まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「DODAが実施したアンケートによると、22~34歳(平均28.8歳)の平均貯蓄額は338万円とのことですが、多いと思う?少ないと思う?」では・・・
1位:妥当だと思う 37%
2位:年齢の割りに少ないと思う 34%
3位:年齢の割りに多いと思う 28%
となりました。面白いくらいに均等に分かれましたね!一応、1位は「妥当だと思う」ですが、2位・3位との差は少なく、ほぼ1/3ずつに分かれた形となります。
妥当かどうかの判断は、恐らく自分自身の経験や貯金額をベースにしていると思いますので、これはつまり、それだけ貯金額は「多い人もいれば少ない人もいる」ということを示唆しているのでしょうね。
その認識が正しいとすれば、「貯金の平均額はあまりあてにならない」という言い方もできるかもしれません。平均付近に多く分布しているのではなく、実際には残高が少ない人から多い人まで幅広く分布しているというこですね。実際に平均値に近い貯金を保有している人は多くないということになります。
一方で、上記の通り3つの選択肢がキレイに1/3ずつ分かれたということは、とは言いつつ「平均値としては正しい」ことになりますね。28.8歳で338万円・・・統計的には「年齢の割りにはやや多い」という水準ではないかと思いますが、アンケートの結果がそうならないということは・・・当サイトのユーザーの方は比較的、真面目に貯金されているということですかね?
だとすると、すばらしいことだと思います。貯金はもちろん、ないよりあった方がいいに決まっていますからね。
しかし28.8歳と言えば、社会人になってまだ7年弱ということで、恐らく収入や年収は似たり寄ったり、それほど大きな差はないのではないかと思いますが、その時点ですでに貯金額に大きな開きがあるのだとすれば・・・40代・50代になったときの貯金の差は驚くべきものになっているのでしょうね。
「平均値」にどこまでの意味があるかはさておき、貯金が「平均値」を下回る方は早めに家計の収支改善をオススメしたいと思います。
では投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。
〔投票〕http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=853
〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=663
さて今回は、二択型FXについて。
--- Ginkou ---
急増の二択型FX、業界が自主規制へ
http://www.nikkei.com/
外国為替証拠金(FX)取引業界は相場の方向感や到達水準を予想して投資する二択型FXの自主規制に乗り出す。分かりやすく手軽な投資先として人気だが、金融庁は「数分後の上げ・下げを予想するだけなら賭博と同じだ」と問題視している。自主規制によって当局の批判をかわし、成長分野を温存する思惑もありそうだ。
二択型FXは、特定の時点の相場水準や上昇・下落を予想して投資する。例えば「○時○分の円相場は現在より高いか安いか」「○円○銭に到達するかしないか」を予想する。予想が当たれば一定の利益を手にするが、外れると投資額を失う。4~6月期の売買高は1613億円と前年同期の11倍に急拡大している。
自主規制は1日に投資できる回数や総額に上限を設けたり、予想期間を最短で1時間後に制限したりする案が浮上している。
〔 出典:日本経済新聞 〕
--- Ginkou ---
為替は最近、70円台後半ですっかり落ち着いた感がありますが、こうした状況では外貨の取引は増えるのでしょうか?
歴史的な円高水準にあるのは間違いないものの、この水準を見慣れてしまうと、やっぱり外貨で運用しようという気は薄れてしまうのでしょうね。円高になるにせよ、円安になるにせよ、やはり為替レートに動きがあった方が、外貨の取引は盛り上がるのではないかと思います。
そんなわけで代表的な外貨取引の1つであるFXの取引量も少し落ちついているのではないでしょうか。
ということでFXの取引所であるくりっく365が公表している取引額を見てみると、昨年の11月から取引額が急減しているようですね。4月までの数字なので5月以降、回復している可能性はありますが・・・。
やはり全体的にはFX取引が落ち着いているのは間違いなさそうです。もちろん、そうした状況は、ますます競争が激しくなっているFX業界では完全な逆風ですね。
そんな中、急速に拡大している新たなFXサービスがあるようで、それが「二択型FX」です。筆者もあまり詳しくありませんが、上記記事の通り「○時○分の円相場は現在より高いか安いか」といったシンプルな選択をするだけでFX取引ができる、というもののようです。
もちろん、FXは通貨に投資するものなので、投資の結果としては上がるか下がるかの二択しかないわけですが、いつ、どの通貨を、どのように購入し、どのように売却するかで、投資判断が分かれてきます。
それが投資の醍醐味でもあるのですが、一方でそうした投資判断が煩わしいのも事実ですし、そもそもFXでは、たとえば円高に賭ける場合、外貨を買えばよいのかそれとも売ればよいのか、それすら初心者にはハードルが低くないと言えるかもしれません。
とするとこのような「○時○分の円相場は現在より高いか安いか」という設問に答える取引スタイルは分かりやすいですし、一定の需要があるのは分かります。
ただ「勝ち負け」がはっきり出る分、ギャンブル性が高くなるというか、「熱くなってしまう」可能性が高いのも事実なのでしょうね。筆者もハマればハマりそうです・・・。
そうした投機性を気にしてか、記事内で書かれているように金融庁からはすでに「数分後の上げ・下げを予想するだけなら賭博と同じだ」と問題視しているようですね。投資家保護の観点から、投機性を薄めようという姿勢は理解できます。
しかし。
そもそも投資が値上がり益を積極的に求めるものである以上、投機的な要素が含まれるのは必然です。投機と投資の間に明確な線引きなどありません。とすると、ここまではよくて、ここからはダメ、というような規制にはあまりなじみません。
加えて。
こうした規制の話が出てくるといつも思うのですが、ではなぜFXはダメで、競馬や競艇、競輪はいいのでしょう?もちろんこれらの公営ギャンブルは立派な賭博です。
サッカーくじのtotoもそう。
そして賭博と言えば、最もひどいのは宝くじですね。宝くじは売り上げの半分近くを国や関係機関が召し上げ、購入者への還元率は極めて低いです。こんな詐欺まがいの商売が許されているのですから困ったものです。
ということでFXに対する規制の話がでてくるたびに、FX愛好家ではない筆者でも「なぜFXだけ?」と疑問を感じるわけですが、もういっそのことFXは「これは投機です」と大々的に路線変更してしまうのも手ですね(笑)。
上記の通り、投資とギャンブルに明確な線引きはできませんが、仮に「ギャンブルだ」と割り切れば、これほど公平で、良心的で、手数料の低い賭博はありません。
それはまぁ極論かもしれませんが、投機性を薄めようという姿勢は理解できるものの、FXだけを目の敵にするのはやはり不公平だと感じるのは筆者だけですかね?
では今回の読者アンケートは、「○時○分の円相場は現在より高いか安いか、といったシンプルな選択に答えるだけで取引ができる二択型FXが人気のようですが、魅力的?魅力的ではない?」でいきましょう。11月10日まで。
■○時○分の円相場は現在より高いか安いか、といったシンプルな選択に答えるだけで取引ができる二択型FXが人気のようですが、魅力的?魅力的ではない?(11月10日まで)
http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=855
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