昼休み、食事に外出したら、足がご不自由な様子の方が、この炎天下松葉杖でもの凄く速く歩いていらっしゃいました。
汗だくになる様子も無く、普通に歩くのよりも何倍ものスピードで。
翻って考えるに、昨年秋、肉離れで松葉杖を使っていた私は、ちょっと歩いただけで汗だく、息ぜいぜい。
全くもって、情けない状況だったなあ、と昨年の事を思い出しました。
アルテル・エゴ(STRADIVARIUS盤)
現代音楽のCDを色々欲しいのですが、レギュラー盤が中心なのが大きな悩み。
しかも、3,000円以上するCDとかも結構ある。
中古店にも欲しいCDがなかなか無いし、ましてブックオフで250円とかではまず手に入らない。
そんな中、本日帰宅途中覗いたショップのワゴンセールでこのディスクを発見。500円!でありました。
1.息の歌(バスフルートのための、1997年)
2.メモリー~尹伊桑の追憶に(ヴァイオリン、チェロとピアノのための、1996年)
3.ヴァーティカル・タイム・スタディⅠ(クラリネット、チェロとピアノのための、1992年)
4.鳥たちへの断章Ⅲ(笙(またはアコーディオン)とフルート(バス&ピッコロ)のための、1990年)
5.デュオ(ヴァイオリン、とチェロのための、1998年)
6.ピエール・ブーレーズのための俳句~75歳の誕生日に(ピアノのための、2000/2003)
以前、細川俊夫(1955~)の曲を取り上げたことがありました。(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/f6bf048f5db6ab014ee428219094b76b)
現代日本を代表する作曲家であり、色々聴いてみたいと思っておりました。
それが、イタリアの若手演奏家による素晴らしい録音が500円で入手出来るとはまさに福音。
室内楽6曲が収録されていますが、昨日の石桁真礼生作品と違ってバリバリの現代音楽。
いずれも、激しい音響と静寂が交互する音楽。
「息の歌」は、よほど強く息を吹き込むのか、フルートからどうしてこの様な音が出せるのか、ジェット機の飛ぶ様な音や弦楽器や打楽器の様な多彩な音が響き渡る音楽。
師である尹伊桑(ユン・イサン、1917~1995)に捧げられた「メモリー」は、チェロやピアノの離散的な力強い音の上に、蚊の鳴く様なヴァイオリンが聴こえる作品。
「ヴァーティカル・タイム・スタディⅠ」は、6曲の中でも特に印象的。緊張感孕む中に、3つの楽器の多彩な音が飛び交います。
「鳥たちへの断章Ⅲ」は、笙(しょう)ではなくここではアコーディオンが使われていますが、雅楽も感じさせる音楽。フルートの鳥も盛んに鳴きます。
「デュオ」は、ヴァイオリンとチェロによる真剣勝負を思わせます。
「ピエール・ブーレーズのための俳句」は、3分半ほどの短い作品。ピアノの短い離散的な響きがまさに俳句のよう。
いずれも、現代音楽の苦手な方には絶対受け入れられないタイプの音楽ですが、好き者にはとても面白い。
緊迫感溢れる音楽ながら、不思議な安らぎも感じるのが、独特の魅力でしょうか。
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汗だくになる様子も無く、普通に歩くのよりも何倍ものスピードで。
翻って考えるに、昨年秋、肉離れで松葉杖を使っていた私は、ちょっと歩いただけで汗だく、息ぜいぜい。
全くもって、情けない状況だったなあ、と昨年の事を思い出しました。
アルテル・エゴ(STRADIVARIUS盤)
現代音楽のCDを色々欲しいのですが、レギュラー盤が中心なのが大きな悩み。
しかも、3,000円以上するCDとかも結構ある。
中古店にも欲しいCDがなかなか無いし、ましてブックオフで250円とかではまず手に入らない。
そんな中、本日帰宅途中覗いたショップのワゴンセールでこのディスクを発見。500円!でありました。
1.息の歌(バスフルートのための、1997年)
2.メモリー~尹伊桑の追憶に(ヴァイオリン、チェロとピアノのための、1996年)
3.ヴァーティカル・タイム・スタディⅠ(クラリネット、チェロとピアノのための、1992年)
4.鳥たちへの断章Ⅲ(笙(またはアコーディオン)とフルート(バス&ピッコロ)のための、1990年)
5.デュオ(ヴァイオリン、とチェロのための、1998年)
6.ピエール・ブーレーズのための俳句~75歳の誕生日に(ピアノのための、2000/2003)
以前、細川俊夫(1955~)の曲を取り上げたことがありました。(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/f6bf048f5db6ab014ee428219094b76b)
現代日本を代表する作曲家であり、色々聴いてみたいと思っておりました。
それが、イタリアの若手演奏家による素晴らしい録音が500円で入手出来るとはまさに福音。
室内楽6曲が収録されていますが、昨日の石桁真礼生作品と違ってバリバリの現代音楽。
いずれも、激しい音響と静寂が交互する音楽。
「息の歌」は、よほど強く息を吹き込むのか、フルートからどうしてこの様な音が出せるのか、ジェット機の飛ぶ様な音や弦楽器や打楽器の様な多彩な音が響き渡る音楽。
師である尹伊桑(ユン・イサン、1917~1995)に捧げられた「メモリー」は、チェロやピアノの離散的な力強い音の上に、蚊の鳴く様なヴァイオリンが聴こえる作品。
「ヴァーティカル・タイム・スタディⅠ」は、6曲の中でも特に印象的。緊張感孕む中に、3つの楽器の多彩な音が飛び交います。
「鳥たちへの断章Ⅲ」は、笙(しょう)ではなくここではアコーディオンが使われていますが、雅楽も感じさせる音楽。フルートの鳥も盛んに鳴きます。
「デュオ」は、ヴァイオリンとチェロによる真剣勝負を思わせます。
「ピエール・ブーレーズのための俳句」は、3分半ほどの短い作品。ピアノの短い離散的な響きがまさに俳句のよう。
いずれも、現代音楽の苦手な方には絶対受け入れられないタイプの音楽ですが、好き者にはとても面白い。
緊迫感溢れる音楽ながら、不思議な安らぎも感じるのが、独特の魅力でしょうか。
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