込み(あがき、とも言う)をしておりました。

お昼前から夕方迄、昼食時を除いてずっと。

こんなに勉強したのって、学生時代の試験前(の一夜漬け)以来では?

って言ったって、たったの数時間ですが…。

もっともですねぇ、テキストにただラインマーカー引っ張ってるだけで全然頭に入って来ていないし、これで勉強と言えるのか甚だ疑問。

今晩は寝る前までやろう!と思っていたのですが、夕食時ちょっとアルコール入れたら、もうへたって来ちゃって駄目だし…。

さすがに今回は絶望的であります。

ピーター・ヒル(ピアノ)(BRILLIANT CLASSICS盤)

朝飯前ならぬ、「朝メシアン」という言葉があります。(無い、無い)

最近、休日の朝、寝床でメシアンを聴くことが多いのであります。(平日は流石に時間が無い)

昨日は、「ニワムシクイ」を3回!聴いちゃったし。

今朝は、数日前に聴いた「オルガンの書」を再聴して、やっぱ凄い曲だと思う。

今日は他の作曲家を取り上げようと思ったのですが、やはりメシアンになってしまいました。

「鳥のカタログ」と並ぶ、ピアノ曲の大作にして、メシアンの代表作の一つ。

今まで、ベロフの名盤で聴いておりました。

最初、「あれっ、これ『まなざし』だっけ?」という違和感が。

速めのベロフ盤に比べ、この演奏とても遅いのであります。

しかし、聴いて行くうちに、神秘的な中にもリズムのノリの良さも宿したこの名曲の素晴らしさが聴こえて参ります。

ところで、メシアンには、「イタコ説」があります。(無い、無い)

恐山のイタコよろしく、色々な物がメシアンに憑依して音楽を奏でるのです。(違うって!)

鳥などが憑いて書かれたのが「鳥のカタログ」だし、この「まなざし」は神が憑いた物ですね。(だから、違うって!)

1.父の眼差し
2.星の眼差し
3.交換
4.聖母の眼差し
5.子を見つめる子の眼差し
6.それに全ては成されたり
7.十字架の眼差し
8.高き御空の眼差し
9.時の眼差し
10.喜びの聖霊の眼差し
11.聖母の初聖体
12.全能の言葉
13.降誕祭
14.天使たちの眼差し
15.幼子イエズスの接吻
16.予言者たち、羊飼いたちと博士たちの眼差し
17.沈黙の眼差し
18.恐るべき感動の眼差し
19.我は眠っているが、私の魂は目覚めている
20.愛の教会の眼差し

メシアンの作品の中でも、宗教性の高い傑作。

演奏は、やはり遅くてちょっと冗長に聴こえるのが難点。

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バッハ「マタイ受難曲」ヘレヴェッヘ新盤

2011-02-12 20:39:35 | Weblog
休日出勤する途中、昼食に寄る。

初「蒙古タンメン」!

こちらのお店には良く行くのですが…(笑)。

いつも、「冷やし味噌ラーメン」や「北極」という激辛ラーメンを啜りながら、一般ピープルが「蒙古タンメン」などを食べている姿を横目で眺めておりました。

時々、若いオニイチャンが「辛えっ~」などと言っていますが、あれは絶対ギャグに間違い無いと思いながら。辛い振り上手いなあ、と。

さて、庶民の味のほどは…。

意外にあっさりしてますね~。結構お上品と言いますか。

もっとワイルドな味を想像しておりましたが、やはり「冷やし味噌ラーメン」や「北極」とは全然違いますね。

でも、結構美味い。

辛さは、セブン-イレブンで売っているカップ麺の方がむしろ辛いのでは?という程度。(添付の「辛味オイル」使用の場合)

旨いにゃ旨いけど、ちょっとインパクトに掛けるし、ワタシャ、やはり「冷やし味噌ラーメン」だな。(「北極」は暑がりの私にはつらい)

今日は、マタイを聴きながら順番待ちし、マタイを聴きながら食べましたが、意外にBGMに合いますね。(「トリスタンとイゾルデ」もラーメンにマッチするが)

結局、予定変更で会社へ行くのは止めました。

マックを渡り歩いて、数日後に迫った資格試験の勉強をすることにします。

イアン・ボストリッジ(テノール、福音史家)、フランツ・ヨーゼフ=ゼーリッヒ(バス、イエス)、シビッラ・ルーベンス(ソプラノ)、アンドレアス・ショル(カウンターテナー)、ヴェルナー・ギューラ(テノール)、ディートリッヒ・ヘンシェル(バス)、フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮コレギウム・ヴォカーレ(Harmonia Mundi盤)

「もっと日常的にマタイを聴こう!運動」の第10弾。

メンゲルベルク、ダウス(抜粋)、マウエルスベルガー、クレオバリー、グッテンベルク、ラミン、ガーディナー、リヒター旧盤、鈴木雅明に続き、ミチョランマの中から本命候補。

バッハのカンタータ演奏に於いて、私にとってヘレヴェッヘはネ申。

このCDは、だいぶ前に購入しながら、「勿体なくて」聴けておりませんでした。

それを、初「蒙古タンメン」の記念すべき日に(笑)。

期待に違わぬ演奏。

ヘレヴェッヘの演奏は、よく「陶器の様な美しさ」と言われますが、本当に上手い喩えだと思います。

いつもの高貴な艶のある響きが致します。

一般的に、透明度高い演奏は、冷たい響きになる懸念も有していますが、非常に純度高いにも関わらず、常に人肌の暖かみを失わないのがヘレヴェッヘの凄いところ。

ボストリッジの柔らかく若々しい美声のエヴァンゲリストも、却って物語の悲劇性を高めている様に感じます。

独唱陣もとても精度高いし(ルーベンスの清楚な声が特に印象的)、合唱やオケの澄んだ美しさはいつものこと。

美しさ、優しさと悲劇が隣合わせの様なこの演奏で、改めてマタイの凄みを感じました。

やはり、今まで聴いた中ではこれが本命盤であります。(まだ未聴の名盤が色々あるので、これからも聴いて参ります)

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シューマン「4つのホルンのためのコンチェルト・シュテュック」オーヴァル、カオ他

2011-02-11 21:41:51 | Weblog
台所の蛇口のパッキンが駄目になり水漏れがするので、業者の方に修理に来て頂きました。

取り寄せて貰っていた部品と工具を持参して我が家へ。

パッキンの交換だけなので、20~30分で済むものと思っていたら意外に苦戦。

水垢の所為か、こびりついてネジがなかなか外れないなどあり、結局1時間半ほど掛かりましたでしょうか。

しかし、結局完全には直らず。

プラスチック部品に欠けが発見され、それの手配とともに、少量ですがまだ水漏れもあり、後日、再度来て頂くことになりました。

しかし、大きな水漏れは止まり、取り敢えず支障はほぼ無い所まで回復。

良かったですよ、業者の方にお願いして。

パッキンぐらい、DIYショップで部品を買って自分でも直せるかなとも一瞬だけ思ったのですが、面倒くさいので止めておいて(笑)。

もし、自分でやったら大変な目にあっていたはずです。

台所の水道が当分の間使用不可になってしまう、なんていうとんでもない事態も容易に想像出来ましたから。

フランシス・オーヴァル、フランソワ・トムマジーニ、ロベール・デプレ、ロベルト・ヤンセンス(ホルン)、ピエール・カオ指揮ルクセンブルク放送交響楽団(BRILLIANT CLASSICS盤)

シューマンの4つのホルンの為の作品が良さそうとの噂を目にしたので、手持ち盤を聴き直してみました。

4つの独奏楽器とは、バロック時代のコンチェルト・グロッソを思わせる編成。

実際、シューマンはバッハの「4台のチェンバロの為の協奏曲」(ヴィヴァルディの「4つのヴァイオリンの為の協奏曲」の編曲)を研究していたそう。

しかし、音楽は擬バロック調とかでは無く、ロマン派ど真ん中のもの。

第2楽章の、深く沈み込むような出だしなど、ブルックナーの「ロマンチック」を連想さえしてしまいました。

どんより雲の掛かった様なシューマンらしいオーケストレーションの中にも、両端楽章の生き生きした楽想に、4つのホルンの妙技が聴けて、なかなか聴き応えのある曲でした。

この演奏、オケがちょっと弱いですがなかなか健闘。録音も古い(1974年)のですが、十分楽しめました。

もっと良い演奏、録音で聴いたら、さぞ聴き応えするでしょうね。

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バルバトル「クラブサン組曲」、アルマン= ルイ・クープラン「ソナタ、組曲」カーティス、ダール

2011-02-10 23:32:30 | Weblog
今日は、写真のコストパフォーマンス最高のお店で飲んで帰って来たところ。

昨日、今日、伺った異業種のお客様で見聞きした事がとても新鮮で勉強になりました。

ほ~う、凄い!と思うこともあったし、こりゃ、違うだろ、と思うことも。

ちょっとした事でも、新たな発見のある毎日でありたいと思っております。

アラン・カーティス(チェンバロ)、ルーシー・ファン・ダール(ヴァイオリン:ソナタⅢ)(Virgin CLASSICS盤)

先日のフランソワ・クープランのディスク(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/b000cb0359af6b444308017818bccc0d?guid=ON)とセットの2枚目。

1.クロード=ベニーニュ・バルバトル(1724~1799)「組曲」

2.アルマン=ルイ・クープラン(1727~1789)「ソナタⅢ」

3.アルマン=ルイ・クープラン「組曲 ロ短調」

4.アルマン=ルイ・クープラン「組曲 ト長調」

バルバトルは、今まで名前も知らなかった作曲家。

Wikipediaに拠れば、フランス・クラブサン音楽最後の作曲家との事。

ここに聴く組曲は、華麗さよりも哀愁や重厚さが先立っている感じがしますが、なかなかに手応えのある印象的な曲。

クープラン一族の作曲家アルマン=ルイ・クープランも今まで知りませんでした。

有名なルイ・クープラン(1626~1661)とは別人のロココの時代の人。

バロックの香りを残しながらも、新時代の風を感じさせる音楽はなかなかに魅力的であります。

ソナタは、ルーシー・ファン・ダールの暖かみがあって、しかもフレッシュなヴァイオリンが何とも素敵。

以前、彼女のバッハのヴァイオリン曲集が安売りされていたのを買い損ねた事を、今でも大変悔やんでおります。

アルマン=ルイ・クープランのチェンバロ独奏曲も新鮮。鮮度高く、柔らかな光に満ちた音楽。

今まであまり聴けていないバロックの終焉~前期古典派の時代は、私にとって手付かずの宝の山かなと思っております。

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メシアン「オルガンの書、献堂式のための唱句」タンケ

2011-02-09 22:38:35 | Weblog
もう1ヶ月早く始めていれば良かったなあ~。

1週間後に迫った資格試験勉強、ここ2、3日いつもより1時間程度早く起き、また帰り掛けにもハンバーガーショップなどで最後のあがきをしております。

しかし、いかんせん時間が足りない。

せめてあと1ヶ月あったらなあ。

…と、勉強でも、仕事でも、ゴルフでも何でも、いつも後から後悔するのであります。

納期迫らないとやらないのは、いくつになっても直らない性分のようです。

ウィレム・タンケ(オルガン)(BRILLIANT CLASSICS盤)

今日もメシアンを聴いております。

1.オルガンの書(1951年)
2.献堂式のための唱句(1960年)

昨日、「世の終わりのための四重奏曲」がメシアン最高傑作の有力候補の一つかもしれないと書きましたが、もし誰かに今日の「オルガンの書」(1951年)こそが最高傑作だと言われたとしても、ああそうなのかと頷いてしまいますね。

初めて聴いた曲ですが、とにかく圧倒されました。

冒頭すぐ、物凄い重低音が轟き渡ります。

下記の7曲から成る約50分の大作。

1.置換による反復
2.トリオ楽章
3.深い淵からの手
4.鳥たちの歌
5.トリオ楽章
6.車輪の中の目
7.64の持続

「4つのリズム練習曲」(1949~50)(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/4403e822575f2dc8f8199234ad272282?guid=ON)でトータル・セリーの技法を獲得し、メシアンが最もトンガッテいた頃の作品。

パイプオルガンという古い器に最先端の現代音楽が盛られています。

しかし、敬虔なクリスチャンであるメシアンのこと、前衛音楽と古より神に奉仕して来た楽器の響きが何の矛盾無く、見事に融合しています。

難解な音楽に感じられるかもしれませんが、巨大な楽器の威力を最大限に活かした面白い音楽だと思うのであります。

しかし、「深い淵からの手」とか「車輪の中の目」とか、何ともオカルト風のタイトルですね(笑)。

実際は、「深い淵からの手」はオルガンの大音響が炸裂する聴き応えのある曲。「車輪の中の目」も2分弱と短いながらも前衛的な音が飛び交う面白い曲。

また、「鳥たちの歌」では、後年の傑作「鳥のカタログ」を思わせる鳥の歌も聴かれます。

12分ほどの「献堂式のための唱句」は、単独で聴けば一般的には難解な音楽と言うのかもしれませんが、こうして続けて聴くと、柔らかな分かり易い音楽に感じます。

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メシアン「世の終わりのための四重奏曲」ムストネン、ベル、イッサーリス、コリンズ

2011-02-08 22:22:28 | Weblog
今日は、午後とある展示会を見に行って、色々試食、試飲(ソフトドリンク&アルコール)して参りました。

別に飲み食いが目的で行ったのでは無いのですが、職場ではそう誤解(理解?)されております。

他のコーナーでアルコールも各種頂いたのですが、会場案内図のチェックを怠っておりましたもので、美味しそうなお酒が沢山ある一番メインのコーナーに到達したのは既に閉館時間。(おいおい、それが目的じゃ無いだろって!)

大変残念な事を致しました。

ジョシュア・ベル(ヴァイオリン)、スティーヴン・イッサーリス(チェロ)、オリ・ムストネン(ピアノ)、マイケル・コリンズ(クラリネット)(LONDON盤)

傑作揃いのメシアンの作品の中で、最高傑作を一つ選べと言われたら、「世の終わりのための四重奏曲」は有力候補の一つではないかと思っております。

ピアノ曲やオルガン曲などにも有力候補が色々ありますが。

勿論、「トゥーランガリラ交響曲」を候補に挙げられる方も多いかもしれませんし、私も勿論好きな曲ではありますが、最高傑作かというと個人的にはちょっと違うかなと思います。メシアンの諸作の中ではちょっと異質な気もしますし。

さて、「世の終わりのための四重奏曲」。題名と、メシアンがナチの捕虜収容所に入れられている時に書かれたという逸話の為、誤解されている節もあるように思いますが、深遠な内容とこの世ならぬ美しさの音楽。

今まで、ガブリロフ、パルム、ダインツアー、コンタルスキーによる1枚しか持っていなかったので、色々聴いてみたいと、先ずは図書館から借用したCDです。

手持ちのガブリロフ他の演奏(1976年録音)では、この曲が「現代音楽」として響きましたが、ずっと若い世代のこの演奏(1996年録音)では、フォーレやドビュッシーに連なるフランス音楽に聴こえました。柔らかで暖かみのある音楽に。

聴き馴染んだ所為か、手持ち盤の方が面白いように感じましたが、名手の揃った素晴らしい演奏で、これもまたこの曲の一つの面。

気になる名盤が色々あるこの曲、また別演奏で聴いてみたいと思います。

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ヴァイス「リュートの為の序曲と組曲」ユングヘーネル

2011-02-07 20:41:06 | Weblog
何年か振りに公衆電話ボックスに入りました。

フリーダイヤルに電話しなければならない件があり、携帯から掛けたのですが、当該番号は携帯に未対応だった為。

外出先ゆえ、駅前の公衆電話ボックスへ。

昨今、見掛ける事の少ない電話ボックスが3つも並んでおりました。

携帯のバッテリー切れで駅の公衆電話から掛けたことはありますが、電話ボックスは一体何年振りでしょうか?

何だか妙に懐かしい匂い。

電話機の匂い?なのか、ノスタルジーを感じさせる電話ボックス特有の匂いが致しました。

へぇ~、まだテレフォンカードが使えるんだ。

何年も前に、偽造カードが多発した為、磁気式カードが使え無くなったのを認識しており、その後ICカードも無くなってしまったように思っておりましたもので。

しかし、カードスロットがある。

そうか、ICカードタイプは偽造に強いので現存なんだ。納得。

ところが、Wikipediaを見て驚く。

ICカード方式のテレカは廃止され、磁気式はまだ残っているとの事。

何でかな?

コンラート・ユングヘーネル(リュート)(Deutsche Harmonia Mundi盤)

今日は、シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(1687~1750)のリュート曲。

図書館から借りて来たCDです。

1.序曲 変ロ長調
2.組曲 第17番 ヘ短調
3.組曲 第21番 ト短調
4.組曲 ニ短調

ギターで奏されることも多い作曲家の為、ギターのCDに1、2曲入っている様な物を別にすれば、ヴァイスのまとまったCDは1枚しか持っておりません。(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/67897119fe8d5ef45f0b563446b0d164)

しかし、「リュートのバッハ」と呼んでも良いであろう、深い情緒を湛えた数々の曲は昔からとても好きなのであります。

久しぶりに聴いてみても、バッハの無伴奏チェロ組曲などと比べても決して聴き劣りしない充実した作品群であるとの思いを新たに致しました。

また、同じフレーズを何回も繰り返し情感を盛り上げる手法がヴァイスらしさの一つであることにも気付く。

このバロックの大家の作品を色々聴いて参りたいと思いました。

最近は、指揮者として活躍の、ユングヘーネルの柔らかくも確固たる技巧の名演。

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ナンカロウ「自動演奏ピアノの為の習作第42~48番」

2011-02-06 20:29:48 | Weblog
嗚呼、もう2月6日か~。

某資格試験まであと10日。

しかし、今回は試験前から投了気味。

何しろ、テキストもまだ5分の1位しか読んでいない。

勿論!(威張っちゃいけない)、読んだ箇所も殆ど頭に入っていない。

昨日、今日も勉強せず。(今日はまだ数時間あるぞ)

戦局は絶望的な状況だけれど、試験には玉砕覚悟で行く予定です。

アンピコ・ベーゼンドルファー・グランド・ピアノ、アンピコ・フィッシャー・グランド・ピアノ(MD+G盤)

聴いてみたかったコンロン・ナンカロウ(1912~1997)の自動演奏ピアノの為の作品。

先日、秋葉原石丸電気ソフト館の閉店セールで3割引きで入手しました。

現代曲はレギュラー価格盤が多く、こういう時でないとなかなか買えません。

「超、超絶技巧」の作品集。

人手では演奏不可能な複雑な曲を自動ピアノが演奏しています。

はたしてどんな音楽なのだろう?と聴き始めましたが、超面白い!快感この上無し。

1曲目の第42番は、ジャズのテイストでゆったりと開始され、「これ、人間でも弾けるじゃん!」(ちなみに私はピアノ弾けないので弾ける弾け無いの判定は出来ないのですが…m(__)m)という状況から段々にリズムが複雑化し、複雑怪奇なリズムの饗宴へ。

こんな曲は、タコの様に手が八本無いと弾けないのではないでしょうか。(タコがピアノ弾けるか!、それに、タコのは手ではなく足である)

第43番では、複雑なリズムとともに超高速なパッセージも聴けます。

第44番では、同一音型の執拗な繰り返しがあり、これはミニマルミュージックでしょうか。

第45番も、ジャズとミニマルの要素に複雑なリズムと超高速スケール(速過ぎてピアノとは思えない、電子楽器の様な音色)で楽しませてくれます。

第46番は、複数のリズムの同時進行がフーガのようにポリフォニックに響きます。

第47番では、複雑なリズム故、これって本当にピアノ1台?という疑問さえ涌いて来ます。パーカッションも加わっているみたいに聴こえるのです。(実際はピアノ1台)

第48番でも、ピアノって電話や機関銃の音も出せるんだ~!といったほどの猛烈高速パッセージが凄い。ピアノがよく壊れないなあ、というほど。

どの曲も、凄い凄過ぎる!

現代音楽には暗く難解なイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、このナンカロウの作品はカラリと明るく、感覚的に楽しめる作品。オシャレでBGMなどにもとっても良いですよ。

このCD、愛聴盤確定!

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ショパン「ピアノ・ソナタ第2番《葬送》、第3番、幻想曲、舟歌、子守唄」ルービンシュタイン

2011-02-05 22:51:53 | Weblog
年末に購入したブルーレイレコーダーで録画出来なくなる不具合が発生し、今日修理に来て頂きました。

カミサンが操作している時に変なメッセージが出るようになったとのことで、サポートダイヤルで電話して修理の方が来ることになった次第。

家のレコーダー固有の問題だと思っておりました、サービスマンが来る迄は。

ところが、マシンそのものの不具合だそうで、対策ソフトのインストールで直りました。勿論、無料。

乗っている車の方も、先日リコールの案内が来てました。修理に出さねば。

台所と風呂場の水道のパッキンも壊れて来ていて水漏れがするので、修理を頼まなければならないし。

至るところ故障だらけであります。

アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)(RCA盤)

先日、(たぶん)凄いピアノ曲のCDを入手したのですが、今日はそれは温存し、穏当な所でルービンシュタインのショパンBOXから。

普段聴くことの少ない、王道中の王道ピアノ作曲家の王道中の王道演奏。

1.ピアノ・ソナタ第2番《葬送》
2.ピアノ・ソナタ第3番
3.幻想曲
4.舟歌
5.子守唄

2曲の華麗なソナタと、「雪の降る町を~」のメロディの「幻想曲」。そして優しい「子守唄」。

この中で、「舟歌」はもしかしたら初めて聴く曲かも。少なくとも意識して聴いた事は無い。

華やかなのだけれど、詩情溢れ柔らかで、さすがルービンシュタインのショパンは一世を風靡しただけあって素敵と思いました。

そして、決して色褪せていませんね。

ところで、Wikipediaに拠ると、ルービンシュタインは、ヴィラ=ロボス、チャベス、モンポウ、タンスマンなどの同時代作曲家から作品を献呈されていたのですね。知らなかった。

モンポウやタンスマンなど合いそうだけれど、録音あるのでしょうか?

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