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株価上昇は2020年まで続く!?

2014-07-23 10:25:02 | Weblog
まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「東京の路線価は6年ぶりに全体で上昇し、場所によっては9.7%も上昇したところがあったようですが、不動産に投資したい?したくない?投資するとすれば何に投資する?」では・・・

 1位:投資したくない 45%
 2位:投資したい/REITなどの証券化商品に投資する 18%
  〃:すでに十分投資しているので様子見 18%
  〃:分からない 18%

 ということになりました。1位は「投資したくない」という冷静なものですね。回答の約半数を占めました。筆者自身も概ね同感です。上昇している地点はあくまで一部分で、全国的にはまだ地価は下落傾向が続いています。

 さらにこれから人口減少時代が待っているわけで、長期投資にも懸念・不安を感じます。

 だとすると数年の単位で売買するイメージとなりますが、そうした短期・中期売買に最も向かないのが不動産ですね。売買にかなりのコストがかかりますし、そもそも買い手がつかなければ売ることもままなりません。

 であれば・・・前回のコラムでもご案内したようにREITを活用して「短期・中期売買と割り切って、値下がりしそうになったら売却し手仕舞う」というのが良さそうです。

 ちなみにREITに関しては、日本の場合、その主要プレイヤーの多くが不動産会社の系列会社となっており、「融通取引」「不透明取引」の温床になっているのではないかと危惧しておりました。

 不動産会社が採算のよい物件をREIT会社に売却するとは思えませんし、むしろ採算の悪い物件や価格上昇の見込みが薄い物件をREIT会社に押し込む強い誘引が働くからですね。

 しかしJ-REITが始まって10年以上が経ちますが、今のところそうした不適切な取引はあまり問題となっていないように感じます。単にまだ表面化していないだけかもしれませんが、当事者はみなサラリーマンであることや、親会社の多くが上場企業であること、そして金融庁が相応ににらみをきかせていることなどが抑止力となっているのかもしれませんね。

 もしそうだとすれば、日本の投資家は投資先の高い順法意識から多大なる恩恵を受けていると言えるのかもしれません。少し性善説すぎるかもしれませんが。

 ちなみに筆者自身はすでにJ-REITに(グローバルREITにも、ですが)、十分投資しているので、むしろ売却のタイミングを探っている状態です。

 では投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。投票は8月16日まで。

〔投票〕http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1055

〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=838



            --- Ginkou ---

長期株高 条件は整う インフラ・設備 刷新期に

http://www.nikkei.com

 「日本株は歴史的な大相場になる可能性がある。20年に日経平均株価が3万円になるような」。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の嶋中雄二・景気循環研究所長は予想する。その根拠は、周期の異なる4つの景気波動が14年にそろって上向きとなるためだ。各波動はそれぞれ提唱した学者らの名にちなんで呼ばれる。

 4つの波が上向き、大きな転換点となるのは今回が3回目だ。1回目は1904年。日露戦争、第1次世界大戦を経て、16年あたりまで景気が拡大した。2回目は57年前後。神武景気、岩戸景気、東京五輪をはさんで67年のいざなぎ景気あたりまで続いた。

 超長期の波は、道路や鉄道などインフラ関連投資のサイクルを示す。アベノミクス2本目の矢である機動的な財政出動により、50年ぶりに日本は本格的なインフラ整備に乗り出す。長期の波は住宅・商工業施設への投資に起因する。2020年に開かれる東京五輪に向け、マンションやオフィスビルなどの建設が続く。

 企業の設備投資に基づく中期の波は、日本の経営者がようやく攻めの姿勢を取り戻し、国内で工場建設などに動き出したことを映す。さらに08年のリーマン・ショック後に続いてきた在庫調整も一巡。企業は在庫の積み増しに動き出し、短期の波も上向いてきた。

 4つの投資サイクルが景気拡大を後押ししたのは米国でも同じ。黄金の1960年代と呼ばれたケネディ、ジョンソン大統領の時代や、80年代のレーガン政権の頃だ。日本のアベノミクスも「投資サイクルが重なるというマクロ経済の追い風があるから成功するだろう」(嶋中氏)。

 さらに市場関係者が注目するのが高齢化社会に向けた投資だ。20年のパラリンピックに備え、障害者にやさしい都市づくりをすれば、そのまま高齢者にやさしい都市づくりにつながる。コモンズ投信の伊井哲朗社長は「バリアフリー、ヒートアイランド対策、電気自動車など高齢者や障害者らのニーズの高い銘柄に注目している」と語る。

 海外の短期投資家は株価に即効性のある追加金融緩和に注目してきたが、長期投資家は成長戦略が着実に実行されるかどうかを注目する。法人税率の引き下げなど具体的な政策を、ぶれることなく実行する必要がある。

 ※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

            --- Ginkou ---


 ここ数ヶ月、日本の株価は上がったり下がったりを繰り返し、完全にレンジ相場に入った感がありますね。過去1年の日経平均の推移を見るとこのようになっています。

 

 過熱感は全く感じられませんね・・・昨年の大幅上昇がウソのようですが、急激な上昇は急激な下落を招くわけで、こうしたスピード調整は長期的な株価上昇のためにはむしろ好ましいと言えます。

 一方、気になるのが海外株式の上昇ですね。世界の投資と金融と経済の中心であるアメリカの株価はこのようになっています。

 

 この1年間で順調すぎるほど上昇しているのですね!さらにもう少し尺度を伸ばして期間5年で見てみるとこうです。

 

 こちらはより上昇傾向が鮮明で、S&P500は1,000ポイントから2,000ポイントへ、5年間で2倍になったことが分かります。もちろんその前のリーマンショックで株価が半値になったわけですから、実態としては「上昇」というより「回復」に近いのかもしれませんが、さすがに「出来すぎ」の感はあります。

 他方、リーマンショックの後に「希望の星」となった新興国の株価は同じく5年間でこのように推移しています。

 

 ここまで紆余曲折はあったものの、こちらもここ数ヶ月で再度、上昇気流に乗り始めた感がありますね。

 つまりは世界の株式相場は今のところ順風満帆なわけで、投資家としては歓迎すべきことではありますが・・・リーマンショック経験者からすれば、上昇に勢いがつけばつくほど、いつ破裂するかが気になってしまいます。

 その株価破裂を占う最も確かで信頼のおける指標はアメリカの金利です。簡単に言えば景気が過熱し始めれば金利も上昇し始めるわけですが、アメリカの金利が上昇し始めるためには、金融緩和によって金利を大きく引き下げているアメリカの中央銀行であるFRBが、その金融緩和を縮小・終了させ、さらには利上げに踏み切る必要があります。

 それくらい景気に対するFRBの影響力は大きいわけですが、最近、FRBは利上げに関する見通しを発信し、地ならしを始めていますね。具体的には来年=2015年に利上げに踏み切り、いよいよアメリカの金利が上昇し始める可能性が高くなっているわけですね。

 逆に言えば2015年までは安心して株式投資できるともいえるのかもしれませんが、それ以降は景気は過熱期に入り佳境を迎えていくことになります。つまりは株価上昇の終わりが近づいてくるわけですね。

 つまりアメリカの利上げは今回の株価上昇の「終わりの始まり」となるのです。まだ先の話ではありますが、アメリカの金融政策に関するニュースにはご注意ください。

 加えてもう1つ、株式市場の「終わりの始まり」を体感的に感じさせるものとしては、「株価上昇を正当化させるトンデモ説」が出てくることですね。「今回の株価上昇はこれまでと違う」といった、「今度は違う」という論調がその基本スタイルですが、もちろん実際の結果は歴史が証明しているように「今度も同じだった」というものです。

 それと同列・・・というと怒られてしまうかもしれませんが、上記記事でも今回の株価上昇は「周期の異なる4つの景気波動が14年にそろって上向きとなる」ために「今回の上げ相場は2020年あたりまで続く息の長いものになる」という説が紹介されています。

 これもまぁ・・・極めて論拠の薄いものですよね。

 そもそもこの4つの周期が重なったのは過去2回しかないとのことですね。さすがに3~4回は再現されないと説得力はありません

 さらに今回の株価上昇は2009年のリーマンショック後から始まってもうかれこれ6年目に入っています。上記の通り「終わりの始まり」が始まろうとしているタイミングで「ここから上向きになる」といわれてもピンと来ませんね。

 100歩譲って、仮にこの説が正しいとしても2020年まで続く根拠にはなりませんね。

 ということでこうした主張の中身よりも、こうした主張が日経新聞に掲載され始めたことに注目ですね。

 今のところ上記の通り、日本の株価は足踏みを続けており、そうした間はバブルが膨らむことはないとは思いますが、一方、今後株価が上昇すれば、数多くのこうした眉唾な理論が出てくることになります。

 騙されないようにする、というよりも、こうした説が増えれば増えるほど今回の株価上昇の「終わりの始まり」を示唆するわけで、過熱のパラメーターとして積極的に利用したいものですね。

 では今回の読者アンケートは、「周期の異なる4つの景気波動が2014年にそろって上向きとなるため、今回の日本株の上げ相場は2020年あたりまで続く息の長いものになるとの指摘もあるようですが、あなたは上げ相場はいつまで続くと思う?」でいきましょう。投票は8月23日まで。

■周期の異なる4つの景気波動が2014年にそろって上向きとなるため、今回の日本株の上げ相場は2020年あたりまで続く息の長いものになるとの指摘もあるようですが、あなたは上げ相場はいつまで続くと思う?(8月23日まで)
 http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1057







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