golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

「紫のけむり―現代の弦楽四重奏曲」クロノスQ.

2010-08-11 23:36:10 | Weblog
今日から日曜日まで夏休みに入りました。

今年は旅行にも行かないし、基本的に家でのんびり致します。

普段なかなか聴けない長い組物のディスクも聴きたいと思っています。

クロノス・クァルテット(NONESUCH盤)

前からずっと欲しいと思いながら先送りになっていたディスク。昨日ディスクユニオン新宿店で210円で入手出来ました。待った甲斐?がありました。

クロノス・クァルテットのデビュー盤。ロック界の大スター、ジミ・ヘンドリックスの「紫のけむり」も入っていて話題になったディスクです。

・ピーター・スカルソープ(1929~):弦楽四重奏曲第8番
・アウリス・サリネン(1935~):弦楽四重奏曲第3番
・フィリップ・グラス(1937~):カンパニー
・コンロン・ナンカロウ(1912~1997):弦楽四重奏曲
・ジミ・ヘンドリックス(1942~1970):紫のけむり

このCDで一番聴きたかったのは、ヘンドリックスでもグラスでも無く、ナンカロウ。

人間では演奏不可能な自動演奏ピアノの為の超絶技巧作品があり、是非聴いてみたいと思っていた作曲家です。

しかし、この弦楽四重奏曲は意外に普通な印象。超絶技巧の曲を期待したけれどそう感じさせないのは、もしかしてクロノス・クァルテットが上手過ぎるから?

結構良いなと思ったのはスカルソープ。バルトークぽくて私には馴染み易い音楽。第4番の弦楽四重奏を思わせます。

それにしても、近現代の弦楽四重奏曲はバルトークの影響が大きい作品が結構あるのではないでしょうか?リゲティの作品でも影響を感じますし、ヒナステラの曲はもろ「アルゼンチンのバルトーク」ですし。

改めて、バルトークの偉大さを思いました。弦楽四重奏曲第4番は、私にとってこのジャンル最高峰です。(ベートーヴェンの15番と双璧)

サリネンは、インド音楽を思わせる瞑想的な雰囲気で開始され、伸びやかで開放的な気分が現われたり、抒情的であったり古典的な響きもあり聴き易い現代音楽。

グラスは、曲調はシリアスな感じでもありますが、ミニマルで安心して心地良く聴けます。

ヘンドリックスの「紫のけむり」は、編曲も上手く面白い現代音楽として楽しめます。

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セヴラック「セルダーニャ組曲、組曲《ラングドックにて》」マソ

2010-08-11 08:24:49 | Weblog
昨日は、午前中新宿まで外出したので昼食後ディスクユニオンに寄ってみました。

新宿ディスクユニオンのクラシック館って、今まで行ったこと無かったのですよね。場所もJR南口だと勘違いしていましたし…。

携帯で検索してまず本店へ。

ところが、フロア案内が7階までしか無いのに、クラシックは8階とある。

これ如何に?

クラシックは人気無いからフロア案内にも入れて貰えないのかなあ?(ヒガミ)、クラヲタは皆場所知っているから敢えて記載する必要無いのかな?

色々考えるが今一つ解せない。

良く案内を見ると、別の建物の8階と判明。

なんだ、紀伊國屋書店の隣じゃん!

新宿でも昔から一番馴染みのエリアですが、見落としておりました。

お茶の水店が一番大きいのだろうと勝手に思い込んでおりましたが、結構広くて在庫も一杯ありますね。

じっくりチェックしたいところですが、仕事中の昼休みで時間も無いので、箱に入った安売品から2枚のみ購入。

また今度来ましょう。

夕方は、仕事帰りに私用で渋谷へ。

タワレコもチェック。

欲しいCDがわんさかある!

でも今日は自重。ここのところ無駄な出費も多く赤字ですから。

ホルディ・マソ(ピアノ)(NAXOS盤)

デオダ・ド・セヴラック(1872~1921)はフランスの作曲家。未聴でしたが、先日自宅近くのブックオフで見付け買ってみました。250円也。

ダンディなどに師事した後、アルベニスの助手も勤めていたそうで、その為かフランス音楽でありながらスペイン音楽の香りも致します。

このCDには、それぞれ5曲からなる2つの組曲が収録されています。

「5つの絵画的練習曲」の副題も持つ「セルダーニャ組曲」
1.二輪馬車にて(セルダーニャへの到着)
2.祭り(プイグセルダの想い出)
3.遍歴楽師と落穂拾いの女(フォントロメウへの巡礼の想い出)
4.リィヴィアのキリスト像の前のらば引きたち(嘆き)
5.らば引きたちの帰還

組曲「ラングドックにて」
1.祭の農家をめざして
2.夕べの池のほとり
3.馬に乗って平原を
4.春の墓地の片隅
5.農家の市の日

遥か昔、中学生の時だったか、ドーデの「風車小屋便り」を読みました。

内容は村のちょっとした出来事の数々で風景描写などは殆ど無かったように記憶しておりますが、まだ見ぬ南フランスの田舎の風景が何故か目に浮かんだものです。

この音楽もそう。

必ずしも風景を描いた訳では無いのですが、抒情的で描写性もあり、陽光や地中海の風を想像させる親しみ易い曲調。BGMとして聴いても良いですね。

もっと聴かれて良い作曲家に思います。

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