だいぶ、秋の気配が感じられる様になって参りました。
午後、いつものようにゴルフスクールへ行ったのですが、練習場までの徒歩約30分の道程、炎天下でさぞ暑いだろうと思ったところ、それほどでも無い。
結構雲が出ていたこともありますが、意外に風が涼しい。やはり、お盆も過ぎ真夏の盛りとは違う。
日没後、外出すると今度は虫の音が。秋の虫達がたくさん鳴いておりました。
夏が終わってしまうのはちょっと寂しいけれど、もうすぐ「食欲の秋」!
って、猛暑の真夏でも全く食欲の落ちない私なのですが。(だから、メタボなんだろ!)
・チェロ・ソナタ第2番(1950/1964改訂):山崎伸子(チェロ)、浦壁信二(ピアノ)
・箏独奏による黙示(1973):砂崎知子(箏)
・ヴァイオリンとピアノによる黙示(1975):木野雅之(ヴァイオリン)、三輪郁(ピアノ)
・ポエティク[喪服]第Ⅱ部(1964/1972改訂):瀬山詠子(ソプラノ、女)、平野忠彦(バリトン、死)、東京芸術大学声楽科有志(合唱)、野口龍、小泉浩(フルート)、河野文昭(チェロ)、永島義男(コントラバス)、土田英介(ピアノ)、吉田円(ヴィブラフォン)、神谷百子、方波見智子、安江佐和子、宮本典子、加藤直美(マリンバ)、寺嶋陸也(指揮)
(Fontec盤)
昨日、図書館から借りて来たCD。
石桁真礼生(いしけた まれお、1915~1996)、初めて聴く作曲家。名前さえ知りませんでした。
東京芸大の教授を務められ、音楽学部学部長もされていた方。「楽典」の本も有名だそうですね。
このCDは、門下生達による追悼演奏会のライブ録音。
作曲年代の割には、比較的保守的な作風でしょうか。
「チェロ・ソナタ第2番」は、ロマン派か印象派に近く、フォーレやドビュッシーにも近い響きも感じます。
「箏独奏による黙示」は、箏が鳴り続けるが不思議な静寂も漂う音楽。
「ヴァイオリンとピアノによる黙示」、バルトークの無伴奏ヴァイオリン・ソナタとどことなく似た雰囲気。孤高の境地を感じさせる音楽で気に入りました。
ヴァイオリニスト海野義雄の求めで書かれた作品とのことで、旧ソ連(現エストニア)の首都タリンで1975年に初演との事。ひょっとして、この静謐で崇高な音楽をアルヴォ・ペルトも聴いたのかな、などとも想像してしまいます。
ポエティク[喪服]第Ⅱ部は、「喪服の女と、死者の男との対話」とのことで、大好きなシェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」を想起させる虚無感漂う音楽。エエですなあ~。
勿論、シェーンベルクの物真似である訳は無く、日本語の音韻を活かした音楽。
「ちを ふきださせたい」
「カラ カラ カラ カラ」といった言葉の繰り返しでの盛り上げや、最後に独唱者、合唱皆が笑い作り上げるクライマックスなど印象的な場面も多い。
図書館で何気に手にしたCDですが、なかなか面白い曲が聴けました。
色々聴いてみたいと思っている日本人作曲家、素晴らしい音楽がまだまだ色々ありそうです。
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午後、いつものようにゴルフスクールへ行ったのですが、練習場までの徒歩約30分の道程、炎天下でさぞ暑いだろうと思ったところ、それほどでも無い。
結構雲が出ていたこともありますが、意外に風が涼しい。やはり、お盆も過ぎ真夏の盛りとは違う。
日没後、外出すると今度は虫の音が。秋の虫達がたくさん鳴いておりました。
夏が終わってしまうのはちょっと寂しいけれど、もうすぐ「食欲の秋」!
って、猛暑の真夏でも全く食欲の落ちない私なのですが。(だから、メタボなんだろ!)
・チェロ・ソナタ第2番(1950/1964改訂):山崎伸子(チェロ)、浦壁信二(ピアノ)
・箏独奏による黙示(1973):砂崎知子(箏)
・ヴァイオリンとピアノによる黙示(1975):木野雅之(ヴァイオリン)、三輪郁(ピアノ)
・ポエティク[喪服]第Ⅱ部(1964/1972改訂):瀬山詠子(ソプラノ、女)、平野忠彦(バリトン、死)、東京芸術大学声楽科有志(合唱)、野口龍、小泉浩(フルート)、河野文昭(チェロ)、永島義男(コントラバス)、土田英介(ピアノ)、吉田円(ヴィブラフォン)、神谷百子、方波見智子、安江佐和子、宮本典子、加藤直美(マリンバ)、寺嶋陸也(指揮)
(Fontec盤)
昨日、図書館から借りて来たCD。
石桁真礼生(いしけた まれお、1915~1996)、初めて聴く作曲家。名前さえ知りませんでした。
東京芸大の教授を務められ、音楽学部学部長もされていた方。「楽典」の本も有名だそうですね。
このCDは、門下生達による追悼演奏会のライブ録音。
作曲年代の割には、比較的保守的な作風でしょうか。
「チェロ・ソナタ第2番」は、ロマン派か印象派に近く、フォーレやドビュッシーにも近い響きも感じます。
「箏独奏による黙示」は、箏が鳴り続けるが不思議な静寂も漂う音楽。
「ヴァイオリンとピアノによる黙示」、バルトークの無伴奏ヴァイオリン・ソナタとどことなく似た雰囲気。孤高の境地を感じさせる音楽で気に入りました。
ヴァイオリニスト海野義雄の求めで書かれた作品とのことで、旧ソ連(現エストニア)の首都タリンで1975年に初演との事。ひょっとして、この静謐で崇高な音楽をアルヴォ・ペルトも聴いたのかな、などとも想像してしまいます。
ポエティク[喪服]第Ⅱ部は、「喪服の女と、死者の男との対話」とのことで、大好きなシェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」を想起させる虚無感漂う音楽。エエですなあ~。
勿論、シェーンベルクの物真似である訳は無く、日本語の音韻を活かした音楽。
「ちを ふきださせたい」
「カラ カラ カラ カラ」といった言葉の繰り返しでの盛り上げや、最後に独唱者、合唱皆が笑い作り上げるクライマックスなど印象的な場面も多い。
図書館で何気に手にしたCDですが、なかなか面白い曲が聴けました。
色々聴いてみたいと思っている日本人作曲家、素晴らしい音楽がまだまだ色々ありそうです。
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