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中国発の金融危機は起こる?

2015-09-02 13:11:55 | Weblog
まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「世界で大幅に株価が下落する世界同時株安の状態ですが、あなたの対応は?」では・・・

 1位:投資残高あり/投資する 47%
 2位:投資残高あり/何もしない・様子見 36%
 3位:投資残高なし/何もしない・様子見 10%
 4位:投資残高なし/投資する 5%

 ということになりました。1位は「投資残高あり/投資する」で約5割ですね!想像以上に強気の回答となりました。4位の「投資残高なし/投資する」も加えれば、過半数の方が「投資する」と答えたことになります。

 そのように「投資のチャンス」と思わせるくらいに見事な株価の下落であり、その後の株価回復だったわけですが、しかし一度あることは二度あるわけで、昨日の日経平均株価は何と724円も下げたようですね!株価推移をチェックしてみるとこうなっています。

 

 ドンと下がったあとそれなりに回復したものの、それをほぼ帳消しにするレベルまで下がったということですね。節目は18,000円という感じでしょうか?これを下回るようであれば新たな下落局面がやって来そうです。ちなみに本日の日経平均株価は18,300円台となっており・・・なかなか微妙な水準です。

 ちなみにアメリカの株価はと言うとこういう感じですね。

 

 足元では全く同じ動きです。「世界同時株安」の所以ですね・・・と言うより日本の株式市場の方が早く開くことを考えれば「東京発の世界同時株安」という側面があるのかもしれません。

 もちろんそれはスタートとしての「東京発」であり、原因としての「東京発」ではないわけですが。

 それはともかくとして上記のような株価推移をベースにすれば今のところ投資で勝っている人はほとんどいないでしょうね。

 しかしながらバフェット氏のように金融危機時に大胆な投資を決めて巨額のリターンを挙げた人もいます。今回の投資の是非が分かるのはやはり1ヶ月以上先となるのでしょう。投資をされた方は焦らずじっくり腰を据えて取り組んでいただければと思います。

 「絶対上がる!」と思い込んでご自分としては巨額の投資をされた方にはよい引き時かもしれませんが・・・。

 ちなみに筆者はもう完全に様子見です。投資信託中心のポートフォリオでは突然の下げに全く対応できません。やはり「良い時に売る」が基本ですね。再度肝に銘じたいと思います。実際に行うのはなかなか難しそうですが。

 ではアンケートへの投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。アンケートは9月26日まで。

〔投票〕http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1179

〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=956



            --- Ginkou ---

日経平均急落、724円安

http://www.nikkei.com

 
 1日の東京株式市場で日経平均株価が大幅に続落し、前日比724円(3.84%)安の1万8165円で取引を終えた。下落幅は今年3番目の大きさ。中国の景気減速を嫌気し、リスク資産である株式を手放す動きが強まった。アジア市場の全面安を受け、欧米でも株価が下落。米ダウ工業株30種平均は3日続落で始まり、下げ幅は一時400ドルを超えた。

 東京市場では朝方から幅広い銘柄に売りが先行した。取引開始後に中国が発表した8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が半年ぶりに50を下回り、景況感の悪化が鮮明になった。中国・上海株が下落すると、日経平均は下げ幅を一段と広げた。上海総合指数の終値は1%安だった。欧米市場でもドイツ、フランスなど主要な株価指数の下げが目立っている。

〔 出典:日本経済新聞 〕

            --- Ginkou ---


 先週に引き続き「世界同時株安」についてですが、先週のこの時点で底入れされたように見えた世界の株価は実はまだまだ落ち着いていなかったようで、残念ながら今週に入ってもドッサリ下落しているのは申し上げた通りです。

 本日の前引けは+143円とプラスを維持していますが、プラス幅はわずかであり予断は許しません。ぜひこのまま踏ん張ってプラスで終わってほしいものですが・・・どうなるでしょうか。

 個人的にはなぜこのタイミングで株安が起きたのかよく分からない、というのは前回のコラムでもご案内しましたが、ただ大きな背景となっているものの1つに中国経済の変調があるのは間違いありません。中国の高度成長が人件費の高騰などによって終焉を迎えつつある、ということです。

 さらに一人っ子政策などの影響で、中国で急速に少子高齢化が進むのは確実ですので、再び高度成長路線に戻れる可能性はほぼゼロです。要するに急速に「日本化」しているわけですね。悪い意味ですが・・・。

 となるとリーマンショック後の世界経済は中国の成長に助けられてきた面がありますので、それがなくなれば大きな転機となるのは間違いありません。

 特に影響を受けるのは中国の「爆買い」の恩恵を受けてきた資源国ですね。資源国は新興国が中心ですので、つまり中国経済の減速は新興国全体の減速となってきます。実際、世界の株価の中でも新興国の株価は特に下落傾向が著しく、「中国ショック」をモロに受けていることが分かります。新興国の株価推移はこうですね。

 

 その中国自身の株価も結構なボリュームで反映されているのだと思いますが、5月には1,600近くあった指数が足元では1,250程度まで低下していることが分かります。つまり2割以上低下しているわけですね!筆者も次回のポートフォリオ時価の集計が恐ろしいです・・・心の準備だけはしておかないと。

 新興国の株価で言うともう1つネガティブ要因になっているのが9月や12月と目されているアメリカの利上げですね。9月と言えばもう今月ですが。

 アメリカの金利が上がれば新興国の株式市場に投資されていたリスクマネーの一部がアメリカに還流することにより、相応のダメージを与えると言われています。

 ただ中国経済のスローダウンにしてもアメリカの利上げにしても1年前から指摘されていたことであり、やはりなぜこのタイミングでリスクが表面化してきたのかはよく分かりませんし、実はそうした外部環境と今回の株価下落の間に直接的な因果関係が全くない可能性すらありますが、とは言いつつマーケット関係者がそれらを結びつけるのであればそれが「正解」となってきます。結局、実際に株を売買するのはそのマーケット関係者だからですね。

 加えて中国リスクはそのマーケット関係者の肝を冷やすのに十分なだけの迫力があります。何と言っても世界2位の経済大国ですからね。コケた時の規模がケタ違いです。

 かく言う筆者も中国のエセ元本保証商品である「理財商品」の残高が130兆円と聞いて次の金融危機は絶対、中国発に違いない!と思ったものでした。

 ただ一方で。

 金融危機はみんなが思うところで発生するのかと言われるとそれは違うと思います。全くサプライズがありませんし、金融当局も金融機関も相応に対策を進めると思うからです。とりあえず金融システムさえ健全であれば金融危機は起こりません・・・おそらく。

 とすると次の金融危機は中国発ではない、ということになるのでしょうか?

 奇しくも概ね10年周期で起きてきた金融危機ですが、順当に行けば2018年あたりがターゲットになってきます。そのリスクの大きさからすればやはり中国がその最右翼ということになりそうですが、はたして中国発の金融危機は起こるのでしょうか?そしてそれはいつになるのでしょうか?

 少なくとも足元の世界同時株安がそのプロローグではないことを祈りたいと思います・・・。

 ということで今回の読者アンケートは、「世界同時株安が止まりませんが、中国発の金融危機は起こる?起こるとすればいつ?」でいきましょう。投票は10月2日まで。

■世界同時株安が止まりませんが、中国発の金融危機は起こる?起こるとすればいつ?(10月2日まで)
 http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1181







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